師走に入り前日の小春日和から一転して、木枯らしも吹く寒い日となったこの日、
「山の会」の仲間と鎌倉天園コースにクロスカントリー&ハイキングへ出かけてきた。
早朝の風は冷たく躊躇しながら、北鎌倉の明月院までは久し振りにポタリングしたが容赦なく頬を叩かれた。
明月院奥の天園コースの取り付きにバイクを置いて、仲間の待つこの日のスタート地点の金沢文庫へと
アップしながらクロスカントリーで天園コースを走るが、さすがに朝早いのでハイカーの姿はなかった。
建長寺上を過ぎて天園に着く頃には、行き交うハイカーもあり、クロカンを楽しんでいるランナーとも出会う。
やはり、走るにはハイカーが多く出てくる時間帯では、走れる状況にはならないのだ。
天園の茶屋付近では、もみじの紅葉がまだ見頃で、美しかった。
瑞泉寺への分岐点付近では、なんとマウンテンバイク(MTB)で走るライダーに出会ったが、
横浜港南台から尾根道を走って来られたそうで、しばし、立ち話でエールを送った。
横浜との市境を過ぎて尾瀬道を走り、金沢自然公園へと枯葉を踏みながら歩を進め、
階段の上り下りしながら足裏にはいい感触が伝わって来る。
自然公園内では、しだの森など素晴らしい自然が保たれており、もみじの紅葉が残っていた。
北鎌倉の天園コースに取り付いてから丁度1時間弱で、仲間との待ち合わせ場所の「ののはな館」に到着。
自然公園には、初めての訪問であるが、金沢文庫方面を見下ろす眺めは、すばらしく、快晴であれば海の眺めは最高だろう。
しばしの休憩で、仲間たちと合流して来た道をハイキングして戻るが、同じ路かと思えないほど、
行き交うハイカーが多くなっていた。
約1時間半で天園に辿り着き、大平山下の広場で昼食の時間を過ごした。
この広場ではいつもの事ながら、この時期でも多くのハイカーのグループやランナーで車座が見られた。
我がグループも、前日から準備されたという『キムチ鍋』で空腹を満たしながら暖をとって休息した。
準備された食材を見てビックリ・・・・肉団子に始まり、牡蠣、お餅、うどん、椎茸、ひめじ、白菜などなど、
出てくる出てくる凄い量で、前日に仕込んでおいたそうだ。
となりのハイカーから「あれ・・鍋をやってるぞ~」と羨ましがられたが、一杯もやりながら全て仲間のお腹に詰め込まれた。
また、大平山では、外国人ランナーの約20名のグループのトレイルランに出くわしたが、横浜港南台から、走ってきたそうだ。
満腹のお腹にムチを入れて、建長寺上を経由して、明月院の取り付きまで戻り、初冬のクロカン&ハイキングを無事終えた。
このコースは、短いながら変化が多く、クロカンで走るには素晴らしいコースであるが、休日には如何にもハイカーが多すぎて、走れない。