![]() | 下流社会 新たな階層集団の出現光文社このアイテムの詳細を見る |
【一口紹介】
出版社 / 著者からの内容紹介
「いつかはクラウン」から「毎日100円ショップ」の時代へ
もはや「中流」ではない。「下流」なのだ
「下流」とは、単に所得が低いということではない。コミュニケーション能力、生活能力、働く意欲、学ぶ意欲、消費意欲、つまり総じて人生への意欲が低いのである。その結果として所得が上がらず、未婚のままである確率も高い。そして彼らの中には、だらだら歩き、だらだら生きている者も少なくない。その方が楽だからだ。(「はじめに」より)
「下流社会」とは具体的にどんな社会で、若い世代の価値観、生活、消費は今どう変わりつつあるのか。マーケティング・アナリストである著者が豊富なデータを元に書き上げた、階層問題における初の消費社会論。
【読んだ理由】
題名に惹かれて、また良く売れているとのことから。
【印象に残った一行】
『しかし、団塊ジュニアを中心とする若者がこれから生きていく社会は、これまでとは違う。同じ会社に勤める同期の人間でも、30歳を過ぎれば給料が倍も違ってくる。極端に言えば、わずかのホリエモンと、大量のフリーター、失業者、無業者がいる。社会全体が上昇気流に乗っているときは、個人に上場意欲がなくても、知らぬ間に上昇できた。
しかし社会全体が上昇をやめたら、上昇する意欲と能力を持つ者だけが上昇しそれがない者は下降していく。』
【コメント】
本の冒頭にあなたの下流度チェックがある。
1.年収が年齢の10倍未満だ
2.その日その日を気楽に生きたいと思う
3.自分らしく生きるのがよいと思う
4.好きなことだけして生きたい
5.面倒くさがり、だらしない、出不精
6.一人でいるのが好きだ
7.地味で目立たない性格だ
8.ファションは自分流である
9.食べることが面倒くさいと思うことがある
10お菓子やファーストフードをよく食べる
11.一日中家でテレビゲームやインターネットをして過ごすことがある
12.未婚である(男性で33歳以上、女性で30歳以上)
半分以上当てはまるがものがあれば、あなたはかなり「下流的」だそうである。
このチェックにみられる様に本書そのものも著者の視座、論点がよく解らなかった。


