日本男道記

ある日本男子の生き様

初恋 小林旭

2012年03月15日 | 抒情歌
初恋 小林旭

まだあげ初めし前髪の 林檎のもとに見えしとき
前にさしたる花櫛の 花ある君と思ひけり


やさしく白き手をのべて 林檎をわれにあたへしは
薄紅の秋の実に 人こひ初めしはじめなり


わがこゝろなきためいきの その髪の毛にかゝるとき
たのしき恋の盃を 君が情に酌みしかな

からたちの花(Maki Mori)

2011年12月29日 | 抒情歌
からたちの花(Maki Mori)

からたちの花が咲いたよ
白い白い花が咲いたよ

からたちのとげはいたいよ
青い青い針のとげだよ

からたちは畑(はた)の垣根よ
いつもいつもとおる道だよ

からたちも秋はみのるよ
まろいまろい金のたまだよ

からたちのそばで泣いたよ
みんなみんなやさしかったよ

からたちの花が咲いたよ
白い白い花が咲いたよ


『花言葉の唄』倍賞千恵子

2011年12月22日 | 抒情歌
『花言葉の唄』倍賞千恵子

西條八十 作詞
池田不二男 作曲
昭和11年

可愛い蕾よ きれいな夢よ
乙女ごころに よく似た花よ
咲けよ咲け咲け 朝露夜露
咲いたらあげましょ あの人に

風に笑うて 小雨に泣いて
なにを夢みる 朝花夜花
色は七色 想いは十色
咲いたらあげましょ あの人に

白い花なら 別れの涙
紅い花なら うれしい心
青い花なら 悲しい心
咲いたらあげましょ あの人に

城ケ島の雨・森繁久彌

2011年12月08日 | 抒情歌
城ケ島の雨・森繁久彌
                                     詩:北原白秋
曲:梁田貞(ヤナダ テイ)

雨はふるふる 城ヶ島の磯に
利休鼠の 雨がふる

雨は真珠か 夜明けの霧か
それともわたしの 忍び泣き

舟はゆくゆく 通り矢のはなを
濡れて帆上げた ぬしの舟

ええ 舟は櫓でやる
櫓は唄でやる
唄は船頭さんの 心意気

雨はふるふる 日はうす曇る
舟はゆくゆく 帆がかすむ