ON  MY  WAY

60代を迷えるキツネのような男が走ります。スポーツや草花や人の姿にいやされ生きる日々を綴ります(コメント表示承認制です)

とめる・ける 技術の正確さで上回って勝利! ~2023ルヴァン杯第3節ホーム柏戦~

2023-04-06 17:04:10 | アルビレックス新潟

「サッカー(の技術)で、一番大事なことは?」といったら、とめる・けるが正確にできることですね。

 

昨日、試合前のカナールでのインタビューで、ゲストは、アルビレックス新潟の堀米主将だった。

その彼に、インタビュアーが尋ねた言葉に対して、堀米はちゅうちょなくそう答えた。

 

松橋監督も、それが一番大切なことだといつも言っています。

足の速さとかではなく、正確にける・とめるができることだと。

 

試合が始まると、その言葉がまざまざとよみがえってきたのであった。

 

ルヴァン杯第3節は、平日の水曜夜開催で、新潟はホームで柏と対戦。

3日後のリーグ戦のことを考えて、新潟・柏両チームとも、リーグ戦での控えメンバーを中心に先発させてきた。

だが、新潟の場合は、「控え」ではないのだ。

「全員が戦力」であって、「戦力」と言えるだけの気力・体力そして技術をもっている。

そう断言できるのは、どの選手が出ても、アルビレックス新潟がチームとして目指す戦い方ができるからなのだ。

特に、新潟のサッカーは、短いパスをつなぎボールを保持して戦おうとする。

そのためには、正確にパスを出したりもらえたりしなくてはいけない。

そこで必要になるのが、正確にとめる・けるの技術。

 

試合が始まると、ほどなく新潟のペースになった。

ボールを奪取すると、正確で速いパスがつながる。

柏がボールを取ろうとしても、取れない速さでボールが回るのだ。

そうか。新潟の選手たちは、こうして最も大切な技術を磨いてきたのだ。

ボールを取られそうになっても、周囲の選手が察知してパスコースを作る。

そして、動いた先にボールが出る。

チームとしてサッカーの基本的なことを徹底して練習しているから、このような試合運びができるのだ。

それがよく分かった。

 

チームの戦術をよく理解した選手たちが、メンバーが変わっても同じような戦い方ができていた。

だから、柏を正確なパスワークで翻弄して、多くのチャンスを作り、得点につながった。

 

前半6分、星のスルーパスから、小見が相手DFをかわし、ペナルティエリア左に進入し、中央へ折り返すと、松田がゴール前に飛び込み、先制点を奪った。

前半16分、細かくパスをつなぎ、右サイド深くで星からのパスを受けた松田が小見につなぐと、小見は思い切ってシュートを放った。

そのボールが相手GKの手をすり抜けて、ぎりぎりゴールラインを割って、追加得点。

 

細かいパス回し。

まさに、ける・とめるの技術で相手を上回るからこその2点だった。

ボールを支配し続けるから、前半は相手にシュートを1本しか打たせなかった。

 

後半、柏も一気に日ごろのレギュラーメンバーを一気に4人交代するなど手を打ってきた。

すると、さすがに柏もやられっぱなしではなくなった。

それでも新潟は簡単には決定的な場面を作らせなかった。

唯一76分に打たれたループシュートを、すんでのところで藤原がクリアしたピンチはあったけれども。

2-0のクリーンシートで勝利した。

 

 

「坊主しか勝たん!」

ヒーローインタビューの小見。

 

新潟は、勝ち点6で予選リーグD組の首位に立った。

試合前の堀米は、こうも話していた。

ルヴァン杯も、優勝を目指していますから、今日のメンバーにがんばってほしいです。

究極を目指す今季のアルビ。

ルヴァン杯の試合もリーグ戦の試合も、「全員戦力」でいい戦いぶりを見せてほしい。

次は、9日(日)のアウェイ神戸戦。

リーグ戦3連敗は避けたいが、きっといい試合を見せてくれるだろう。

 

Visca Albirex !!!

コメント
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