ON  MY  WAY

60代を迷えるキツネのような男が走ります。スポーツや草花や人の姿にいやされ生きる日々を綴ります(コメント表示承認制です)

勝てなくても、戦いぶりを見れば、選手たちを誇りに思える ~ホーム岡山戦~

2020-10-21 23:07:52 | アルビレックス新潟


酒気帯び運転騒動で揺れるアルビレックス新潟。
だが、見るべきところをきちんと見ている人たちの発言は、私たちを勇気づけてくれる。

元ゴール裏コールリーダーだった浜崎一氏は、あるコラムで次のように語っている。

この騒動下で水戸戦で完勝したアルビレックスの選手たちに最大限の拍手と感謝を送りたいです。
アルビレックス新潟を、サポーターの心を守ってくれたのはあなたたちです。
本当にありがとう。



また、アルビレックス新潟関係のコラムを専門的に書く、フリーライターの大中祐二氏は、次のように書いている。

ピッチ周りをとぼとぼうろつく在野のライターですら、ショボいセンサーが働く。ましてや勝負の世界に生き、感覚が研ぎ澄まされた選手たちは、いろいろなものを敏感に察知するだろう。それを考えると、ファビオとペドロ・マンジーの件にクラブが揺れる中、前節・水戸戦の勝利で見せたプロとしての姿勢に、なおさら感動するのだ。

そうなのだ。
今回、酒気帯び運転に関しての騒動で、チームをめぐる環境が落ち着きを欠く中、団結して試合に臨み、プレーに集中している選手たちがすごいと思うのだ。
どれだけの雑音が入り、どれだけ集中力を奪われるのか、私たちの想像を超えたものがあると思う。
それなのに、チーム一体となって、試合に集中して勝利に向かって懸命に戦っている選手たち。
その姿に、胸を打たれる。
今日の試合でも、選手たちを素晴らしいと思った。


サッカーJ2リーグ第28節、ホームアルビレックス新潟対ファジアーノ岡山戦。


FW1人がけが、2人が契約解除で退団となって、攻撃選手の層が薄くなっているのは否めない。
だが、それを全く感じさせないほどに、戦い方は変わっていない。
むしろ、ボールを保持する精度は高まっている。
だから、出ている選手が誰であろうと、そん色はない戦い方ができている。
前半からずっとボールを保持し、セカンドボールを獲得するのも新潟だった。
決定的なチャンスもいくつかつかみ、惜しい場面はいくつもあった。
岡山も新潟も、中2日での試合だったが、新潟の選手たちの動きばかりが目立ち、途中からは岡山陣内での新潟のボール回しがずっと続いていた。

だが、チャンスを逃し続けていると、こういう試合は、ほんのちょっとしたことで暗転する。
81分という遅い時間帯に、ミスから最前線でボールを奪われて失点、先制を許してしまった。
がっくりきてもおかしくないところだ。

それでも、新潟の選手たちの動きは衰えなかった。
残り少ない時間の中でも、懸命にボールを追い、相手陣内に攻め入った。
そして、87分、ゴール前の混戦から、中島が2試合連続のゴールを決めて、試合を振り出しに戻した。

新潟は、この後も攻め続けたが、勝ち越しゴールは奪えないまま試合が終わってしまった。


しかし、選手たちの気迫は伝わってきた。
引き分けに終わり、勝てなかったが、胸を打つ戦いぶりであった。


確かにJ1昇格への道はだんだん厳しくなっていると言えるだろう。
だが、このように熱い思いが伝わってくる戦いぶりは、こちらも本気になって応援したくなる。
監督がよく言う、「選手たちを誇りに思う」を、たっぷり感じる。
スタジアムには、次のような横断幕も掲げられていた。

そのとおりだと思う。

次節は、2位の徳島が相手。
中3日でアウエーでの戦いに挑む。
きっといい試合になる。
そう思う。

VAMOS NIIGATA !
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「もの思う秋」の時代があったっけ…

2020-10-20 21:50:15 | 自然・季節
秋が進む。
食欲の秋、スポーツの秋、芸術の秋…。
秋は、落ち着いて物事に取り組める季節のせいか、その言葉の前に様々な形容が付けられる。
そういう中に、「もの思う秋」というのもある。

