ようやく水も温みお米を研ぐのも辛くなくなりました。でも冬場の台所仕事のお水は冷たいです。
お米を研ぐという毎日の何気ない営みの中の佳句。水道の蛇口から細く尖る水。中七の「水の尖りて」に余寒がうまく表現されていると思いました。
皆さんのコメントです。
能登さん:「水の尖りて」がいい。
晴代さん:水の尖りがとても季語を立ててます。
結宇さん:春とはいえ、水仕事をする女性が気づく点ですね。 男の我々には、風呂の温さに甘えるくらいですが。
須美さん:水の尖りてが良い。冷たさが感じられる。
泉さん: 無洗米やあまり研がなくてもよい米もある中で、米を研ぐ様子はなつかしい。
★★★
そうですね!無洗米というものがありました(笑)
作者の亜子さんは、冬の水の冷たさを「刺す」という言葉ではじめ考えられたそうですが「尖りて」に推敲されたそうです。この「尖る」という言葉がこの句のポイントとなりました。今日も20度越えとか。お米もゆっくり研げますね。 麗子