575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

七月 日傘句会 結果発表!

2023年07月19日 | Weblog

2023年7月「日傘」

  1. 愛されるとはモネの日傘の淑女立つ (容子)  麗子
  2. 日傘より光あふれるモネ婦人 (能登) 竹葉 泉
  3. 残されし日々の日傘を惜しみけり  (亜子) 童子 晴代 千香子 遅足
  4. 日傘さす晴雨兼用常となり (須美) 郁子
  5. 白日傘丁寧に閉づ妹の墓前(童子) 須美 能登 千香子 佐保子
  6. 灼熱や日傘の香り祖母の顔 (泉) 竹葉
  7. 街の熱ひだに折り込む日傘かな (晴代) 須美 容子 能登 麗子 郁子 佐保子 亜子 泉
  8. 保護者会きりりとたたむ黒日傘 (千香子) 容子 能登 童子 麗子 晴代 遅足 亜子
  9. 日は真上日傘ぱちんと日の中へ (竹葉) 須美 晴代 郁子
  10. 海風に大パラソルのひしめけり (佐保子) 泉
  11. 尾張野の空に日傘をひらきけり  (遅足) 容子 千香子 亜子
  12. 武家屋敷静かに日傘進みけり (麗子) 童子 遅足
  13. 遠き日や日傘傾け笑う君 (郁子) 竹葉 佐保子

自由題

  1. 向日葵にチリンと合図ヘルメット (郁子) 須美 麗子   竹葉 千香子 亜子 泉
  2. どしゃ降りの夏列車でラ・カンパネラ(童子) 郁子
  3. あの夏よ坩堝の町の本屋消ゆ (容子) 須美 能登 晴代 亜子 泉
  4. 名も知らぬ路傍の花や夏の露 (亜子)
  5. 目の合いしこだぬきまさか夏の庭 (千香子) 童子 遅足 佐保子
  6. 来訪のわけにはふれず百合の蕊 (晴代) 能登 竹葉 童子 麗子 郁子 遅足 佐保子
  7. まとひ来るまだ来る蛍闇無音 (竹葉)
  8. 板敷の床の昼寝の肌触  (佐保子) 容子 千香子 晴代 泉
  9. 病む人のやや重たげな夏蒲団 (麗子) 須美 容子 童子 千香子 郁子 晴代 亜子
  10. ほぼ白寿スイカ頼りの日々となり (須美)  容子 能登 竹葉
  11. 七夕や百歳の母夢で会う (泉)
  12. まっさおな日傘をたたむ神(おとこ)かな (遅足) 麗子 佐保子
  13. 夏帽子孫の頭や我に似て (能登) 遅足

       

   

  いかがでしたか? 

頭がぼんやりするほどの暑さの中での日傘メール句会でしたが 秀句がたくさん集まりました。 

  トップ賞は 兼題が  晴代さん

  自由題は  晴代さん麗子さんでした。

おめでとうございます!!   

コメント
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