夏のフィナーレを告げると言われる浅草サンバ・カーニバルに久しぶりに出かけてみました。
三社祭や深川八幡祭りと並んで東京下町の最大のお祭りである「浅草サンバ・カーニバル」は、下町江戸っ子には堪らない夏祭りだと聞いているが、現役時代は長く下町との縁がありあの夏の祭典は、大変な魅力を感じてきた。
今回は、過っての職場の同僚が参加すると聞いていたので、何年ぶりかで出かけてきたが、11時過ぎに浅草雷門に着いた時には、パレード周辺は身動き取れない程の観客で驚き見る場所の確保も出来なかった。
パレードスタートまで約2時間は、浅草寺へ避難して待機していたが、境内や隅田公園周辺などは、スカイツリーブームと昨年の3.11による開催中止で2年ぶりのパレードには、炎天下の会場周辺は、約60万人の人出だったそうである。
パレードのスタート前に、浅草寺境内では飾り山車(アレゴリア)が一同に会して組み立て準備の最終調整中でしたが、依然と比べると その飾りも豪華で大型になっており、それぞれのチームの工夫が見られ、踊りと共に影の苦労が見られました。
スタートが近づくと浅草寺周辺は、大音響が大空を突き破るように鳴り響き、熱気が浅草の街を包んでいました。
スタート時間に合わせてスタート地点の馬道通りの二天門前へ移動すると、こちらも歩道はビッチリと人で埋まっており、何とか日陰のスポットで元同僚のチームのスタートまで、先のチームのパフォーマンスを見ながら暑さを凌いで待つこと約1時間半・・・
今年は、4グループに分かれて26チームが、その華やかな衣装や踊りなどのコンテストで競い合うが、S1・S2リーグ18チームは大規模のチームで見応えがありました。
同僚のチームもS1リーグで毎年参加しているようで、その衣装や踊り、アレゴリアも実にユニークである。
必死に同僚を探しながら追いかけるが、遂にその姿を見つけることは出来なかった・・・・
どのチームにも、リオ・カーニバルに負けないような本場のダンサーの姿も見られ、さすがに日本人ダンサーと比べると、体形も踊りのダイナミックさ、衣裳の華やかさは抜群で、コンテストにも大きなインパクトを与えているのだろう・・・
馬道通りから人垣を掻き分けながらやっとの思いで雷門通りへ出ると、最大のパフォーマンス・スポットとなっており、各チームは一段と音響のボリュームを上げて陽気なダンシングが披露されて、熱狂的な雰囲気に包まれていました。
雷門前からスカイツリーを望む最大の撮影ポイントでは、観衆とダンサーが一体となって、セクシーダンスが繰り広げられて、暑さを忘れる時が流れていたようだ。
コンテストの結果も気になっていたが、残念ながら審査結果では上位の確保は逃したようで、昨年に続いて、横浜野毛チームが優勝したようで、優勝賞金をゲットされたが、聞けば参加してパフォーマンスを演じるには、大変な元手がかかっている?そうですね・・・
夏祭りは、日本独特の伝統の良さがあり、よさこい踊りや阿波踊りなど各地で夏の祭典が開催せているが、今こそ祭を通じて元気を取り戻し、互いの絆を強めてこの国の難局を乗り切っていかねばならないと思いつつ、暑くて長い一日を送っていた。