毎日バッハをきいていこう!

一日一バッハ




今朝も陽射しのある明るい朝。そんな朝にはやや渋いかもしれませんが、きくのはヘルマン・シェルヘンとウィーン交響楽団の団員による「Bach: Musical Offering BWV 1079」(Archipel Records ARPCD 0854)です。このアルバムの録音は1950年。編曲はロジェ・ヴュアタ(Complete Roger Vuatez Version)で、フルート、第1ヴァイオリン、オーボエ、第2ヴァイオリン、2本のホルン、ヴィオラ、ファゴット、チェロ、チェンバロによっています。トリオ・ソナタは指定どおり、フルート、ヴァイオリン、通奏低音(チェロとチェンバロ)ですが、演奏としてはこれがいちばん時代を感じさせるのがおもしろいところです。録音から70数年が経過していますが、音については意外にもしっかりしており、音楽を楽しむのに問題はありません。

ARPCD 0854

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今朝は陽射しある明るい朝。空の青も澄みきっていてます。そんな日にきくのは、アーポ・ハッキネンによる「フーガの技法」。2023年に録音されたアルバムは、おおむねバッハの自筆譜によっており、コントラプンクトゥスの第1番から、第3番、第2番、第4番、第5番、第9番、第10番、第6番、第7番、第8番、第11番、第12番、第13番、そしてカノンの8度、10度、12度、拡大・反行という順で演奏(ハッキネンによれば1742年から1745年ごろの順番に修復)されています。

演奏はすべてハッキネンと思いきや、コントラプンクトゥス第12番はレ・ヴォワ・ユメーヌの4ヴィオールによるコンソート(2012年録音)。コントラプンクトゥス第13番ではヴァイオリンのアンナ・ゲベルトとハッキネンでの演奏となっています。また、ざんねんながら、未完のフーガ(コントラプンクトゥス第14番)は収録されていません。演奏はアンドレアス・ルッカース製チェンバロ(1614年)を弾きつつ、じつに思索的な音楽を展開。といっても枯れた演奏というわけではありません。

CD : ODE 1437-2(ONDINE)

ODE 1437-2

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これから楽しむのは、ロザリン・テューレックによる「ゴルトベルク変奏曲」(Deutsche Grammophon 459 599-2)です。テューレックは1914年生まれのアメリカのピアノ奏者。2003年に亡くなるまでに「ゴルトベルク」を7回も録音しており、ドイツ・グラモフォン盤は1998年の録音で、これが最後の「ゴルトベルク」となります。演奏時間は90分をこえているため、まず前半の第15変奏までを楽しみ、第16変奏からは夜にきくことにします。

459 599-2

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先週からきいてきた、ナイジェル・ノースの「J.S. Bach: Complete Lute Works and Other Transcription」。これから楽しむのはのこる1曲で、無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第3番(BWV1006)を原曲とするホ長調のパルティータです(伝承されたバッハの自筆譜は武蔵野音楽大学が所蔵)。ノースの楽器はこれまでと同じく、ラース・ヨンソンの13コースのリュートで、録音は2022年です。なお、ノースには、1985年録音の「Bach Lute Music」というアルバムがあり、そちらにもBWV1006aが収録されています。また、BWV995、BWV999、BWV1000も収録されており、いずれ楽しむ予定です。

CD : DXL1194(Deux-Elles)

DXL1194

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先週からずっと、ナイジェル・ノースが2022年に録音した「J.S. Bach: Complete Lute Works and Other Transcription」を楽しんでいます。アルバムには10曲のリュート曲が収録されており、うち3曲はほかの楽器のための作品からの編曲です。これからきくのはその編曲のひとつで、イ短調のパルティータ(BWV1013)。同パルティータは無伴奏フルートのための組曲ですが、ここではノースの編曲と演奏で楽しみます。使用楽器はスウェーデンの製作家、ラース・ヨンソンのリュートで、ハンス・ブルクホルツァー(1597年)とトマス・エドリンガー(1719年ごろ)のリュートにもとづいています。

CD : DXL1194(Deux-Elles)

DXL1194

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先週からレギュラー(本流)できいている、ナイジェル・ノースのバッハ。ノースはバッハだけでなく、さまざまな音楽家の独奏やアンサンブル録音がありますが、やはりきくべきはジョン・ダウランドやヘンリー・パーセルといったイギリスの音楽家たちの録音でしょう。今宵、本流をはなれて楽しむのは、ダウランドのリュート曲。ノースは4巻からなる「リュート曲全集」を録音しており、ここでは楽しむのはその第2巻「Dowland's Tear」(NAXOS 8.557862)です。このアルバムには有名なラクリナ・パヴァンなど17曲を収録。そのうちいくつかを気のむくままに楽しみます。使用楽器はレイ・ナースによる10コースのリュート(1980年)。録音は2005年です。

8.557862

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先週からきいてきる、ナイジェル・ノースの「J.S. Bach: Complete Lute Works and Other Transcription」。今週前半もひき続き同アルバムからきいていきます。今日これから楽しむのは、ホ短調のリュート組曲。使用楽器はラース・ヨンソン製作のリュートで、録音は2022年です。

CD : DXL1194(Deux-Elles)

