575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

秋の朝若きヘジャブら老健より  千香子

2023年11月16日 | Weblog

ヘジャブとはヒジャブともいいます。イスラム教徒の女性が頭髪を隠すために用いるスカーフ状の布。そのヘジャブを被った若き女性たちが、秋の朝、介護老人保健施設から出て来たとのこと。泊まり勤務を終えたのでしょうか。。。言葉の壁を乗り越え日本で働くアジア女性が増えています。その朝の一瞬を切り取った時事句とも言える千香子さんの句。「ヘジャブ」が新鮮で、「老健」という言葉が時代を象徴しています。映像が浮かびました。父の入院していた病院でもインドネシアの看護師さんたちがたくさん働いていました。

今の介護現場は海外の方の手がないとまわっていかない状況の様です。新しく建物が建つとそれは介護施設ということが多いですね。うちの老親もデイケアでお世話になっています。

最期まで家で過ごせればそれに越したことはありませんが、長寿社会ではなかなかそうもいきません。介護保険が出来ていろんなサービスを受けられる今の世の中は恵まれていると思います。最初は嫌がっていた義母も今はデイに行くのが楽しみになっており、父も入浴、書道とそれなりに週2回のデイサービスが曜日感覚と気分転換になっているようです。

毎朝、数台のデイケアの送えの車と遭遇します。離れた老親のことを思い、「どうぞ今日も一日ご安全に」と祈っています。麗子

コメント (1)
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