ON  MY  WAY

60代を迷えるキツネのような男が走ります。スポーツや草花や人の姿にいやされ生きる日々を綴ります(コメント表示承認制です)

父の命日、墓参り

2019-11-18 22:33:29 | 生き方
先日、あまり天気のいい日ではなかったが、家族で墓参りに行って来た。


父が亡くなってから35年の命日だったからである。
父は、昭和に生まれ、昭和に亡くなった。
令和どころか、平成も知らないままだったわけである。

亡くなったのが満56歳だったことを考えると、改めて若くして亡くなったなあと思ってしまう。
今、遺影の写真を見ると、いつまでたっても親の姿は自分よりはるかに年上だと思っていた。
ところが、最近、その写真を見ると、若いな、と思うこともあるようになってきた。
それに比べて、この私、その父の遺影の顔に比べて、ずいぶんふけているなあと思ったりするようになった。
写真などを見ると、自分の顔立ちが、父よりも父の兄である本家の伯父に似てきた気さえする。
(髪が少ない共通点もあるのだろうけど…)

命日の墓参りの際には、以前は父の好きだった酒は欠かさず供えていたものだ。
だが、今年は、酒ではなく焼き芋を供えた。

父が急死する少し前の日に、「(薩摩)芋を食いたい」と母に言ったことがあったそうだ。
だが、母は、冷えた芋を温めるのを面倒くさがって、「芋は食べたからなくなっちゃったよ」と答え、父に食べさせなかったのだそうだ。
だから、「食べさせてやればよかった」と、母は、父の死後ずっと後悔していたそうだ。
その話を母がしていたことを妻が思い出し、焼き芋を準備したのであった。

どうだい、親父。
たまには、酒よりも焼き芋もいいものだろう!?
なに?芋を食いながら酒を飲みたかったって?

…親父なら、きっとそう答えることだろうなあ…。

コメント
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