DXL1194

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三位一体節後第26日曜日にきくのは、ナイジェル・ノースによる「目覚めよ、とわれらに呼ばわる物見らの声」です。このコラールはいまレギュラーできいている、「J.S. Bach: Complete Lute Works and Other Transcription」に収録されており、原曲は「シュープラー・コラール集」所収のオルガン・コラール。昨日のトッカータとフーガも今日のオルガン・コラールも意表をついた選曲で、ともにリュート編曲はノースです。

CD : DXL1194(Deux-Elles)

DXL1194

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今週きいているのは、ナイジェル・ノースの「J.S. Bach: Complete Lute Works and Other Transcription」(2022年録音)。このアルバムから収録順にきいているのですが、これから楽しむのは順番をかえ、きくのはト短調のトッカータとフーガ(BWV565)です。アルバムのおわりに収録されているトッカータとフーガは、番号からもわかるように、有名なニ短調のトッカータとフーガをリュートのために編曲(ト短調)したもの。真作性に疑義があるオルガン曲ですが、同曲の「潜在的なリュート風な資質に感嘆してきた」(ノースの解説)というとおり、これが意外なほどはまっていて、違和感なく楽しめます。

CD : DXL1194(Deux-Elles)

DXL1194

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ナイジェル・ノースの「J.S. Bach: Complete Lute Works and Other Transcription」から、今日きくのはト短調のフーガです。この曲は無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ第1番(BWV1001)のフーガが原曲で、バッハと同時代のオルガン奏者、リュート奏者のヨーハン・クリスティアン・ヴァイラウフによるタブラチュア譜で伝承されています。したがって、リュート編曲もヴァイラウフとみられています。アルバムの録音は2022年。使用楽器は、ラース・ヨンソン製作のリュートで、ハンス・ブルクホルツァー(1597年)とトマス・エドリンガー(1719年ごろ)にもとづいています。

CD : DXL1194(Deux-Elles)

DXL1194

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今宵楽しむのは、イギリスのアンサンブル、ソネリーの「Corelli:Violin Sonatas, Op. 5」(ERATO 7243 5 62236 2 2)です。このアルバム(1988年および1989年)には、いま本流できいているナイジェル・ノースが参加しており、収録された12曲のソナタから数曲を選んできいていきます。ノース(アーチリュート、テオルボ、ギター)以外の奏者は、モニカ・ハジェット(ヴァイオリン)、ミッツィ・メイヤーソン(チェンバロ、オルガン)、サラ・カニンガム(チェロ)。ソネリーは1982年に結成。編成によって、アンサンブル・ソネリー、トリオ・ソネリーの名称をもちいます。四半世紀まえの録音で、しかも奏者がイギリス勢ということもあってか、近年の演奏にくらべると、表出された情趣はややおとなしめです。

7243 5 62236 2 2

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今日きくのはハ短調のプレリュード(BWV999)。リュート演奏はナイジェル・ノースで、2022年録音の「J.S. Bach: Complete Lute Works and Other Transcription」に収録されたものです。ヨーハン・ペーター・ケルナーの筆写譜(1720年代なかば、あるいは1727年以降)によって伝承されており、その筆者譜表紙には「Pælude in C mol. pour La Lute. di Jphann Senastian Bach.」とあり、リュートのためと明記されています。ノースの使用楽器は、スウェーデンのラース・ヨンソンが製作したリュートです。

CD : DXL1194(Deux-Elles)

DXL1194

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今週きいているのは、ナイジェル・ノースの「J.S. Bach: Complete Lute Works and Other Transcription」。2022年録音のアルバムから収録曲を順に楽しんでおり、これからきくのはプレリュード、フーガとアレグロ(BWV998)です。バッハが「リュートまたはチェンバロのためのプレリュード」としているように、チェンバロでも演奏されますが、ここではもちろんリュートでの演奏。そのリュートはラース・ヨンソン製作のもので、ハンス・ブルクホルツァー(1597年)とトマス・エドリンガー(1719年ごろ)にもとづいています。

CD : DXL1194(Deux-Elles)

DXL1194

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夕べのひとときに楽しむのは、いま本流できいているナイジェル・ノースの「Baroque Lute」(Linn Records CKD 006)です。このアルバムは1990年の録音なので、本流の「J.S. Bach: Complete Lute Works and Other Transcription」より30年ほどまえの録音ということになります。中心となるプログラムは、ヴァイスとヴィヴァルディですが、バッハのシャコンヌ(チャッコーナ)も収録。シャコンヌはいうまでもなく、無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第2番のシャコンヌで、ここできくのはこれをリュート編曲したものです。ノースによると、バッハのシャコンヌは「リュートにとてもよくあう」(解説書)とのこと。なお、使用楽器はエディンバラ大学(エジンバラ楽器博物館)提供のリュートです。

CKD 006

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昨日からききはじめた、ナイジェル・ノースの「J.S. Bach: Complete Lute Works and Other Transcription」。このアルバムには、リュートのためとされる作品の8曲と、オルガンのための作品のリュート編曲の2曲が収録されています。今日きくのは収録順どおり、ハ短調のリュート組曲(パルティータ)。音楽はプレリュード(ファンタジア)とフーガに、サラバンドとジーグの2曲の舞曲がが続く構成です。ノースの録音は2022年。使用楽器はラース・ヨンソン製作のリュート(13コース)です。

CD : DXL1194(Deux-Elles)

DXL1194

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