スケッチ旅行でお世話になった先生の作品が展示されると聞き、『日本スケッチ画会展』をスケッチ仲間と観に出かけた。
この会は、以前にも聞いていたが、展示会を観たのは 初めてである。
主として関東地区で指導的な立場で活躍されている画家の会と聞いていたが、実際に約200点近い作品を拝見して そのレベルの高さには驚いた。
そのキャリアと感性によるものと思うが、我々が愛好する水彩スケッチ分野でこれ程の作品を一同に会して見れたのも、初めてだった。
歴史的な有名画家の作品もいいが、この会のような作品は、我々愛好者が 描いてみたいと願っている目標的な画が多く、身近に感じて 何度観ても飽きないですばらしい。
会員の方々の多くは、サラリーマンを引退後に趣味から高じて卓越した技術を得て、今は指導的な立場で 描いておられるそうだ。
全ての作品が、透明水彩という一致した画であるが、それぞれに個性溢れる作品が多く、色合いや筆の運びなど、学ぶところが多い。
そんな中で、元会社で大変お世話になった大先輩にお会いしたのには、ビックリだった。
伺えば、現役リタイア後に本格的に 描いておられるそうで、その作品も 元会社の近くの風景作品があり、画風もお人柄を感じるすばらしい作品であった。
感動を秘めながら、仲間と共に会食すべくレストランへ向った。
東京湾のレインボーブリッジやお台場が、眼下に拡がっていて、素晴らしい眺望であった。
生憎の曇り空で、星空や中秋の名月観賞は出来なかったが、久し振りにスケッチポイントや水彩談義などを語りながら、時を忘れて美味しいデイナーをいただいた。
外に出てみたら、丁度 今人気沸騰している東京湾納涼船のクルージングが終わって竹芝桟橋に着岸したときで、多くの納涼船客と一緒になった。
浴衣姿でダンシングを売りに、若者に人気があるそうで、夏を過ぎた小雨模様の夜には、
不釣合いの光景であった。