ON  MY  WAY

60代を迷えるキツネのような男が走ります。スポーツや草花や人の姿にいやされ生きる日々を綴ります(コメント表示承認制です)

さすが小林伸二監督 敵ながらいいチーム作るわ ~アウエー北九州戦~

2020-09-13 22:15:33 | アルビレックス新潟
サッカーJ2リーグ第19節、新潟は、はるばる北九州へ遠征してのアウエー、ギラヴァンツ北九州戦。
このチームには興味があった。
「昇格請負人」の小林伸二監督は、どんなサッカーを展開しているのだろう、と。
なにしろ、Jリーグチームの監督経験が豊富だ。

2001〜2003 大分トリニータ 監督 ※2001年6月就任 (2002年 J2優勝/J1昇格)
2004〜2006 セレッソ大阪 監督 ※2004年7月就任
2008〜2011 モンテディオ山形 監督 (2008年 J2 2位/J1昇格)
2012〜2015 徳島ヴォルティス 監督 (2013年 J2 4位/J1昇格)
2016~2017 清水エスパルス 監督(2016年 J2 2位/J1昇格)
2019~2020   ギラヴァンツ北九州 監督(2019年 J3優勝/J2昇格;2020年9月12日現在 J2首位)
これ以外にも、サンフレッチェ広島やアビスパ福岡、ヴィファーレン長崎などで、ユースやサテライトの監督、強化部長などを務めている。

そして、監督在任中に、間違いなく結果を出している。
間違いなくJリーグきっての、昇格請負監督であることは間違いないだろう。
なにせ、大分、山形、徳島、清水と、J2で指揮した各チームをすべてJ1へと昇格させているのだから。
今日対戦する北九州にいたっては、2018年にJ3の最下位にまで落ちてしまったチームである。
それをたった1年でV字回復させて、J3優勝を果たし、J2に昇格したばかりだというのに、現在首位である。
特に強固なスポンサーをもっているわけでもないのに、すごい選手を集めたわけでもないのに、どうしてこんなに強くなったのだろう。
小林信二監督は、すごいとしか言いようのない指導力を持った監督だと言える。

今やJ2の首位に立つ北九州と、アルビレックス新潟が、今夜初めて対戦する。
果たして北九州は、どんなプレーを見せてくれるのだろう。
この一戦は、どんな戦いになるのだろう。
試合を見るのが非常に楽しみだった。

試合は、2-1でギラヴァンツ北九州が新潟を下した。
若く名もない(?…失礼)選手たちがボールを追う様子、チームとして洗練された動き。
そうしたものは、間違いなく首位のチームにふさわしい姿だった。
選手個々の技術をしっかりと高め、そしてその技術をチームが勝利するために使う。
精神的にも強く、相手だけでなく自分にも負けずに走る、プレーする。
それが、紙一重で得点を生んだり、失点を防いだりしているのだ。
なるほど、これが首位を行く北九州の試合か。
こういうチームを作る小林伸二監督、さすがだ。
悔しいが、敵ながらあっぱれ、だ。
感心しながら見ていた。

だが、新潟も負けてはいなかった。
2点を取られながらも、後半のたたみかける攻撃は、迫力があった。
2点目を入れてられてからわずか5分後に、FKからファビオのヘディングで1点を返した。
いくつもチャンスを作り、試合終了までずっといい戦いぶりだった。

ただ、相手の方がわずかにツキと冷静さで上回った。
先制のフリーキック…ゴールポストに当たりながらもネットを揺らした。
追加点では、新潟の選手がフリーにしてしまった選手が、しっかりとヘディングを決めた。
最後まで互角の展開が続いたが、2点を取った北九州が、1点しか取れなかった新潟に勝った。
ただそれだけ。

新潟は、あれだけ面白い試合を見せてくれたのに、勝てなかった。
そういう試合であった。
残念としかいいようがない。
ただ、今年の場合、シーズンはまだ折り返しを迎えていない。
まだまだこれから。
これからの戦いぶりだって、精度が上がれば、もっと強くなるだろう。
楽しみにしたい。

VAMOS NIIGATA !
コメント
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