毎日バッハをきいていこう!

一日一バッハ




今週は、ラルス・ウルリク・モルテンセンの「Johann Sebastian Bach: 8 Suites In French Style」から、6曲の「フランス組曲」を番号順=収録順に楽しんでいます。今日きくのはフランス組曲第4番(BWV815)。第3番まではすべて短調でしたが、この第4番からはすべて長調となります。モルテンセンの弾くのは、トーマス・マンドラプ・ポールセンの1984年製のチェンバロ(ルッカース・モデル)。録音年は不明で、アルバム発売年は1992年です。

CD : 32103/04(Kontrapunkt)

32103/04

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今週きいているのは、ラルス・ウルリク・モルテンセンの「Johann Sebastian Bach: 8 Suites In French Style」。このアルバムに収録された6曲の「フランス組曲」を、番号順=収録順に楽しんでいます。これからきくのはフランス組曲第3番(BWV814)。使用楽器は、トーマス・マンドラプ・ポールセンの1984年製のチェンバロ(ルッカース・モデル)です。なお、アルバムの発売年は1992年ですが、録音年については明記がありません。

CD : 32103/04(Kontrapunkt)

32103/04

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昨日からききはじめた、ラルス・ウルリク・モルテンセンによる「フランス組曲」。今日これからきくのは番号順どおり、フランス組曲第2番(BWV813)です。収録されたアルバムは「Johann Sebastian Bach: 8 Suites In French Style」で、1992年の発売(録音年は不明)です。モルテンセンは、1955年生まれのデンマークの指揮者、チェンバロ奏者。録音で弾いているのは、トーマス・マンドラプ・ポールセン製作(1984年)のルッカース・モデルのチェンバロです。

CD : 32103/04(Kontrapunkt)

32103/04

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今週きいていくのは、ラルス・ウルリク・モルテンセンの「Johann Sebastian Bach: 8 Suites In French Style」です。同アルバムはクラヴィーアのための8曲の「フランス組曲」を収録。このブログでは収録曲中、BWV818a、BWV819aをすでに楽しんでおり、きくのはのこる6曲の「フランス組曲」(BWV812からBWV817)です。今日きくのは番号順=収録順どおりフランス組曲第1番(BWV812)。モルテンセンが弾くのは、トーマス・マンドラプ・ポールセンの1984年製のチェンバロ(ルッカース・モデル)。発売は1992年なので、録音年は遠くないそれ以前ということになります。

CD : 32103/04(Kontrapunkt)

32103/04

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今週前半きいてきた、アニエス・ボワソンノ・ギルボー(ヴィオラ・ダ・ガンバ)とノラ・ダルガザンリ(チェンバロ)の「Bach | Suites FranÇaises」。このアルバムから収録曲を順にきいてきて、のこる1曲はフランス組曲第1番(BWV812)です。これまでの2曲と同じく、フランスの音楽家の曲がプレリュード替わりにおかれており、ここでのそれはルイ・ド・ケ・デルヴロワのプレリュード(「ヴィオール曲集 第2巻」所収の組曲ニ短調)です。

アニエスとノラの演奏はどの「フランス組曲」もいかにもフランス的で、チェンバロのみの「フランス組曲」では感じられなかった美質があります(フランスの音楽家たちのプレリュードもよく親和)。ケーテン宮廷ではガンバ好きの侯爵のために、クリスティアン・フェルディナント・アーベルとバッハで、このような「フランス組曲」の演奏会が開かれていたのではないか、そう夢想させてくれる2人の演奏ですね。

ところで、「Bach | Suites FranÇaises」は、デジタルアルバムで購入したものです(Bandcamp)。購入オプションは「CDとデジタルアルバム」(18ユーロ~)と、「デジタルアルバム」(10ユーロ~)の2種類。デジタルアルバムにはストリーミングとダウンロードがふくまれます。わたしはCD不要なので、デジタルアルバムを選びました。「Bach | Suites FranÇaises」はApple Musicでもあつかっていますが、Bandcampだと料金以外に支援が可能です。

CD : BATHOS2301(Bathos Records)

BATHOS2301

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昨日からききはじめた、アニエス・ボワソンノ・ギルボーとノラ・ダルガザンリの「Bach | Suites FranÇaises 」(2023年録音)。解説書によるとアルバムは、作品との対話、奏者の対話を、きき手とも共有したいという趣旨で録音したようで、奏者たちにとってはこれがデビュー・アルバム(2人が設立したBathos Recordsから発売)となります。