自由な時間を有していなければ、ものは思えない。
ものを思える、つまりいろいろなことを考えていられるのは、やはり若いときをおいてほかにない。
自分が、最もぼうっとしてもの思う時間が多かったのは、高校3年生の今ごろだった。
もの思う時間帯がいつかと言うと、夕方である。
どこで?というと、それは、高校の教室であった。
窓ぎわの席に座り、体育館やグラウンドから響いてくる後輩たちの部活動の音を聴きながら、外の景色を見ていた。
3年生の秋ともなると、部活ですでに自分たちが活動する時代は、終わっていた。
そして、進学を目指す同級生たちは、受験勉強のために授業が終わると、さあっと家に帰って行った。
だが、私は、さっさと家に帰る気にはなれないでいた。

高校3年生の今という時間は、もう2度とない。
この同級生たちと共に過ごせる時間も、少なくなるばかりだ。
今という時間が惜しい。
過ぎてゆく時間が、とても尊く感じられる。
今、感じること、思いをずうっと大事にしたい。

そんなことを考えながら、窓の外をぼうっと見ていた。
目の先には、グラウンドを取り囲むように伸びたポプラの木々だった。
時間が進むにつれ、その木々の向こう、西の空が、しだいに赤く染まっていく。
赤さが最も濃くなり、やがて陽が沈んでいくと、空はポプラの木々を隠すように青から闇へと変わっていく。
完全に暗くなり、空に月や星が輝くようになると、あきらめたように「さて、帰るか…」と立ち上がるのだった…。

近ごろ、きれいな夕焼けを見ることが多い。
今日は、陽が沈んだ後に、細い月が出ていた。


あの「もの思う秋」の時代を思い出していた。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

処分が決定したが、辞めさせて終わりではない

2020-10-19 20:10:48 | アルビレックス新潟
「【ご報告】当クラブ所属選手の道路交通法違反に関する処分について」
として、アルビレックス新潟のクラブ側から、臨時取締役会報告が発表された。

 大変残念だが、
・ファビオ選手及びペドロマンジー選手の今日限りの契約解除
が発表された。
 また、同時に、
・アルビレックス新潟の是永大輔代表取締役社長が、今日から12月31日までの100%減額の減俸処分
・玉乃淳ゼネラルマネージャー兼強化部長が、今日から12月31日までの譴責処分(ただし、その間の報酬の100%を自主返納)

‥ということも発表された。

酒気帯び運転をしていたファビオ、それを知りながら同乗していたペドロマンジーの2人の法律違反と道義的責任は重い。
だから、契約解除で解雇は当然、と考える人は多いだろう。

ただ、外国人選手である彼らに、日本の飲酒・酒気帯び運転の違反に対する処分の厳しさ等は伝えてあったのだろうか?
当然クラブ側は、それを伝えたり、指導監督したりしていなければならないと思うが、していたのだろうか?
そうでないから外国人選手たちが過ちを軽く見ていたとしたら、それは、クラブ側の大きな過失である。

おまけに、その事実が発覚したのはひと月近くも前なのに、クラブ側はその事実を伏せ、ファビオ選手に6試合も出場させてしまっていた。
本来ならば、少なくとも、即謹慎させなければいけないところだ。
そのうえ、上部組織であるJリーグ側にもこの件を報告しないでいた。

こうなると、この一件は、当然クラブ側で一番の責任者である是永社長の耳に入っていたであろうに、このような失態をおかしてしまった責任は、当然問われることになる。
玉乃淳ゼネラルマネージャーも、それに次ぐ責任ありというところだろうか。

ただ、私は、このことについて、強く思うことがある。
巷やメディアは、不祥事があると、辞めさせるまでメチャクチャに叩く。
ところが、トップや本人が辞表を出すと、それで終わりにしてしまうことが多いのだ。
それではいけないだろう。
クラブとしての責任についても、誠実に世間に対して説明をすることが必要だと思います。クラブの責任とは、何がいけなかったのか自らの非を明らかにし、今後はその非が起こらないようにしっかりした策をとり、世間や周囲に対する信頼を回復することだと考える。
そのためには、誠実な説明や対応をしていく必要がある。
決して、トップや本人が辞めることだけが責任を取ることではないと考えるのだ。

世間がなんと言おうと、叩かれようと、「辞める=責任を取る」で終わりではいけない
新潟なりの責任の取り方をして、サポーターを含めて「みんなで」信頼回復に努めていくことが大切だと思うのだ。

昨日、先制ゴールを決めたマウロの談話に次のようなことがあった。
「私は今、31歳ですけれども、この年齢になってもピッチの中でも外でもミスを犯し、そのミスから学んで成長しています。それが人生であり、サッカーだと思うし、多くの人もそうなのではないでしょうか」

