ON  MY  WAY

60代を迷えるキツネのような男が走ります。スポーツや草花や人の姿にいやされ生きる日々を綴ります(コメント表示承認制です)

負け惜しみでなく、「勝者のメンタリティ」が根付く日を期待する~ホーム福岡戦~

2020-10-14 22:44:10 | アルビレックス新潟
第26節、ホームでアビスパ福岡戦。

前節までの順位表を見てみる。
1位 徳島ヴォルティス  15勝6分け4敗 勝ち点51
2位 アビスパ福岡    15勝4分け6敗 勝ち点49
3位 ギラヴァンツ北九州 14勝4分け7敗 勝ち点46
4位 V・ファーレン長崎  13勝7分け5敗 勝ち点46
5位 アルビレックス新潟 10勝10分け5敗 勝ち点40

J1昇格圏の2位までは、まだ勝ち点で9もある。
これまで新潟は、自分より上位のチームには勝てていなかった。
今季の新潟は、今まで上位をたたき差を詰めるチャンス、という一戦で、いつも勝てなかった。
前半戦でのこれらの上位チームとの対戦の勝敗は、
徳島●、北九州●、長崎△。
前節の京都戦では、京都5位、新潟6位だったが、初めて上位に勝てないジンクスを破った。
そして、今回の福岡戦では、2位という上位チームとの対戦。
ぜひとも勝って、しっかり昇格争いに食い込んでいきたい。

前回の対戦では、新潟はなんと勝っている。
しかし、そのとき福岡は新潟よりも下位に沈んでいたチームだったのだ。
おまけに新潟には負けたのだった。
ところが、その後の福岡は、10連勝を果たして、2位にまで上り詰めている。
新潟も、今は3連勝中だ。
ホーム戦を利して、福岡の連勝を止めて、自らは4連勝としたい。
そう思って臨んだ一戦だった。

しかし、試合は1-2で敗れた。
試合開始早々、新潟の選手たちに次々と強い当たりを見せてくる福岡の選手たち。
決して気おされていたわけではないが、14分、コーナーキックから、福岡の選手のゆるいヘッドが決まり、先制されてしまった。
新潟は、福岡の強い当たりをはね返し、徐々に自分たちのペースに相手を引き込んでいった。

それが実ったのは、後半の64分。
同じようにコーナーキックから、ファビオのヘディングがポストをたたいたこぼれ球を、至恩が蹴り込んでついに追いついた。

その後も、新潟の攻勢が続いていた。
71分、新潟がコーナーキックのチャンスをものにできなかったその時、福岡のカウンターが決まり、勝ち越されてしまった。
まるで、前回W杯でのベルギー戦を見ているように、相手のパスがつながり、決められてしまった。

それでも、まだ時間はある。
きっと逆転できる、そう信じていた。
しかし、試合運びという点で、福岡の方が一枚上手だった。
審判のジャッジの癖を見越したように、ファウルで止めたりファウルで大げさに倒れて字間を使ったりしていた。
まるで、中東勢のサッカーのように。
福岡の選手が倒れるたびに時間は浪費され、新潟の攻撃は分断された。
まあ、これも1つのサッカーだ、仕方がない。
審判の癖をうまく見抜いて、自分たちの味方に引き込んで試合を進めていた福岡に、11連勝の勲章を与えてしまった。


だが、新潟のサッカーは、最近思うように、見ていて楽しい、面白いサッカーだ。
1点リードされている展開でさえ、そう思った。
アルベルト監督がいつも言うように、「勝者のメンタリティ」が根付くようなサッカーをしている。
堂々と攻めの形を作り、ピンチには体を張って防ぐ。
負け惜しみのようだが、これでいいと思う。
まだまだもっと強くなれる。
今はまだ、本当の強さ「勝者のメンタリティ」を身につける途上なのだ。
今日の相手のようなサッカーでは、調子がいいと連勝もできるかもしれないが、こんなサッカーでは、応援したいとも思わないし、本当の勝者のメンタリティは根付かないと思う。


うつむく必要はない。
堂々と行け、アルビレックス新潟。
確かに、上位と差がつくこの1敗は痛いが、今のサッカーは、見ていて頼もしく、心地よい。
この延長線上に、本当に強いサッカーができるチームがあると信じられる。期待できる。
今年の年末までに完成度がどこまで高まるかはわからないが、複数年かけてでもでき上がっていくことを期待したい。

VAMOS NIIGATA !





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