夏から一足飛びに冬になってしまうのか?と思わせる気候。紅葉を愛でる暇もなく、もう落葉溜まりをそこかしこで見かけます。
このままでは秋の味覚を満喫する前に鍋の季節ですか!もう少ししみじみ、ほっこりとした小春時間を味わいたいもの。
大切な人の思い出を詠んだ能登さんの句にたくさんの票が入りました。
童子さん:今は一緒にご飯を食べることが出来ない。たまたま今夜だけか、事情により別居中か、はたまた亡くなったひとへの想いか…
切ない想像が尽きない、肌寒くなったこの頃にしっくりくる句です。
晴代さん:秋刀魚のお好きだった(?)方を偲んでいるのでしょうか。
亜子さん:サンマを一人で食べている。以前は二人で食べていたのに今は一人で食べている。やりたいこと、話したいことがいっぱいあったはずと心残りがある。
容子さん:秋刀魚が好きな男性、多いですね。"気配"を感じた切なさと嬉しさと。
他に須美さん、竹葉さん、佐保子さんもとられました。
秋刀魚の食べ方もその人の個性が出るものです。
ごちそうさまのあとは、頭と背骨一本のみの綺麗な解体図が皿に描かれたかもしれません。
「想いを食す」という表現がいいですね。亡き人を偲びながらも生きている限りは食べねばなりません。
居ぬひととはどんな方だったでしょうか。 郁子