三年ぶり行動規制のないお正月
故郷で久しぶりに家族とお節料理をいただいたり、懐かしい人と再会した方も多かったのではないでしょうか。
この句の魅力ですが「雪温し」がいいですね。景色だけでなく友と一緒の時間や空間も想像させます。おしゃべりの尽きない親密で温かい時間が流れていたことでしょう。
結宇さん 懐かしい古里の雪が暖かく見える。 いいですね。 現実かどうかわかりませんが、そんな気分にさせてくれるのが、ふるさとなんでしょうね。
須美さん: 友と見る故郷の山は雪さえ温かくするのでしょうか。幸せな句。
麗子さん:「温し」が春の季語かと思いましたが、同郷の友人と見る景色は山の雪でさえ温かく感じられることに私の心も温かくなりました。
ひょっとしてその場にいらしたかもの佐保子さんもとっていらっしゃいますし、私もいただきました。
親友、竹馬の友はその存在自体が故郷ですね。
久しぶりの再会は作者のこころをほぐし、温かく満たしてくれたのではないでしょうか。
575の会は2023年に突入です。今年も秀句、佳句がたくさん登場すると思います。
「詠み手(作者)」の思いとその句を味わう側である「読み手」の解釈が合わさって一句に深みと広がりが生まれます。
今年もコメントを紹介していきますのでどうぞ雄弁な感想をよろしくお願いします。 郁子