ガンバ奏者のアニエスは、はじめアングレーム音楽院で斉藤由香に学び(なんと6歳)、ついでリヨン国立高等音楽・舞踊学校でマリアンヌ・ミュレ、さらにパリ国立高等音楽・舞踊学校でクリストフ・コインに学び、2018年にはバッハ-アーベル国際ヴィオラ・ダ・ガンバコンクールで第3位を受賞しています。

チェンバロ奏者のノラは、1996年生まれ。はじめカシャン音楽院で学び(こちらは8歳)、2015年からはパリ国立高等音楽・舞踊学校で、ブランディーヌ・ランヌー、オリヴィエ・ボーモンに学んでいます。アニエスと結成したアンサンブル、セ・エトランジュ・エクラは、2019年のロワール国際古楽コンクールで2位を受賞しています。

さて、今日きくのはアルバムの収録順どおり、フランス組曲第2番(BWV813)で、プレリュード替わりに演奏されるのは、マラン・マレのプレリュード(「ヴィオール曲集 第3巻」所収の組曲ハ短調)です。

CD : BATHOS2301(Bathos Records)

BATHOS2301

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今週前半にきいていくのは、アニエス・ボワソンノ・ギルボー(ヴィオラ・ダ・ガンバ)とノラ・ダルガザンリ(チェンバロ)の「Bach | Suites FranÇaises 」(2023年録音)です。アルバムはガンバとチェンバロのために編曲された、3曲の「フランス組曲」(第5番、第2番、第1番)を収録。また、それぞれの組曲にはプレリュード的にフランソワ・クープランとマラン・マレの曲がおかれています。ここでは3曲を収録順にきいていくので、今日これから楽しむのはフランス組曲第5番(BWV816)です。なお、この第5番のサラバンドの動画が、アニエスのYoutube公式チャンネルに投稿されています(Jean-Sebastien BACH ; Suite franÇaise n°5 in G Major, BWV816 - SARABANDE)。

CD : BATHOS2301(Bathos Records)

BATHOS2301

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今日これから楽しむのは、セリーヌ・フリシュによる「ゴルトベルク変奏曲」(BWV988)です。すでに早起きしてアリアと第15変奏まではきいており、じっさいにこれからきくのは第16変奏(序曲)からです。録音は2000年で、使用楽器はフレデリク・バルとアンソニー・サイデイ製作のジャーマン・タイプのチェンバロ。BWV988は1枚目のCDにすべて収録されています。

のこる2枚目のCDには、先週きいたカフェ・ツィマーマンによる「14のカノン」(BWV1087)などが併録されており、これがとても貴重。とくに、第30変奏(クォドリベット)で引用される、「キャベツとカブ」(ベルガマスカにもとづく歌曲)と「おいらは久しくお前に会わぬ」」の2曲のドイツ俗謡を収録しているのは、このアルバムの価値を上げています。

こうなるとCDには収録的な余裕もあるので、原曲といえる「ベルガマスカ」も収録してもよかったのでは。バロック時代初期には、マルコ・ウッチェリーニ、サラモネ・ロッシ、ジローラモ・フレスコバルディらの曲があり、Youtubeで「la Bergamasca」と検索すれば、ウッチェリーニの「ベルガマス」が検索上位に多数でてきます。

CD : Alpha 014(Alpha)

Alpha 014

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今週ここまできいてきたのは、曽根麻矢子の「バッハ:イタリア協奏曲、フランス風序曲」です。アルバムには「クラヴィーア練習曲集 第2部」所収の2曲と、演奏・録音される機会の多い2曲が収録されており、収録順に楽しんできました。これからきくのはのこる1曲で、「クラヴィーア練習曲集 第2部」のフランス風序曲(BWV831)です。曽根の演奏はちょっとスペイン風にも感じらえるとろがあり、収録曲4曲中、これの序曲がいちばん楽しめました。

ところで、アルバムの録音は2005年10月26日と27日ですが、今年の11月11日(曽根の誕生日)には、フランス風序曲、イタリア協奏曲、半音階的幻想曲とフーガをプログラムとする演奏会がハクジュホール開かれます(「曽根麻矢子 J.S.バッハ連続演奏会《BWV》」シリーズ)。このアルバムと3曲までが同じで、曽根の解釈の変化、あるいは技術の熟成が楽しめそうな演奏会です。曽根の演奏会は1回しか体験していないので、なんとかききにいきたいところです。

CD : AVCL-84067(avex-CLASSICS)

