575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

被災地に そそぐ月光 寒夜かな   麗子

2020年02月02日 | Weblog


月光と寒夜が季重なりでは、という殿様の指摘。
次のようにしては、という句は。

 「被災地の 止まりし刻の 寒夜かな」

月光をすてています。
これはこれで良い句ですが、作者の意図から離れてしまいます。
それでは改作です。
月光をなんとか使ってみたいのですが。
主なる季語「寒夜」を邪魔せずに・・・。
一番簡単なのは語順を変えて

 被災地に月光そそぐ寒夜かな

これでも十分ですが、少し言葉を飾って

 被災地へ月光惜しみなき寒夜 

なんとか寒夜を「主」。
月光を「従」にしたつもりですが・・・。
問題は寒夜という季語が生き返ったかという点にあります。遅足

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胃カメラの画像じっくり寒夜半 晴代

2020年02月01日 | Weblog
医師から手渡された胃カメラの写真。
なんともありません、と言われたましたが、
改めて見なおしています。
しんと冷え込んだ夜です。春はすぐそこに。

はじめて自分の胃のなかを様子をみた時のショック。
異次元の世界に迷い込んだような気分でした。
人も犬も猫も一本の管、であると。
口と管とお尻でできている!
これで恋もし子も産み、生きているそうです。

「バリウムの 喉越しにある 寒夜かな」

殿様の句です。
昼間の検査を思い出しての句でしょうか?
それとも寒夜の検査でしょうか。遅足
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寒中お見舞い申し上げます。 麗

2020年02月01日 | Weblog


寒中お見舞い申し上げます。

先週末、入院している母がインフルエンザにかかり、
肺炎も併発しているとのことで大阪に見舞いに行きました。
微熱とたんがとれず苦しそうでしたが、少し話は出来ました。
母の病室の壁に父の字で「寒中見舞」の半紙が貼ってありました。
2日デイサービスに通っている父は、時々施設で習字をしているとのこと。
施設のスタッフの方に「愛妻」とか「愛しの妻」とか書かせられると父は嘆いていました(笑)

肺炎も怖いけど、インフルエンザも流行っています。
皆様、なんとかこの冬も乗り切りたいですね。
春はもうすぐです。

病室に父の文字あり春隣  麗子
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