大暑を過ぎても猛暑がいつまで続くのか?と思いつつ、この日も海岸コースを避けて木陰が多い里山コースへ向かった。
ケヤキ通りの木陰を走り小出川沿いの散策路に出ると、緑豊かな田園風景が拡がっており、オニユリなど色とりどりの夏の花が癒してくれます。
竹林の中の農道に入り、木漏れ日が射す路を走ると鳥やセミの鳴き声だけが聞こえる静寂の世界が続いていました。
竹林を抜けて一般道へ出てしばらくで、暗い路面に突然思わぬ恐怖に見舞われたが、何と足元には約全長50cm程の蛇の出迎えに・・・ ビックリ~
思わず飛び上がって逃げていたが、大の蛇嫌いには心臓が止まるほどの恐怖感を覚え、静かに近づくと頭をこちらに向けて威嚇する姿勢には、逆らわずに退いて退散していた。
小出川散策路に戻ると青い空をバックに、直径30Cmもあろうかという大輪のひまわりが映えていましたが、太陽の恵みを浴びて「如何にも 我こそは ひまわりだ~」 と君臨しているようで、暑さが倍加して感じるようでした。
また、沿道には栗を栽培している農家が多く見かけられ、いつの間にか青いトゲのあるイガに包まれて大きく育っており、たわわに実り枝も折れよと垂れ下がっていました。
近くの懇意にしている農家の果樹園を訪ねて一休みし、藤沢名産のぶどうである「藤稔」の今年の収穫状況などを聞いてみると、太陽の陽と気温に恵まれて期待に応えられそうであるが、雨なしが続いているので、水撒きが大変だそうです。
収穫時期を間近に控えて、大きくなった房が垂れ下がっていました。
創業300年を超える地元の有名な農家だそうですが、いろいろ苦労話を聞いてから竹林や先祖代々のお墓に参拝させてもらったが、伝統の重さが伝わってきます。
この日は、獲れたて西瓜のカメハメハを見せてもらったが、フットボールのようなユニークな姿をしており食感も抜群だそうですが、担いで走れないのでまたの日にして、丸茄子を土産にといただき帰路についた。
帰りのコースでは、陽も高くなり容赦なく照りつける中をくたばりながら歩を進めたが、炎天下に夏の花「百日紅」が鮮やかな濃い桃色で王女の風格を示しているようです・・・
家を出た時には姿が見えなかった富士山も雲間から顔を出して激を与えてくれましたが、丁度この時間には、我が走友達があの霊峰の頂き目指して「富士登山駅伝競走」で頑張っているのだと思いながら、元気を振るいたてて真夏のジョグを終えた。