575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

2023年初句会「御降り」結果発表!

2023年01月18日 | Weblog

2023年1月題詠「御降り」

  1. 竹しなる御降りの白たわわかな (泉)竹葉 麗子 晴代 郁子
  2. 御降りや昭和の匂ふ蛇の目傘 (亜子)結宇 遅足
  3. 御降りのありがたみ削ぐジャンプ傘 (能登)
  4. 御降りと共に友来て立ち話 (佐保子)遅足
  5. おさがりや「あさこはうす」へ続く道 (千香子)遅足 佐保子
  6. 御降りは神のいたずら今朝の恋 (遅足)泉 能登 亜子
  7. 御降りや黒木の鳥居鎮まりぬ (郁子)竹葉 須美 佐保子 泉 千香子
  8. 御降りや御籤くくる指赤し (竹葉)麗子 須美 結宇 佐保子 泉 晴代 能登
  9. 御降りにねぐら急ぐか番鳥(つがいどり)(結宇)千香子 亜子
  10. 御降りや梢に光る玉となり (麗子)竹葉 晴代 千香子 郁子 能登
  11. 御降りやはな緒に慣れぬ歩みして (晴代)須美 結宇 亜子
  12. 御降りや自宅療養音は無し (須美)麗子 郁子

 

 

自由題

  1. 初詣甘酒もらふ車椅子 (佐保子)結宇 遅足 千香子 能登 亜子
  2. 三ヶ日静かな音の中に過ぎ (晴代)佐保子 泉
  3. マッチ擦る炎一閃年明くる (亜子)竹葉 麗子 郁子
  4. 寒林へ一閃残し夕日かな  (千香子)佐保子 泉 晴代 亜子
  5. ひげ当たりベッドの上に年迎え (結宇)須美 千香子 能登
  6. 初空の四方に祈る母といて (麗子)竹葉 須美
  7. 寒鰤や育ちし海の碧纏ふ (能登)麗子 須美 結宇 遅足 佐保子 晴代 郁子
  8. 実南天雫に映るおかめ顔 (竹葉)結宇 遅足 晴代
  9. 双六の賽の目またもふりだしに (郁子)麗子 能登
  10. 新成人足袋の履けないド派手爪 (須美)泉 千香子 郁子 亜子
  11. 悩む君未来への春すぐそこに (泉)竹葉

   

       

新年にふさわしい兼題「御降り」に素敵な句が集まりました。

題詠トップは 竹葉さん

自由題は  能登さんでした。おめでとうございます 

 

コメント (4)
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