日本男道記

ある日本男子の生き様

江尻(三保遠望)

2010年02月28日 | 広重東海道五十三次
19・江尻(三保遠望)
江尻は今の清水市である。興津から四.三粁。画題に「三保遠望」とあるように、江尻の港は有名な三保松原で扼された良港で、しかもこの風景絶佳の展望は、久能山・日本平あたりからのものであろう。この絵は完全な風景画である。ただ広重は、彼独特の色彩と構図の処理によってこの風景画を自分のものとしている。画面はほとんどが海である。その海を、近景では港の風情で、中景は入江に突き出ている三保の松原で変化をもたせて湾内の帆船で風情を持たせ、遠景は愛鷹山らしい山なみの遠望から霞を隔てた海上とし、数多くの帆影で静かな海上の賑やかさを見せている。
三保の松原には、この辺の漁夫が天人の羽衣を拾ったという、「羽衣」の伝説があり、この地は三保が崎ともいわれ、海中につき出た岬で、ここの松原が美しく、駿河湾・富士山・伊豆の山々の遠望は大景観として有名である。

絵の出典:食るり愉るり知多半島

※歌川 広重(うたがわ ひろしげ、寛政9年(1797年) - 安政5年9月6日(1858年10月12日)
浮世絵師。江戸の町火消しの安藤家に生まれ家督を継ぎ、その後に浮世絵師となったが 現代広く呼ばれる安藤広重(あんどう ひろしげ)なる名前は使用しておらず、浮世絵師としては歌川広重が正しいと言える。
天保3年(1832年)秋、広重は幕府の行列(御馬進献の使)に加わって上洛(京都まで東海道往復の旅)する機会を得たとされる。天保4年(1833年)には傑作といわれる『東海道五十三次絵』が生まれた。この作品は遠近法が用いられ、風や雨を感じさせる立体的な描写など、絵そのものの良さに加えて、当時の人々があこがれた外の世界を垣間見る手段としても、大変好評を博した。
なお、つてを頼って幕府の行列に加えてもらったとの伝承が伝わるが、実際には旅行をしていないのではないかという説もある[2]。 また、司馬江漢の洋画を換骨奪胎して制作したという説もある。

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

Daily Vocabulary(2010/02/28)

2010年02月28日 | Daily Vocabulary
8946.court(~を求める、法廷、宮廷)
A wise man never courts danger.
8947.rate(見積もられる、~評価する、割合、相場、速度)
I rate enthusiasm even proffesional skill.
8948.prime(最盛期、主要な、最高位の)
Our prime goal is to open up the foreign sales channel.
8949.director(管理者、重役、取締役、演出家、映画監督)
The director is now making an adventure movie.
8950.release(釈放する、公表する、放棄する)
The president released from jail after three years.
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銀二貫

2010年02月27日 | 読書日記
銀二貫
高田 郁
幻冬舎

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【一口紹介】
◆内容(「BOOK」データベースより)◆
大坂天満の寒天問屋、井川屋の主・和助は、仇討ちで父を亡くした鶴之輔を銀二貫で救う。
大火で消失した天満宮再建のために、工面した大金だった。
引きとられた少年は松吉と改め、商人としての厳しい躾と生活に耐えていく。
番頭善次郎、丁稚梅吉、評判の料理人嘉平とその愛娘真帆ら人情厚い人々に支えられ、松吉は新たな寒天作りを志すが、その矢先またもや大火が大坂の町を焼き払い、真帆は顔半面に火傷を負い姿を消す…。

【読んだ理由】
「八朔の雪」に続く高田 郁作品。

【印象に残った一行】
通常、大阪の商家では奉公人が本名で呼ばれることはない。丁稚の間は語尾に「吉」、手代になると「七」、番頭で「助」がつく。それゆえ本名が鶴之輔ならば、丁稚の間は「鶴吉」。手代になって「鶴七」、番頭になれば「鶴助」というのが順当な名称であった。

殿様の出来が悪いと、家臣が苦労する。
店主の出来が悪いと、奉公人が苦労する。
【コメント】
松吉と真帆が最後に結ばれた時は本当に嬉しかった。小説好きの方、すべての方にお勧めする。

 



Daily Vocabulary(2010/02/27)

2010年02月27日 | Daily Vocabulary
8941.official(高官、官僚、当局、公式)
One of official language of Singapore is English.
8942.even(~をたいらにする、平らな、同一の、~でさえ)
Even Monkeys fall from trees.
8943.company(会社、仲間、交流)
I am encouraged by your company.
8944.president(大統領、社長、総裁、学長)
The company president had a private plane.
8945.troop(隊を組んで歩く、軍隊、兵士)
Our troop drove the enemy into the sea.
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香具山は・・・巻一・一三 天智天皇