ピッチ内外でのミスから学び成長する。
それが人生であり、サッカーだと思う。
多くの人もそうなのではないか。


マウロが言ってくれた言葉は、尊い。
「多くの人も」という表現の中には、他人事ではなく、自分事として受けてほしいという願いがあるように思う。
簡単に非難して「辞めろ」ということは、他人事としての意識でしかあるまい。
この難局に対し、私たちには何ができるか、という自分事としての意識が大事だと思うのだ。
アルビレックス新潟を応援するすべての皆さんがそういう認識を持ってくれたならば、
「WE ARE ONE」
で、乗り越えて行けると思うのだ。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

チーム事情のもやもやを払しょくする快勝~アウエー水戸戦~

2020-10-18 20:02:40 | アルビレックス新潟
前節は、上位の福岡に競り負け、上位との差が開いた。
その後、大事なFWのファビオの酒気帯び運転が発覚した。
それを、クラブは1か月も公表しないで、ファビオを試合に出場させ続けた。
明日は、その処分を臨時取締役会で決定し、記者会見も行われる。
アルビレックス新潟に関して、明るい話題がない。

選手たちは、どんなことを思っているのだろう?
せめて、試合ではハツラツとしたプレーを見たい。
できれば、アウエー戦ではあるが、水戸に勝利して、明るいニュースを届けてほしい。

サッカーJ2リーグ第27節、新潟は、アウエー水戸ホーリーホック戦。
今節の試合から、ビジターチームの観客も入場できるようになった。
新潟からのサポーターが、オレンジのユニフォームを着用して観戦・応援しているのが、DAZNの放送でもよく分かった。

最近の試合では、トップにファビオを起用することが多かったのだが、出場できないから、代わりに鄭大世が先発。
ベンチには、FWの控えに田中達也の名前があった。
出場できる場面が来るといいなあ。

試合が始まると、J2で最も得点の多い水戸は、やはり前からボールを奪おうと積極的に新潟の選手たちにプレッシャーをかけに来た。
新潟のボール保有の時間が長い。
とはいえ、少々中盤が間延びして、2度ほど絶対のピンチもあったが、DFとGK小島の好セーブなどで、ゴールを許さなかった。
そして、40分、コーナーキックのチャンスに、マウロがヘッドで決めて、新潟が先制した。
サッカーは、あまり点の入らないスポーツなので、先制点は大きくものをいう。
今季新潟が先制して負けた試合は、1試合しかない。
そのまま、後半へ。

後半、次の1点を取ったチームが勝つだろうというような試合。
その1点を先に取ったのは、新潟。
敵陣でのプレスが効いて、ペナルティエリア手前でボールを得た中島がフェイントで相手をかわし、左足でゴールを決めた。
2-0。
勝利という明るい話題がつかめそうだ。

だが、水戸も粘る。
アディショナルタイムに入ってから、ゴール前に入れてこぼれたボールを、水戸に決められてしまった。

それでも、新潟は、同点に追いつかれないように水戸陣内でボールをつなぐ。
すると、ペナルティエリア内で福田が相手ボールを奪取し、水戸のDFから倒されてファウルを受けた。
エリア内なので、PK。
中島がこれを決めて、3-1。
ここで勝負あった!

期待した田中達也の出番はなかったが、新潟は、もやもやするチーム事情を払しょくする勝利を挙げた。
勝って勝ち点3を積み上げる。
これに勝る明るい話題はない。

次は、中2日で水曜日に、ホームで岡山戦。
前半戦のアウエーでは0-1で負けている相手だから、リベンジしたい。

VAMOS NIIGATA !





コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

走りやすい気候になった

2020-10-17 21:35:10 | RUN
一気に涼しくなった。
5日前には28℃表示だったのに、今日は14℃と、気温は一気に低くなった。
ずいぶん寒く感じた。
それでも、走りやすい季節になってきた。

今日は、北信越地区高校野球大会で、新潟県代表の関根学園があと1死、あと1球というところで敦賀気比に同点に追いつかれ、延長でサヨナラ負けした。
昨日明らかになった、アルビレックス新潟の外国人選手の酒気帯び運転検挙で、クラブの対応のまずさが問題になりつつある。
そんなふうな、県のスポーツのもやもやしたものから発するストレスを減らしたくもなり、走ることにした。

