各地でイルミネーションのイベントが開催されているが、丸の内界隈を散策して「光の都」に陶酔した。
今年で4回目となり、毎年訪れているが、今年も丸の内仲通り、皇居和田倉・馬場先濠、和田倉噴水公園に、光の祭典『光都東京ライトピア』が行われている。
今年のコンセプトは、 『地球・環境・平和』だそうで、LEDなど様々な創造が表現されていた。
丸の内仲通りでは、「フラワーファンタジア」が開催されており、鮮やかな色とりどりのフラワーがライトアップを受けて光と川の演出が素晴らしい。
ブランド店のデイスプレーも見事であったが、通りを飾るファンタジックなデコレーションには叶わない。
今年のテーマは、「自然との共生」だそうである。
さらに、和田倉門へ進むと皇居外苑のお掘では石垣に光の雲を描いた「アート・インスタレーション」が美しく、白色LEDの光がお堀の水面に映る光景が輝いていた。
皇居外苑のお堀は、江戸城の名残を留める特別史跡で、日比谷から続く石垣の光の雲は素晴らしい。
最後に、和田倉噴水公園に着くと、『アンビエント・キャンドル(明かり絵)』が、噴水周り一杯に輝き、
鳩山首相や石原都知事、加山雄三など著名人や千代田区の小学生が描いたメッセージや絵は温かみが感じられた。
公園内では、全ての明りが消されており、暗闇をそぞろ歩きで進むが、人混みが激しく中々前に進まない状況だった。
ようやく和田倉門に戻ると、これも環境にやさしいベロタクシー(自転車タクシー)も、イルミネーションを輝かせて人気を呼んでいたようだ。
人出は昨年より多いように思えたが、演出そのものは、経済不況のせいだろうか、照明も木暮も淋しく感じていた。