goo blog サービス終了のお知らせ 

阿智胡地亭のShot日乗

日乗は日記。日々の生活と世間の事象記録や写真や書き物などなんでも。
  1942年生まれが東京都江戸川区から。

東日本大震災が起こった翌年の [ 2012年12月03日(月)の阿智胡地亭の非日乗ブログ ] 再掲載

2025年01月18日 | 東日本大震災ブログ
2012年12月03日(月)
 
日本維新の会は『二本異心の怪』へ改名した方がいい

 日本維新の会:橋下代表代行 原発消滅公約ではないと明言
毎日新聞2012年12月02日 20時24分

 日本維新の会の橋下徹代表代行(大阪市長)は2日、民放の報道番組に出演し、「既存の原発は30年代までにフェードアウト(消滅)する」などと記した

衆院選公約の付属文書・政策実例について、「議論のたたき台であり公約ではない」と明言した。

また、停止中の原発の再稼働については、安全基準などを満たせば容認する考えを示した。

 政策実例は、原発の「フェードアウト」などを盛り込み、衆院選公約「骨太」とともに先月29日に発表した。

しかし石原慎太郎代表は同30日、「フェードアウトってどういうことか。それは違う」などと不快感を示し、記載を見直す考えを示していた。

 橋下代表代行はテレビ朝日の報道番組で、「骨太の方が公約だ」と強調。「政治家が示すのは何年にゼロという話ではない」として、

年限や工程表は官僚組織や専門家が作るものだと主張した。

 また、フジテレビの報道番組では、原発の再稼働について「世界最高水準の安全基準を作り、チェック体制もきちんとでき、

使用済み核燃料の処理方法が定まってくれば、短期的には当然あり得る」と話した。【藤田剛、津久井達】

☆選挙の時に維新の会が「フェードアウト」などという外国語を使うとは意表を突かれた。

従来、官僚が何かを誤魔化したいときにカタカナ英語を持ち出すのが通例だが、それと同じことだろうか?

橋下さんが英語が得意だったとは知らなかった。

使う用語には思想が出てしまう。もしかすると橋下さん松井さんの後ろに、現役の官僚勢力がついたのだろうか。

それにしても、石原日本維新の会代表が「フェードアウト」とは、何のことだと、質問した記者に逆質問したのは、最高のギャグだった。

間もなく石原・橋下政党は『二本異心の怪』と改名するかもしれない。

 
 
「フェードアウト」とは映画の技法用語だと思っていた。

「フェードアウト」について  内田 樹

日本維新の会の選挙公約が「日替わり」状態になっている。

少し前に、「今度の選挙では告示前日まで選挙公約が二転三転するだろう」とあるメディアに書いた。

どうしてもこれだけは実現したいという政策があるわけではなく、どうしても議席が欲しいから選挙に出ている人たちにとって喫緊の問題は

「どういう政策を掲げれば票が集まるか」だからである。

日本維新の会の選挙公約「骨太2013-2016」では焦点の原発問題については

「結果的に30年代までにフェードアウト」という意味のよくわからない文言を採用した。

「30年代までに原発ゼロ」は当初橋下市長自身の主張だった。先月24日にそう言明した。

その後、原発推進派の石原慎太郎の太陽の党との合流合意で「脱原発依存」についての言及そのものが消えた。

それによって、維新の会の支持者のうち「脱原発」政策に好感していた人々の支持が目減りした。

危機感を持った維新の会は、原発についての公約を再び掲げることにした。

続きはこちら

☆フェードアウト ふぇーどあうと (一般)
はてなキーワードから引用

1:映画や音楽で、音や映像が次第にぼんやりと消えていくこと。(広辞苑より)

2:転じて、部活・サークルなどに積極的に来ていた人物が、だんだん来なくなり、

      結果的には誰にも知られないまま、そこから消えていること。

3:または、人・物がだんだん、その地点から遠ざかっている様子。

 
 