寒気を感じるので、久々に、脚にはふくらはぎサポーター、腕にはアームカバーを付けて走り出した。

それでも、寒さを感じる。
早く暖かくなりたくて、どうしてもペースが速くなって走ってしまった。

走り出しの1kmのタイムは5分40秒で、次の1kmは5分21秒だったから、今日は
5分30秒/kmのペース走で13kmを走るようにしようと決めた。
それでも速くなりがち。
それでも疲れないのは、気温のせいだろうか。

遠くの空は、雲の下に夕焼けが始まっていた。


暑くないので走りやすく、7kmまでは5分20~30秒/kmで走ることができた。
後半6kmは、5分台から4分台へとうまく上げていくことができた。
残り2kmは、4分40秒/km前後という、私にしてはベストな速さで走ることができた。
息づかいは荒くなったし、汗も出た。
2週間前と同じ距離の13kmを走ったが、2分半も早くなっていた。

だが、ごほうびのように、夕焼け空が美しくなった。


冬が近づくまでの、いい時期だなあと思った。
まもなくしぐれやすい時期を迎えるけれども、その前に何度も気持ちよく走りたいなあ。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

宇宙旅行?いえ、コスモス探しに出かけました!

2020-10-16 19:30:00 | お出かけ
青空が広がり、いい天気。
本来なら、旅行に行きたいくらい。
だが、「GO TO トラベル」といえど、COVID-19 感染症の脅威は衰えてはいないのだ。
だから、遠くには行かない。
そのうえ、熊出現の警報ばかりが流れる、地元周辺の安全メール。
こんないい天気に、ちょっとどこかに出かけたいが、熊の気配のないところにしたい。
最近の熊は、平気で人里に現れ、人間を怖がらない場合も多いという。
なので、熊の心配がないところに行きたい。
できれば花のきれいなところがいい。

今日の地元紙新潟日報には、新潟市西蒲区の上堰潟公園のコスモスの話題が一面に出ていた。
コスモス、いいなあ。
しかし、上堰潟公園は、少々遠い。
でも、コスモスの花は見たい!
目指せ、コスモスの咲いている公園!

あちこちに車を走らせ、コスモスの咲いている公園を見つけた。
県立紫雲寺記念公園のチューリップ広場。

ここには、春はチューリップ、夏はひまわり、秋はコスモスの花々を咲かせているらしい。
新聞の上堰潟公園のような広さはないが、今が一番の花盛りだった。


コスモスの花、

花、

花。


青空、明るい陽射し、そしてきれいなコスモスの花々。


いいなあ。
コスモス=宇宙。
心が宇宙のように(?)広くなった気分。
コスモスを見るためのプチ旅。
たっぷりコスモスを見て、「宇宙旅行」を満喫したよ…!?

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「生きる、夢をかなえる 僕は白血病になったJリーガー」(早川史哉・大中祐二共著;ベースボールマガジン社)

2020-10-15 22:03:10 | 読む

去年、急性白血病から奇跡的に現役に復帰し、「そして歩き出す サッカーと白血病と僕の日常」(徳間書店)を出版した、アルビレックス新潟の早川史哉選手。
このたび、大中祐二氏との共著で、「生きる、夢をかなえる 僕は白血病になったJリーガー」(ベースボールマガジン社)を出版した。

内容は、前著で早川選手自身が語っていたものが多いとはいえ、共著に大中氏が加わったために、独自の視点で彼の体験が広がりを見せている。
前著にはない、今季のキャンプやコロナ禍での彼の心身の保持の仕方などについても加わっている。
それは当然のこととして、それ以外に、彼にかかわって大切な役割を果たしてきた人たちへの大中氏のインタビューが、早川選手の闘病の様子や人間性について、深まりを持たせている。
骨髄バンク関係者、リハビリ担当者、ユース及びトップでの片渕監督、子ども時代からの憧れの野澤洋輔元選手らの話が、彼の体験にすごく重みを加えている。

そして、人間性については、水泳の池江璃花子選手の白血病発病のときに、同様の病気から復帰してきた早川選手が、どのように対応しどのようなコメントを出すか、悩んだ時のことが細かく書かれている。
その対応や出されたコメントには、もともと誠実で優しく、真摯な彼の人柄がよく出ている。
特に、周辺の人たちに求める気遣いの内容は、彼ならではのものがあった。

この本全体を通して、早川選手が、難病を克服して生きる希望を、Jリーガーとしての活躍に見出し、努力してきたこと、生きてきたことがよく伝わってきた。
そして、Jリーガーとして活躍するための努力は、今も、こだわりをもって続けている。

