575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

音の力について

2006年01月15日 | Weblog
金子兜太の
「俳句の作り方が面白いほどわかる本」
を読んでいます。

 勉強から始めないで、まず作ること。
 作った句を口ずさんでいるうちに
 いいなと思う句と、そうでない句が分かってくる。

と、ありました。

いいなと感ずるポイントに音の持つ効果が、
あるように思いました。

 

そこで、復習。

 S音で爽やかさを感じ、
 T音で確かさを感じ
 H音で開放され、
 N音で癒され
 K音で鼓舞される。

怪獣の名はなぜガギグゲゴなのか (黒川伊保子より)


  けし提げて喧嘩の中を通りけり  一茶

芥子の花を提げて喧嘩の中を粋がって通る様子が
K音とT音の力で伝わってきますね。

 句のような粋な男は絶滅したようですね。  遅足の蛇足




コメント (4)
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