AVCL-84067

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今週きいているのは、曽根麻矢子の「バッハ:イタリア協奏曲、フランス風序曲」。このアルバムの4曲を収録順にきいており、これから楽しむのは「半音階的幻想曲とフーガ」(BWV903)です。BWV903は人気のクラヴィーア曲で、ピアノ奏者をふくめ、多数の録音があります。また、華麗なファンタジーと雄弁なフーガは弟子たち玄人筋もひきつけ、多くの筆写譜がのこされています。曽根の録音は2005年5月27日と28日。使用楽器はニコラ・デュモンの1707年製にもとづく、デイヴィッド・レイ製作のチェンバロです。

CD : AVCL-84067(avex-CLASSICS)

AVCL-84067

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昨日からききはじめた、曽根麻矢子の「バッハ:イタリア協奏曲、フランス風序曲」。今日きくのは収録順どおり、「イタリア協奏曲(イタリア趣味による協奏曲)」(BWV971)です。同協奏曲は、フランス風序曲(BWV831)とともに「クラヴィーア練習曲集 第2部」(1735年出版)に所収。曽根が弾いているのはデイヴィッド・レイ製作のチェンバロ(ニコラ・デュモンの1707年製)で、録音は2005年5月27日と28日に、浜離宮朝日ホールでおこなわれています。

CD : AVCL-84067(avex-CLASSICS)

AVCL-84067

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今日からきいていくのは、曽根麻矢子の「バッハ:イタリア協奏曲、フランス風序曲」です。このアルバムの録音は2005年。収録曲はこれからきくプレリュード、フーガとアレグロ(BWV998)のほか、イタリア協奏曲(BWV971)、半音階的幻想曲とフーガ(BWV903)、フランス風序曲(BWV831)の全4曲です。BWV998は「リュートまたはチェンバロのためのプレリュード」とバッハが記しているように、リュート、チェンバロ、どちらの録音も多数。曽根はもちろんチェンバロでの演奏で、弾いているのはデイヴィッド・レイ製作の楽器(ニコラ・デュモンの1707年製)です。

CD : AVCL-84067(avex-CLASSICS)

AVCL-84067

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昨日に続き今日もきくのは、武久源造が1997年に録音した「鍵盤音楽の領域 vol.5」。このアルバムは「バロックの終焉」と副題されており、その副題にふさわしく、バッハの3声のリチェルカーレ(「音楽の捧げもの」)をはじめ、ジョゼフ・ニコラ・パンクラス・ロワイエ、ジャン・フィリップ・ラモー、アントワーヌ・フォルクレ、カール・フィリップ・エマヌエル・バッハの作品が収録されています。これからきくのは「平均律クラヴィーア曲集 第2巻」所収のプレリュードとフーガ第22番(BWV891)。武久が弾いているのは、久保田彰の1996年製のチェンバロ(18世紀のフランドル様式)です。

CD : ALCD-1022(ALM RECORDS)

ALCD-1022

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今日と明日きくのは、武久源造の「鍵盤音楽の領域 vol.5」から、2曲のプレリュードとフーガです。2曲はともに「平均律クラヴィーア曲集 第2巻」に所収されたもので、第18番(BWV887)と第22番(BWV891)。今日きくのは第18番。録音は1997年で、使用楽器は久保田彰の1996年製のチェンバロ(18世紀のフランドル様式)です。

CD : ALCD-1022(ALM RECORDS)

ALCD-1022

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先週からきいてきた、ジュスタン・テイラーの「Bach & l'Italie」。アルバムは2023年に録音されたもので、バッハのイタリア体験から生まれた作品と、イタリアの作曲家たちの作品が収録されています。これから楽しむのは、アントニオ・ヴィヴァルディの「調和の霊感」作品3第9番を原曲とするニ長調の協奏曲(BWV972)。

テイラーの演奏は、近年の若い世代(1992年生)のものらしく、構えたところがなく、じつに自然です。緩急の対比をくっきりとり、急速楽章はかなり速めのテンポです。テンポが速くても音楽がくずれることはなく(くずしていることはあります)、ここできくBWV972もそうで、自在に装飾を入れるなど、とても自由闊達な印象をうけます。

自由闊達さは演奏だけでなく、プログラム構成もそうで、バッハやイタリアの作曲家の作品を並列するにとどまりません。バッハらの作品から1楽章のみを取り出し、前奏曲、後奏曲的にあつかい、プログラムに彩りを与えています。録音での使用楽器はアサス城所蔵のオリジナル・チェンバロ(1730年ごろの製作)で、これはスコット・ロスが愛奏していた楽器です。

CD : Alpha 998(Alpha)

Alpha 998

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