その彼を支えてきたものは、彼自身の強い思いのほか、彼を取り巻く多くの人々だった。
このことは、誰の人生にでも通じることなのではないかと思う。
自身の思いと人とのつながり。
人が生きていくには、このことが大切なのだと私自身も思う。
改めてその思いを強くさせてくれる1冊だ。

この時期になって、チームでの早川選手の存在価値は、さらに高まっている。
毎試合ベンチ入りしていることは、期待の表れだ。
試合を作る先発メンバーで起用されたり、試合を大きく動かすための交代メンバーとして起用されたりして、期待に応える貴重な働きをしている。

早川選手のJリーガーとしてのさらなる活躍と、彼の人生がさらに豊かなものとなるよう、心から祈る。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

負け惜しみでなく、「勝者のメンタリティ」が根付く日を期待する~ホーム福岡戦~

2020-10-14 22:44:10 | アルビレックス新潟
第26節、ホームでアビスパ福岡戦。

前節までの順位表を見てみる。
1位 徳島ヴォルティス  15勝6分け4敗 勝ち点51
2位 アビスパ福岡    15勝4分け6敗 勝ち点49
3位 ギラヴァンツ北九州 14勝4分け7敗 勝ち点46
4位 V・ファーレン長崎  13勝7分け5敗 勝ち点46
5位 アルビレックス新潟 10勝10分け5敗 勝ち点40

J1昇格圏の2位までは、まだ勝ち点で9もある。
これまで新潟は、自分より上位のチームには勝てていなかった。
今季の新潟は、今まで上位をたたき差を詰めるチャンス、という一戦で、いつも勝てなかった。
前半戦でのこれらの上位チームとの対戦の勝敗は、
徳島●、北九州●、長崎△。
前節の京都戦では、京都5位、新潟6位だったが、初めて上位に勝てないジンクスを破った。
そして、今回の福岡戦では、2位という上位チームとの対戦。
ぜひとも勝って、しっかり昇格争いに食い込んでいきたい。

前回の対戦では、新潟はなんと勝っている。
しかし、そのとき福岡は新潟よりも下位に沈んでいたチームだったのだ。
おまけに新潟には負けたのだった。
ところが、その後の福岡は、10連勝を果たして、2位にまで上り詰めている。
新潟も、今は3連勝中だ。
ホーム戦を利して、福岡の連勝を止めて、自らは4連勝としたい。
そう思って臨んだ一戦だった。

しかし、試合は1-2で敗れた。
試合開始早々、新潟の選手たちに次々と強い当たりを見せてくる福岡の選手たち。
決して気おされていたわけではないが、14分、コーナーキックから、福岡の選手のゆるいヘッドが決まり、先制されてしまった。
新潟は、福岡の強い当たりをはね返し、徐々に自分たちのペースに相手を引き込んでいった。

それが実ったのは、後半の64分。
同じようにコーナーキックから、ファビオのヘディングがポストをたたいたこぼれ球を、至恩が蹴り込んでついに追いついた。

その後も、新潟の攻勢が続いていた。
71分、新潟がコーナーキックのチャンスをものにできなかったその時、福岡のカウンターが決まり、勝ち越されてしまった。
まるで、前回W杯でのベルギー戦を見ているように、相手のパスがつながり、決められてしまった。

それでも、まだ時間はある。
きっと逆転できる、そう信じていた。
しかし、試合運びという点で、福岡の方が一枚上手だった。
審判のジャッジの癖を見越したように、ファウルで止めたりファウルで大げさに倒れて字間を使ったりしていた。
まるで、中東勢のサッカーのように。
福岡の選手が倒れるたびに時間は浪費され、新潟の攻撃は分断された。
まあ、これも1つのサッカーだ、仕方がない。
審判の癖をうまく見抜いて、自分たちの味方に引き込んで試合を進めていた福岡に、11連勝の勲章を与えてしまった。


だが、新潟のサッカーは、最近思うように、見ていて楽しい、面白いサッカーだ。
1点リードされている展開でさえ、そう思った。
アルベルト監督がいつも言うように、「勝者のメンタリティ」が根付くようなサッカーをしている。
堂々と攻めの形を作り、ピンチには体を張って防ぐ。
負け惜しみのようだが、これでいいと思う。
まだまだもっと強くなれる。
今はまだ、本当の強さ「勝者のメンタリティ」を身につける途上なのだ。
今日の相手のようなサッカーでは、調子がいいと連勝もできるかもしれないが、こんなサッカーでは、応援したいとも思わないし、本当の勝者のメンタリティは根付かないと思う。


うつむく必要はない。
堂々と行け、アルビレックス新潟。
確かに、上位と差がつくこの1敗は痛いが、今のサッカーは、見ていて頼もしく、心地よい。
この延長線上に、本当に強いサッカーができるチームがあると信じられる。期待できる。
今年の年末までに完成度がどこまで高まるかはわからないが、複数年かけてでもでき上がっていくことを期待したい。

VAMOS NIIGATA !





コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

おいしいご飯がさらにおいしくなる新米の季節だ

2020-10-13 22:36:17 | 新潟


新潟県産の名物、と問われると、違うものを上げろと言われても、出てくるのはやっぱり、「米」ですな。
同様に、米から作られる「酒」(日本酒)もあるけれど、一番は、米。
新潟県人でよかったなあ、と思うことの1つがおいしいご飯をいただけることだ。

炊き立てのご飯は、特にうまい。
何もかけたりつけたりしないで、ひと箸ご飯を乗せて口に入れる。
何度もかみしめると、うまさが口の中に広がり、体じゅうが幸福感で満たされてくる。

わが家では、休日の朝は、パン食ではなくご飯食なのだが、私は、たった一膳のご飯をいただくのに、ルーティンがある。
まず、白いご飯を何もつけずに食べる。
次に、梅干を乗せ、箸で梅干を崩しながら、ご飯を食べる。
梅干のしょっぱさ・酸っぱさが、ご飯には本当によく合う。
そして、少しだけ減ったご飯の上に、かき混ぜてたれも付けた納豆を乗せる。
納豆だけで食べるのもいいのだが、その納豆の上にさらにひと乗せするものがある。
黄身がまだ固まっていない目玉焼きを、うまく箸で黄身とその周辺を切り取って、納豆の上に乗せるのだ。
それから、その黄身に穴をあけ、しょう油を垂らして、黄身を崩す。
納豆とその下のご飯に、しょう油のかかった黄身がしみこんでいく。
そこで、納豆、黄身と一緒にご飯を口にほおばるのだ。
これがまた、最高の味!
…と、このご飯の食べ方を、一人で満足している。

いつも米を買っている農家さんに電話で尋ねると、新米が出たと言う。
新米でなくてもおいしい新潟のコシヒカリを、今度は新米でいただける。
楽しみが大きくなる。
ご飯で幸福感に浸れるのは、ああ、本当にうれしい。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

住宅街の公園で食用キノコが採れるなんて

2020-10-12 21:50:02 | 草木花
来週の日曜朝、また町内の小さな公園の除草作業がある。
自分としては日ごろ使わないとはいえ、町内の公共施設(?)だから、そこは協力して作業には参加するつもりでいる。

その公園の松の木の下を見ていたら、何種類かのキノコが生えていた。
それには驚かないが、食べられるキノコもいろいろと生えていたのを見つけることができた。

大きなキノコ、ヌメリイグチがいくつも生えていた。

食することが可能なキノコだということを、皆、知らないのかな?
まあ、そこまでうまいというキノコでもないけど…。

白い卵型をしているのは、ホコリタケ。

乾燥したものをたたくと、ホコリのように見える胞子がパッと散る。
私自身は食べたことはないが、食可なのだそうだ。

先が少しとがった卵のように出てくるキノコ。

こげ茶色と白は、マントをかけているようにも見える。

このキノコは、ドウシンダケではないかな?

近所で同郷の、私より少し年上の女性が、以前これを見つけて、「これ、食べられるキノコ、ドウシンダケよね!?」と、同意を求めてきたことがあった。
「たぶん、そうですよ。」と答えた私。
幼い頃に育った故郷では、かつて広い松林があり、そこには食用からそうでないものまで、たくさんのキノコが生え、子どもでもよく取りに行ったものだった。
だから、私とその女性は、松林に生えるキノコの、どれが食できて、どれが食できないものかをよく知っているのだ。

だから、これは、毒キノコで食できない。


でも、これはハツタケ。

触ると、表面が緑色になる。
そして、よくだしが出る。
5つほど見かけたので、ハツタケだけは取って家に持ち帰った。
その日の寄せ鍋に入れて、しっかりだしを取った。


こんな住宅街の中の公園で食べられるキノコが何種類も生えてきたなんて、驚きだなあ。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする