ON  MY  WAY

60代を迷えるキツネのような男が走ります。スポーツや草花や人の姿にいやされ生きる日々を綴ります(コメント表示承認制です)

大興奮!熱狂! 涼太郎のハットトリックで大逆転!! ~2023第8節ホーム福岡戦~

2023-04-15 22:50:11 | アルビレックス新潟

信じられないような、見事な逆転劇をみることができた。

ハーフマラソンを走ってへとへとに疲れ切ったまま、スタジアムに駆け付けると、すでに試合が始まって5分ほどたっていた。

 

サッカーJ1リーグ第8節、アルビレックス新潟対アビスパ福岡。

新潟は、前半のうちに、PKやCKから失点してしまい、0-2の窮地に陥った。

疲れ切った体がさらにだるくなりそうな私だった。

 

前半は、とにかく対戦相手のアビスパ福岡の選手の動きが非常によかった。

新潟の選手たちに対するプレスは強いし、セカンドボールはよく拾うし、さすがJ1リーグ現在3位だけのことはある。

前半を終えて2-0の試合は、サッカーでは意外と危険なスコアだという。

だけども、堅守の福岡は、ここまで7試合で5失点しかしていない。

そのチーム相手に逆転どころか、同点に追いつくのも難しいだろうけど、なんとかそうなることを期待した。

 

危険なスコアへの期待が実現に近くなったのは、なんと後半開始早々だった。

ペナルティエリア左から得たFKのチャンスに、伊藤涼太郎がダイレクトに蹴り入れたのだった。

お見事!

これで1点差となったが、そこから試合は攻守の見応えがある互角の展開で進んだ。

こう着状態を打開するため、71分、松橋監督は、3人の選手を一気に交代させた。

鈴木、ダニーロ、太田→谷口、松田、小見。

84分には、秋山→島田。

これが、効果的に働いた。

特に松田。

右から積極的にペナルティエリアに進入し、ゴール前にボールを上げるなど、脅威となった。

反対に、福岡は、新潟のウラを取ろうとするようなボールが多くなった。

それが逆に、新潟がボールを回収しやすくなって、チャンスシーンが多くなってきた。

 

だが、時間は進み、5分のアディショナルタイムもすでに半分が過ぎようとしていた。

それでも、あきらめずに追いつこうと攻める新潟は、93分、涼太郎→谷口→涼太郎とワンツーを使うと、見事な涼太郎の同点ゴールが、ネットを揺らした。

場内は、大興奮!

でも、涼太郎はその名の通り、クールで表情を変えない。

 

試合終了まであと1分ほどしかないが、ここで勝ち越されたくはない。

一度福岡の攻撃をしのぐと、次は新潟の番。

左奥に攻め入った小見が、右の松田にパス。

松田は、島田とのパス交換の後、鋭く攻め入り、ゴール前にボールを送る。

そのボールは弾かれたが、転がった先にいたのは、涼太郎。

ゴール正面から美しいシュートがズバリと決まり、ゴールに突き刺さった。

新潟、大逆転!

涼太郎のハットトリック!!

さすがに今度は、彼も感情むき出しに駆け出すと声を上げ、仰向けになって倒れた。

そこに何人ものチームメートが折り重なっていく。

スタジアム、大熱狂!!!

目の前のおばちゃんたちも振り返って、私たちとハイタッチ!

おばちゃんたちのの首元には、涼太郎の13番のタオルマフラーがあった。

 

試合終了!

興奮の大逆転勝ちだった。

 

「ホーム強いっすねえ!」

涼太郎の叫びが、心地よかった。

 

勝つと負けるは大違い。

もし負けていたら、開幕当初の勢いが完全に失われた、と言われたことだろう。

ところが、3位の堅守のチームから3点を取って逆転勝ちだ。

これからの戦いに勢いが生まれた。

これでここまで3勝3分け2敗。

順位も8位まで上がった。

さあ、上昇気流にのって行こう!

 

Visca Albirex !!!

 

大逆転劇で身も心も軽くなり、ハーフマラソンの疲れを忘れて、駐車場までの道を走ったり速足で歩いたりした私なのであった。

コメント
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