ON  MY  WAY

60代を迷えるキツネのような男が走ります。スポーツや草花や人の姿にいやされ生きる日々を綴ります(コメント表示承認制です)

大宮の自動昇格の希望をくじくドロー

2019-11-16 22:31:37 | アルビレックス新潟
J2リーグ第41節。
新潟は、アウエーで大宮戦。
J2リーグも、残るは今節と次節のみ。
もうJ1昇格への望みがなくなった新潟と違って、対戦相手の大宮は、自動昇格枠の2位を争っている。
勝ち点は同じでも、得失点差でわずか1の差で3位に甘んじている大宮としては、新潟に勝つと同時に、複数得点して横浜FCとの2位争いに遅れないようにしたいところ。

大宮に比べたら、新潟は、ノープレッシャー。
昇格の望みも、降格の不安もないところだ。
しかしながら、やはりむざむざ負けるより勝つ方が気分がいい。
まして、J1から2年前に降格した「同期」のチームだから、先にJ1に戻って行かれてしまうのは、なんとなくしゃくだ。

昇格のかかっている大宮のNACK5スタジアムは、チケットが完売したそうだ。
ただし、新潟のサポーターも大勢駆けつけていたようだった。
だから、満員のスタジアムの中での一戦となった。

さすがに、自動昇格を目指す大宮は、試合開始から攻勢に出る。
新潟も簡単には得点を許さない。
ボールの支配率は、新潟の方が少し上回っていたそうだが、前半のシュート数は新潟はわずか2本。
対する大宮は、シュート数7本と、明らかに大宮優勢でハーフタイムを迎えた。

後半、一転して新潟が攻勢に出る。
ハーフタイムで何か檄が飛んだのであろうか?という感じ。
62分、2試合連続となる渡邉新太のゴールが生まれ、新潟が先制。
最近の新潟の得点力の高さを思わせる。
これで、試合終盤の失点力の高さ(?)が発揮されなければいいところなのだが…。

不安は的中し、88分、エリア内で相手FWを最後まで引っ張ってしまった大武のプレーにファウルの判定。
PKを献上してしまい、これを決められて同点。
不安な試合終盤の失点力を、見事に発揮してしまった。

終了直前には新潟にも大きなチャンスがあったが、得点ならず、試合はそのまま終了。
1-1のドロー、痛み分けとなった。

今日の新潟の試合の結果について、私自身は、淡々と受け止めていた。
さすがに、昇格・降格に関して、試合結果が何も関係がないとなれば、こんなものなのだろう。
先制点はうれしかったが、喜びはそんなに多くなかった。
その後追いつかれた同点ゴールにも、まあこんなものだろう、と落胆はなかった。
今季、試合終盤には勝負弱さが見える。
大武くん、やはりやらかしたか。
そういう目で、冷静に見ていたのであった。

それに比べて、大宮は痛い星を落とした。
今日の試合で勝った2位の横浜FCとは、勝ち点で2差をつけられてしまい、自動昇格が厳しくなった。
前節の栃木戦、今節の新潟戦と、下位に沈む相手と2試合連続の引き分けは、きわめて痛い。
自動昇格の希望がくじかれてしまった。
次節の自分たちの勝利と合わせて他力本願、横浜FCの取りこぼしを期待するしかなくなった。
満員のスタジアム、大宮サポーターの心中やいかに。

今日の試合の結果、勝った金沢が新潟を抜いて10位に上がった。
新潟は、次節12位の長崎と対戦するが、勝っても金沢も勝てば11位のまま。
負けてもおそらく11位なのだが、勝って今季の締めくくりをしたいところだ。
ホーム最終戦。
来週はスタジアムに馳せ参じ、声援を送ろう。
昇格はならなかったが、2019年シーズンを戦い抜いた選手たちに敬意を表して。

コメント
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