575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

初句会の投句が揃いました。

2023年01月17日 | Weblog

ちょっと難しかった兼題の「御降り」。新年の意気込みが伝わる力作が揃いました。明日の結果をお楽しみに。

2023年1月題詠「御降り」

  1. 竹しなる御降りの白たわわかな 
  2. 御降りや昭和の匂ふ蛇の目傘 
  3. 御降りのありがたみ削ぐジャンプ傘 
  4. 御降りと共に友来て立ち話 
  5. おさがりや「あさこはうす」へ続く道 
  6. 御降りは神のいたずら今朝の恋 
  7. 御降りや黒木の鳥居鎮まりぬ 
  8. 御降りや御籤くくる指赤し 
  9. 御降りにねぐら急ぐか番鳥(つがいどり)
  10. 御降りや梢に光る玉となり 
  11. 御降りやはな緒に慣れぬ歩みして 
  12. 御降りや自宅療養音は無し 

自由題

  1. 初詣甘酒もらふ車椅子   
  2. 三ヶ日静かな音の中に過ぎ 
  3. マッチ擦る炎一閃年明くる 
  4. 寒林へ一閃残し夕日かな  
  5. ひげ当たりベッドの上に年迎え 
  6. 初空の四方に祈る母といて 
  7. 寒鰤や育ちし海の碧纏ふ 
  8. 実南天雫に映るおかめ顔 
  9. 双六の賽の目またもふりだしに 
  10. 新成人足袋の履けないド派手爪 
  11. 悩む君未来への春すぐそこに 

 

コメント
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