2010年02月26日 | 万葉集

香具山は・・・巻一・一三 天智天皇
「香具山は 畝火ををしと 耳梨と 相あらそひき 神代より かくにあるらし 古昔も 然にあれこそ うつせみも 嬬を あらそふらしき」

校訂原点(漢字)
「高山波 雲根火雄男志等 耳梨與 相諍競伎 神代従 如此尒有良之 古昔母 然尒有許曽 虚蝉毛 嬬乎 相挌良思吉」

現代語訳
「香具山は、男らしい畝傍山をめぐり、耳成山と争った。神の時代からこのような争いはあったらしい。 昔もそうなのだから、今の世の人も、恋人をめぐって争いをするのだろう」

Daily Vocabulary(2010/02/26)

2010年02月26日 | Daily Vocabulary
8936.out of necessity(必要に迫られて)
He was working in Austraria,so,he learned English out of necessity.
8937.go about(~に取り掛かる)
Now I must go about my work.
8938.increase in(~増加)
There has been a standing increase in the popularity of movies.
8939.without leave(許可なしに)
He is often absent without leave, so I will fire him.
8940.state(表明する、国の、状態)
The company is in a terrible state.
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精霊の踊り「オルフェオとエウリディーチェ」から (グルック)

2010年02月25日 | 世界の愛唱歌
精霊の踊り「オルフェオとエウリディーチェ」から (グルック)

オペラ《オルフェオとエウリディーチェ》(イタリア語版、1762年初演)、《オルフェとユーリディス》(フランス語版、1774年初演)はグルックの代表作として残る18世紀歌劇中の傑作である。
古代ギルシャの名高い楽匠オルペウス(オルフェウス)が最愛の妻エウリディケーをを失って悲嘆にくれ、冥界にまで彼女を訪ねていく。「彼女を連れ戻すまで、決して彼女の方を見てはならない」という条件付きで彼は妻を連れ帰ることを許されるが、つい禁を破って振り返ってしまう。その瞬間、彼女は再び冥界に引き戻され、オルペウスは悲運のうちに取り残される…という説話を扱っている。グルックは、オペラの末尾をエウリディーチェの死の確定という余りにも悲しいものとはせず、愛の神の介入による彼女の蘇生、愛の力を讃える華やかなバレエとしている。
<精霊の踊り>はオペラの第2幕第2場、オルフェオが復讐の女神達を心込めた嘆きの訴えによって軟化させ、同情を引き出してエウリディーチェのいるであろう極楽の野への道を開けて貰ったのちの情景において演奏される。
(日本楽譜出版社刊の「精霊の踊り」楽譜の解説から抜粋)



Daily Vocabulary(2010/02/25)

2010年02月25日 | Daily Vocabulary
8931.be proof against(~に耐えられる)
The house is proof against damage from fire.
8932.attend to(~に精を出す)
I have always attend to my work.
8933.sit on(~の一員になる)
He has been asked to sit on the committee.
8934.play an important part in(~で重要なような役割を演じる)
Oil has played an important part in the growth of Japnese industry.
8935.reimburse(お金を払い戻す)
Customers will be reimburse if they are not satisfied with our product.
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Daily Vocabulary(2010/02/24)

2010年02月24日 | Daily Vocabulary
8926.the secret is out(機密が公になる)
The secret is out and everybody knows it now.
8927.come into effect(発効する)
The new law came into effect last september.
8928.time to spare(暇な時間)
Susie give up her job, so she has a lot of time to spare, and my nose is stuffed up.
8929.to one's dvantage(有利に、都合よく)
He turns every circumstance to his dvantage.
8930.meager(わずかな)
People are discouraged by having to work so hard such meager salaries.
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八いつ第三 8

2010年02月23日 | 論語を読む

【原文】
子夏問曰、巧笑倩兮、美目盻*兮、素以爲絢兮、何謂也、子曰、繪事後乎、子曰、起予者商也、始可與言詩已矣、

【読み下し】
子夏問うて曰わく、巧笑倩(こうしょうせん)たり、美目ハンたり、素以て絢(あや)を為すとは、何の謂いぞや。子の曰わく、絵の事は素を後(のち)にす。曰わく、礼は後か。子の曰わく、予(わ)れを起こす者は商なり。始めて与(とも)に詩を言うべきのみ。

【通釈】
子夏が「『笑(え)まい可愛いや口元えくぼ、目元美しぱっちりと、白さで美しさを仕上げたよ』というのは、どういう意味でしょうか。」とおたずねした。先生は「絵の場合には白い胡粉で後仕上げをする[ようなものだ]。」といわれると、「[まごころがもとで]礼はあとしあげでしょうか。」といった。先生はいわれた、「自分を啓発してくれるのは商だよ。それでこそ君と詩を語ることができるね」

【English】
Tsze-hsia asked, saying, "What is the meaning of the passage-'The pretty dimples of her artful smile! The well-defined black and white of her eye! The plain ground for the colors?'"
The Master said, "The business of laying on the colors follows the preparation of the plain ground."
"Ceremonies then are a subsequent thing?" The Master said, "It is Shang who can bring out my meaning. Now I can begin to talk about the odes with him."

『論語』とは、読んで字の如く「論じ語る」、孔子と弟子達や要人達との間に交された対話録。
『論語』は私たちの生き方の原点を見つめた思索の宝庫であり、人間性を磨く叡智が凝縮した永遠の古典。
読めば読むほど胸に深く沁み込む簡潔な言葉の数々。
『孟子』『大学』『中庸』と併せて儒教における「四書」の一つに数えられる。
全20編(学而第一~堯曰第二十) 構成され、編の名称は各編の最初の二文字を採ったものであり内容上の意味はない。
したがって、学而第一から順に読む必要はなくどこから読んでもかまわない。







Daily Vocabulary(2010/02/23)

2010年02月23日 | Daily Vocabulary
8921.break down(故障する)
The airplane was delayed because a part broke down and had to be replaced.
8922.at one's request(依頼によって)
We sent you the bool at your request.
8923.be at stake(危険にさらされている)
The future of our company is at stake.
8924.be out tolunch(昼食を食べに外出している)
I stopped by your office today, but you are out to lunch.
8925.small salary(安月給)
He works hard in th office for a small salary.
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The Beatles - Something

2010年02月22日 | 私の好きな歌
The Beatles - Something

作詞 G.Harrison
作曲 G.Harrison

Something in the way
she moves
Attracts me
like no other lover
Something in the way
she woos me
Idon't wanna
leave her now
You knowIbelieve
and how
Somewhere in her
smile
she knows
ThatIdon't
need no other lover
Something in her
style
that show me
Idon't wanna
leave her now
You knowIbelieve
and how
You're asking me
will my love grow
Idon't know,
Idon't know
You stick around now
if they show
Idon't know,
Idon't know

Something in the way
she knows
AndallIhave to do
is think of her
Something in the
things
she shows me
Idon't wanna
leave her now
You knowIbelieve
and how


Daily Vocabulary(2010/02/22)

2010年02月22日 | Daily Vocabulary
8916.have got to do(~せねばならない)
You have got to make a speech in English.
8917.a great number of(非常に多くの)
There were a great number of people.
8918.before I know it(いつの間にか)
While studying Englsh,I fell a sleep before I know it.
8919.look into(調べる)
The mayor felt that he shuld look into the loss of income from parking meters.
8920.don't have the least doubt that(~にいささかの疑いを持たない)
I don't have the least doubt that she meant what she said.
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興津(興津川)

2010年02月21日 | 広重東海道五十三次
18・興津(興津川)
薩多峠を下ると街道はまた平坦となって海沿いの明るい光りに暖かい。由井(由比)から十一.三粁、興津宿(従来の解説書で興の字を奥と読むのは誤読である)である。絵は興津川を渡る力士の旅を描いている。川口から駿河湾の静かな海上を見せて、いかにものどかな旅情を見せている。しかも、画題はユーモラスで、力士の姿は馬からはみ出ているし、四人の駕篭かきは力士の重さに足元も、よろめいている。広重の、この五十五枚の続絵の内で旅の厳しさ、悲しさ、面白さ、そしておかしさを取り交ぜて単調さを救っている。この興津川にしても、今日では一瞬の内に列車が通り過ぎる場所であるが、昔の旅にはこうしたのどかな風情もある。
興津には有名な清見寺があり、古くは清見カ関のあったところである。画題は「興津川」で、画題印が白抜きでない。なお、力士の渡河の図は「東海道名所図会」の安倍川の図に描かれている。おそらく広重はここからヒントを得たと思われる。

絵の出典:食るり愉るり知多半島

※歌川 広重(うたがわ ひろしげ、寛政9年(1797年) - 安政5年9月6日(1858年10月12日)
浮世絵師。江戸の町火消しの安藤家に生まれ家督を継ぎ、その後に浮世絵師となったが 現代広く呼ばれる安藤広重(あんどう ひろしげ)なる名前は使用しておらず、浮世絵師としては歌川広重が正しいと言える。
天保3年(1832年)秋、広重は幕府の行列(御馬進献の使)に加わって上洛(京都まで東海道往復の旅)する機会を得たとされる。天保4年(1833年)には傑作といわれる『東海道五十三次絵』が生まれた。この作品は遠近法が用いられ、風や雨を感じさせる立体的な描写など、絵そのものの良さに加えて、当時の人々があこがれた外の世界を垣間見る手段としても、大変好評を博した。
なお、つてを頼って幕府の行列に加えてもらったとの伝承が伝わるが、実際には旅行をしていないのではないかという説もある[2]。 また、司馬江漢の洋画を換骨奪胎して制作したという説もある。

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』