その幸運は偶然ではないんです! | |
J.D.クランボルツ | |
ダイヤモンド社 |
【一口紹介】
◆出版社/著者からの内容紹介◆
この本のターゲットは「普通の人たち」です。
「普通の人たち」がどうチャンスをものにし、自分自身の成功物語を構築していけるのか、実はそれこそがこの本が目指したところなのです。
◆内容(「BOOK」データベースより)◆
転機を活かして人生を変えた人たちのほんの少しの勇気。
心理学者・キャリアカウンセラーが読み解いた45人の心の準備。
◆内容(「MARC」データベースより)◆
もうキャリアプランはいらない!
転機を活かして人生を変えた人たちの、ほんの少しの勇気とは? 心理学者・キャリアカウンセラーが読み解いた45人の心の準備。
普通の人たちが偶然を活用してチャンスを掴んだ事例を紹介。
◆出版社からのコメント◆
転機を活かして人生を変えた人たちの、ほんの少しの勇気。
本書は、自分の将来キャリアや人生の選択に悩みながら道を切り拓いていったごく普通の人たちのケースを、心理学者であるキャリアカウンセラーが読み解きながら、変化の激しい時代における仕事やキャリアの新しい考え方を示しています。
「みなさんには、今後一切キャリアに関する意思決定をしないでほしいのです」という著者のアドバイスは痛烈ですが、大学生や若手ビジネスパーソンなど、人生や仕事の転機に直面している多くの人々にとって、示唆に富み勇気を与えてくれる書となっています。
【読んだ理由】
著者の理論「Planned Happenstance Theory:計画された偶然理論」を勉強したので。
【印象に残った一行】
ベストを尽くすことについては、言うべきことはたくさんありますが、完璧さの追求は、不幸のレシピです。完璧な人間などいないのだから、間違いなく失敗しますーーーあなたも例外ではありません。どんなすばらしいミュージシャンでも、不調な時があります。プロ野球でも、三回に一回以上のヒットを打てる選手はめったにいません。テニスのトッププレイヤーでも、いくつもの凡ミスをしています。選挙に勝つ候補者は満場一致で選出されるわけではありません。
◆間違えることは、よくあることで、当たり前のことであり、有益である。
◆間違いから学ぶことこそが、成功へとつながる。
◆将来何になるか、決める必要はない。
目標はあなたの成長や学習、環境の変化に伴って常に変わる可能性があるものです。常に目と心をオープンにしておきましょう。
◆予想外の出来事があなたのキャリアに影響を及ぼすことは避けられない。
想定外の出来事が起こったときはいちでもそれを利用できるように常に注意を怠らないでいましょう。
◆現実は、あなたが考える以上の選択肢を提供しているかもしれない。
◆いろいろな活動に参加して、好きなこと・嫌いなことを発見する。
◆間違いを犯し、失敗を経験しよう。
間違いや失敗はっ重要な学びの経験となり、それが予想以上に良い結果に結びつくこともあります。
◆予想外の幸運なできごとをつくりだそう。
人の手伝いをしたり、組織に所属したり、講座を受講したり、友だちや見知らぬ人と話してみたり、ネットサーフィンをしてみたり、本や雑誌をよんだりーーーつまりは、積極的に人生を送ることで、想定外の幸運な出来事をつくりだすことができます。
◆どんな経験も学びへの道。
◆仕事以外でも満足感を得られる活動に携わる。
雇用されていなくても、そのような活動を通じて、従来と異なる方法で、他者に貢献することができます。人生の後半では、それはむしろ老後への健全なアプローチです。
◆内面的な障害を克服するために、新しい考えや経験にオープンであり続ける。
人生を豊かで満足感のあるものにする考え方や行動を取り入れましょう。
【コメント】
要は、自分の周りに偶然・必然に起こることにオープンに興味と関心も持ち、考えるだけでなく、失敗を恐れずまず行動ありきで色々な経験を積み重ねるということか。