67回目の終戦記念日を迎えたこの日、今年も例年通り靖国神社や戦没者墓苑に参拝してきました。
今年は、早めに着いていたが、メトロ九段下から地上へ向かうと、大鳥居までの道路では既に機動隊の厳重な警備が行われていました。
大鳥居前では、親子の狛犬や風格ある狛犬が迎えてくれますが、特にこの日は靖国神社のどの門にある狛犬も大きさもポーズもどこか風格を感じるほどでした。
参道を進み神門までには、既に多くの参拝者で賑わっていましたが、能楽堂前の広場には白鳩の「放鳩式」の準備が進められており、300羽の白鳩が飛立ちを待っていました。
「放鳩式」は、純白の鳩を大空に放ち、英霊に感謝の意を表す式で、参拝者が誰でも白鳩を手に抱き、宮司の発声に合わせて「ありがとう 」・・「ありがとう 」・・の言葉を唱和して一斉に飛び立っていた。
小さな子供たちも怖そうに抱いていたが、一斉に放たれた後には、感激した人もあり、鳩を見上げながら拍手が止まなかった・・・
飛立った白鳩を見送って拝殿へと向かう列に並んだが、神門から長い列が出来ており、参拝まで約30分をかかってようやく英霊に参拝することができましたが、境内には地方からツアーバスで見える団体参拝客も本当に多かったようです。
参拝後、軍犬慰霊像やパール博士顕彰碑、護国海防艦碑などを見ていたが、その頃靖国会館には国会議員が続々と参拝に訪れていたようで、厳重な警備が行われていました。
この日は、超党派の議員が参拝していたようですが、閣僚は2人のみだったそうで、中韓の威嚇に怯えたのだろうか???都知事のように堂々と参拝して欲しいものである。
参拝後、第二鳥居前の石灯籠前では、戦地での生き残りだと言われる元兵士の方が、元米国兵?と和やかに交流が行われていたが、じっくりと話を聞きたいほどでしたが実に印象的な光景でした。
この後、千鳥ヶ淵戦没者墓苑へと回り、軍人・一般人の約350万人の御霊が祀られている六角堂で献花をして参拝させていただいた。
丁度参拝が終わった頃に、官房長官や野田総理が相次いで参拝に訪れられたが、周辺はものものしい警備となり、しばし、墓苑から身動きが取れないほどでしたが、昨年も元菅総理が訪れたときに遭遇していたことを想い出していた。
時を同じくして尖閣諸島では不法入国騒ぎが起こり竹島でも騒動が起きて、日本の主権が脅かされているが、弱体化したこの国を舐められているとしか思えない。我が国ももっと毅然とした態度を取って欲しいと思いが募る一日となっていた。