初句会の兼題は「一月」。自由詠もあります。
一月も何はともあれ過ぎにけり
女房とじっとしている睦月かな
陽を透いて幼女の肌や冬椿
睦月から吉は上々古希近し
一月や白ふんどしに水奔る
一月のお堂で女写経する
一月の水にぶつかる水の音
眉白き二日の才蔵目出度けれ
初春や昭和九年の母の腹
一月の鴨ゆったりと泳ぎゆく
一月や双子誕生との便り
一月や梢に宿るいのちかな
一月の白地の目立つ手帳かな
一月の蝶かたむきて落ちにけり
一月の行事したたか西東
白鳥や海に恋われて白からむ
一月の小島の句碑の山頭火
上流の水が眩しい下流域
さて、どの句がお気に入りでしょうか?
ありましたら、コメント下さい。
遅