「昭和の集う」という七文字だけでたくさんの景が浮かんできますね。
人であったり調度品であったり雰囲気であったり、多くのものが具現化されて
喫茶店のざわめきや匂いまで感じさせてくれるようです。
殿さま:年配者が集うレトロな喫茶店が浮かびます。やがて「喫茶店」も死語となるのでしょうか。
竹葉さん:「昭和の」で集っている人は中高年、服は地味、喫茶店も薄暗がりの小さな木造。。色々懐かしさを覚える句です。
須美さん: 昭和の時代を過ごした人も物も集っているレトロな喫茶店。その時代には何とも思わなかったが不思議に今になってみると長閑に感じる。
亜子さん:昭和を生きた人たちの余生でしょうか?高齢者が喫茶店でおしゃべりしている様子。それは長閑といえば長閑だがきっといろんな問題をかかえていることと思います。でもそんなことを忘れさせてくれる心安らぐ時間。
遅足さんもとられました。
私のイメージする昭和は、映画「三丁目の夕日」のように郷愁を感じさせる時代。
何の不安もなく明日を夢見て過ごした子ども時代は、テレビも全盛で子供向けの番組も大人が真剣に作ってくれていたように思います。
当時のアニメや、特撮ものの怪獣やウルトラマン・仮面ライダー・・(今も健在ですが)カラフルな色に満ち溢れていました。
ただ忘れてならないのは、始まりが「戦争」という暗黒のスタートをきったこと。
ふるさとが焦土と化し大変な犠牲と悲しみにくれました。
取り返しのつかない悔恨が戦後の復興と繁栄の原動力となり、世界と肩を並べるまでになりましたが、
そこには平和を希求する思いと日々の暮らしを大切にしようという思いが、今より強くベースにあったように思います。
「昭和」と一文字違いの「令和」という時代。
どんな色に塗られどんなものが集まっていくのでしょうか。
今のところ 長閑・・ とは言えませんね。 郁子