10月初頭には古賀、飯田は橋下から心離れ

日本維新の会で離党騒ぎ勃発 ブレーン集団が「三行半」出す
2012年10月3日(水)16時0分配信 NEWSポストセブン

  国会議員の入党希望が殺到している日本維新の会で“離党騒ぎ”が勃発した。橋下徹・大阪市長が誇るブレーン集団が「三行半」を突きつけようとしているのだ。

 発端は、大阪府市統合本部の看板組織「エネルギー戦略会議」が松井一郎・大阪府知事によって突如、活動中止に追い込まれたことだ
 
しかも、理由は「条例に基づかない会議は法令違反の疑いがある」という曖昧なもの。

 同会議は経産省OBの古賀茂明氏や環境学者の飯田哲也氏ら名うての論客が委員に名を連ね、大飯原発再稼働反対緊急声明を出したり、
 
政府のエネルギー需給見通しの誤りを指摘するなど、文字通り橋下維新の脱原発路線を支えてきた。

 委員たちにすれば、橋下氏や松井氏に請われて就任したのに、今になって“あんたたちは違法なことをしていた”といわれたのだから怒るのも無理はない。

「維新の国政進出にあたって経済界にも気配りをしておきたい松井知事にすれば、強硬な反原発論者ぞろいの戦略会議は煙たい存在。
 
いま経済界を怒らせるようなエネルギー戦略を策定されては困るから、口実をつけて休眠させようとした」(維新関係者)

 ブレーンたちはそれでも自主的に市民参加で会議を開いたが、府も市も「会議室は貸せない」と協力を拒否したうえ
役所のHPにも開催を告知しなかった。戦略会議を潰したい意図は見え見えだ。

 怒り心頭の古賀氏はメルマガで、〈経産省の官僚と話したら、「松井知事に感謝する。国政にかまけているとこういうことになるから
 
、地方にとどまった方がいいとアドバイスしたら」と皮肉たっぷりに言われてしまった。
 
官僚達は本当に喜んでいると思います〉と厳しい松井批判を展開している。

「松井知事はこの際、反原発論者を追い出したいのかもしれないが、古賀さんや飯田さんは、ここでキレたら役所の思うつぼだと、
 
脱原発の流れを途絶えさせないためにぎりぎりで辞任を思いとどまっている。橋下さんが本気で仲裁しないと
橋下改革を支えようと手弁当で集まった顧問たちが去っていくでしょう」(維新ブレーンの1人)

 当の橋下氏は経緯を知らないはずはないが、目下、総選挙に備えて各党からの陣笠議員のスカウトで頭がいっぱいの様子。
 
しかし、改革の戦力にならない陣笠議員をいくら集めても、“一騎当千”の有力ブレーンが離反すれば大幅な戦力ダウンになる。

※週刊ポスト2012年10月12日号

 
 
