お花見日和が続きます。今年は桜も桃も同時開花で春爛漫です。庭にはたんぽぽもいっぱい咲いています。
亜子さんから「孫の俳句は難しいが、これは孫との会話をそのまま詠んでべたべたした感じがしない。たんぽぽは花びらがたくさんあるのに五弁花とは。何歳くらいのお孫さんが教えてくれたのでしょうか?」というコメントがありました。
私も、この句の五弁花というのはどういう感じかわからなかったのでちょっと調べてみました。
たんぽぽの花は朝に開き夕方に閉じるそうです。花は三日連続して規則的に開閉するそうです。舌状花と呼ばれる小さな花が円盤状に集まって頭花を形成しているので頭花が一つの花のように見えるとのこと。舌状花ひとつに五つの花びらをつけるということなのでそういうことをお孫さんはおっしゃったのだと思います。博学のお孫さんですね。
改めて庭に出てたんぽぽを摘んでみました。確かにガクは五枚です。よく見ると不思議な花です。たくさんの花びら達。占いをした懐かしい思い出も。
おわるおわらないたんぽぽの花うらない 千香子
能登さん:技巧を凝らした佳句。ひらがなの効果、字余りののびのび感、句全体の優しさ感等々。
何の終わりを占ったのでしょうか?ひらがなが本当に効いていますね。
花びらをじっと見つめる春の朝です。よい一日をお過ごし下さい。麗子