今年も日本最大の自転車ショーである『サイクルモード2009』in幕張メッセが始まり、朝から出かけてきた。
海浜幕張に着いてみると、臨時列車かと勘違いするほど、満員に近い客は、雪崩のようにホームに流れ、
メッセ会場へと押しかけ、ここでもブームを反映して、会場内はむせ返るような雰囲気である。
特に、入口で行われていた、試乗するための資格届けには、毎年の事であるが長い列が出来ていて、
各社のニューモデルへの期待の大きさが伺えた。
会場に入り真っ先にマイカーのTERKブースへと走ると、さすがに人気車とあって、メインブースを陣取り、
多くのサイクリストで埋まっていた。
先の知人の開店セレモニーでお会いしたマウンテンバイク(MTB)の創始者のゲーリーフィッシャー氏と再会して、その時の記念写真にサインをいただき感激した。
フィッシャー氏が新規に考案開発されたというロードバイクがひと際目を引いており、人気車となっていた。
会場には、人気ブランド車の試乗コースが設定されているが、人気車にはブース前に長い列が出来ており、
人気の高いバイクには、約1時間待ちだそうである。
今年は、会場を例年の1.5倍に広げて、試乗コースをたっぷり取ってあり人気が高さにも繋がっている。
今年のツールドフランスで活躍した別府・新城選手に今中氏のツール三銃士のバトルトークショーも予定されおり、どれほどの人気を呼ぶのか、想像すらできない。
WILIERブースでは、これまたツールドフランスで活躍した、クネゴ選手のサイン会にも長い行列である。
人気ブランドのブースを一回りしたが、どのブースでもそれぞれに力が入っており、日本におけるマーケットへの期待が伺えた。
さらに驚いたのは、カーボンやチタン製が注目される中で、手づくりの木製バイクだった。
全て手作りのMade in JAPANで、強度もあり重量も軽くて乗り心地は良いそうだ。
フランスの自転車ショーでも注目されて2万?の値がついたと言われているそうだ。
また、アクセサリーやサイクルウエアにも物凄い盛り上がりで、ここでもサイクルブームが想像以上に高いようで、女性コーナーの華やかさが目立っていた。
サイクルブームに乗り遅れまいとする来場者も多いそうで、ビギナーの試乗レッスンコーナーや
メインテナンスの実演コーナーにも、黒だかりの人山が出来ており、予定外の実演まで行われていた。
試乗コースでは、ニューモデルを快調に乗りこなす人や、キッズコーナーでも普通なら三輪車の年齢かと思われるキッズが、メットをかぶりロードバイクのハンドルさばきもお見事である。
まさしく日本のサイクル文化も欧州並に近付いてきたかと感じるが、マナーコーナーでの事故例から見る限りまだまだ課題は多いようだ。
自動車ショーが景気低迷の影響をうけて淋しいと聞いていたが、自転車ショーは、まだまだ熱いムードが一杯である。