日本未来の党の発足に当たって    茂木健一郎

2012年11月27日
 
 嘉田由紀子滋賀県知事が代表となって、日本未来の党が発足いたしました。私は、その趣旨に賛同します。

 「卒原発」を政策の一つに掲げる同党に、私が賛同することに対して、意外だと思われる方がいらっしゃるかもしれません。

二つの点について、ここで説明させていただきます。

 一つは、「原発」をめぐる「文化」についての考察です。日本、そして世界のエネルギー状況を考えた時、原発をすぐにゼロにできるか、

あるいは将来的になくすことが可能かということについて、私は依然として慎重な態度をとっています。それにも関わらず、

私が今回、嘉田さんの趣旨に賛同したのは、原発をめぐる「文化」のあり方についての危機感があったからです。

 東京で使う電気を、福島の原発でつくる。その福島の方々が、原発の事故で苦しんでいる。そのような社会のあり方、

国のあり方について、根本的に見直す必要があるように私は感じます。

 原発についての議論をしていた頃、私の心に一番刺さったのは、エネルギー安全保障の観点から、原発の地方への立地もやむなしという考え方は、

人口10億を超える国の安定のためには、人権の抑圧もやむなしとする中国と本質的に同じ考え方だという意見でした。

この意見に触れた時に自分の心に生じた痛みを、私は今でも覚えています。

 エネルギー源としての原発をこれからどうするかについては、慎重に考えるべきだと思います。

しかし、上のような原発をめぐる「政治文化」については、明らかに見直しが必要だと考えます。

 もう一点は、最近の日本の政治状況です。アメリカでは、民主党から出馬したオバマ大統領が当選して、二期目をつとめることとなりました。

市場の役割を妨げず、人々の創意工夫を邪魔しない「賢い政府」のあり方を模索し、公共の役割を重視し、

人々のつながり、ネットワーク、そして国際的なオープンさを大切にするオバマ大統領の訴えが支持されたのです。

 それに比べて、日本の政治状況はどうでしょう? オバマ大統領、米民主党に相当する政治勢力は、

どこにいるのでしょうか? むしろ、一昔前の国家観に基づき、時計を逆回りさせるような主張が、目立つように思います。

 主権国家である以上、領土を守るのは当然のことです。その一方で、軍備を強めたからと言って、それが国家の繁栄につながるわけでもないことも事実です。

 今は、逆説的だけれども、「国家」というものにこだわらずに、国境を越えて優秀な人、必要なもの、イキのいい情報が流通するという

グローバル化世界の文法を理解している国が繁栄する。列強が軍事力を背景に植民地獲得競争をした一昔前とは違うのです。

 今の日本で巷に言われる「普通の国」は、一回り遅れの古いモデル。日本が、インターネットやグローバル化といった文明の波に乗り遅れ、

また共生や、ネットワークといった現代の文明の文法についていけない傾向がある中で、ますます日本が繁栄の道から遠ざかっていってしまうことを危惧します。

 このような危機感の下で、日本の政治状況を見た時に、嘉田由紀子滋賀県知事が今回代表となって立ち上げた「日本未来の党」は、

かけがえのない意味を持つと、私は考えます。2009年の民主党マニフェストで政権交代を実現し、

「国民の生活が第一」としてきた小沢一郎さんとそのお仲間も、大きな力となってくれることでしょう。

 私は、日本の国のことを思い、日本が将来繁栄することを願う気持ちを、とても強く持っています。

「日本未来の党」が、大きく成長して、文字通り「日本を未来につれていってくれる」力となることを願ってやみません。

こちら から全文引用。

 
原発「環境整えば再稼働も」=「フェードアウト」は変えず―橋下氏  時事通信

12月2日(日)11時28分配信

 日本維新の会の橋下徹代表代行は2日のフジテレビの番組で、定期検査のため停止中の原発の扱いについて「世界最高水準の安全基準をつくり、

チェック体制もでき、使用済み核燃料の処理方法も定まってくれば、短期で考えれば再稼働はあり得る」と述べ、環境が整えば再稼働を容認する意向を示した。

原発新増設についても「既存のもの、新しいもの(の扱い)はシミュレーションしようということだ」と賛否を明確にしなかった。

 橋下氏は衆院選公約の付属文書「政策実例」に盛り込んだ「既設の原発は30年代までにフェードアウト(消失)」について、見直しを否定しつつも、

「結果としてできない場合もある」と表明。この後のテレビ朝日では「議論のたたき台で、公約ではない」と改めて強調した。 

 フジテレビの番組では民主、自民、公明、みんな各党も条件が整った場合の再稼働容認の立場を示したが、新増設をめぐっては見解が分かれた。

自民党の石破茂幹事長は「安全性が確保され本当に必要なら、新増設を全く否定しない」と強調。

これに対し、民主党の岡田克也副総理は「既に認可した以上に造り続ける可能性はない」と反対し、

公明党の高木陽介幹事長代理も「新規は造らない」と述べた。

 日本未来、共産、社民、新党大地の各党などは再稼働、新増設ともに反対した。


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 【東京】森下駅周辺を街歩き... | トップ | 1月16日/17日に目に留まったS... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

東日本大震災ブログ」カテゴリの最新記事