毎日バッハをきいていこう!

一日一バッハ




大晦日にきくのは、アンドレア・コーエンとキアラ・コロナの「J.S. Bach: Orgel-Büchlein BWV 599-644」(BRILLIANT CLASSICS 96664)から、「神を讃えまつれ、汝らキリストの徒よ、こぞりて」です。このオルガン・コラールは「オルガン小曲集」所収の降誕節のためのもの。コーエンとコロナはこれを、ベルンハルト・フィリードリヒ・リヒター(1850年から1931年)の4手編曲版(1902年出版)によって演奏しています。使用楽器は、エルンスト・カプスの1915年製のアップライトピアノ。録音は2023年です。

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のこり2日となった2024年。今日と明日きくのは、待降節にきいてきたアンドレア・コーエンとキアラ・コロナの「J.S. Bach: Orgel-Büchlein BWV 599-644」(BRILLIANT CLASSICS 96664)です。今日これからきくのは「讃美を受けたまえ、汝イエス・キリストよ」で、この曲はアルバムの表題どおり、「オルガン小曲集」所収のオルガン・コーラル。演奏はベルンハルト・フィリードリヒ・リヒター(1850年から1931年)の4手編曲版(1902年出版)によっており、エルンスト・カプスの1915年製のアップライトピアノを弾いての録音です。

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降誕節後第1日曜日にきくのは、鈴木雅明とバッハ・コレギウム・ジャパン(BCJ)による「神は頌むべきかな! いまや年は終わり」(BWV28)です。このカンタータは1725年4月15日に初演。アリア、アリア、コラール、レチタティーヴォ、アリア、コラールという全5曲からなり、第5曲のコラールをのぞいてすべて独唱曲です。そのコラールも歌う独唱者は、キャロリン・サンプソン、ロビン・ブレイズ、ゲルト・テュルク、ペーター・コーイ。録音は2007年です。

CD : BIS-SACD-1641(BIS Records)

BIS-SACD-1641

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今日これからきくのは、マシュー・ダーストによる、カノン風変奏曲「高き御空よりわれは来れり」(BWV769)です。同変奏曲は降誕節直前にきいていた、ダーストの「J.S.Bach: Organ Music for the Christmas Season」に収録された楽曲。バッハの弟子であったローレンツ・クリストフ・ミツラーが主宰する「音楽学術交流協会」への提出作品です。ダーストの使用楽器は、スタンフォード大学記念教会のオルガン(チャールズ・ブレントン・フィスクが建造)。録音は2018年です。

CD : CRC 3015(Centaur)

CRC 3015

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降誕節第3日にきくのは、同第1日、第2日と同じく、ゲルハルト・シュミット・ガーデンたちによる「クリスマス・オラトリオ」から、カンタータ「天を統べたもう君よ」(BWV248/3)です。シュミット・ガーデンたちの録音は1973年。合唱はシュミット・ガーデンが創設したテルツ少年合唱団、オーケストラはコレギウム・アウレウムです。独唱のソプラノとアルトは、合唱団員のハンス・ブッフヒールとアンドレーアス・シュタイン。テノールとバスはテーオ・アルトマイヤーとバリー・マクダニエルです。なお、つぎの「クリスマス・オラトリオ」ですが、新年(1月1日)のための「ひれ伏せ、感謝もて」となります。

CD : BVCD-38126~2(deutsche harmonia mundi)

BVCD-38126~28

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降誕節第2日にきくのは、ゲルハルト・シュミット・ガーデンたちによる、カンタータ「このあたりに羊飼いおりて」(BWV248/2)です。同カンタータも、降誕節期の6曲の連作カンタータをまとめた「クリスマス・オラトリオ」所収、その第2部にあたります。第1曲のシンフォニアは単独演奏される、いかにもパストラーレな音楽が魅力的です。

シュミット・ガーデンの録音は1973年。合唱はテルツ少年合唱団、オーケストラはコレギウム・アウレウムです。独唱のソプラノとアルトは、合唱団員のハンス・ブッフヒールとアンドレーアス・シュタインで、テノールとバスはテーオ・アルトマイヤーとバリー・マクダニエルです。

CD : BVCD-38126~2(deutsche harmonia mundi)

BVCD-38126~28

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降誕節第1日にきくのは、ゲルハルト・シュミット・ガーデンたちによる、カンタータ「歓呼の声を放て、喜び踊れ」(BWV248/1)です。同カンタータは、降誕節期の6曲の連作カンタータをまとめた「クリスマス・オラトリオ」の第1部にあたり、1734年12月25日に初演されました。シュミット・ガーデンの録音は1973年(1971年とする資料も)で、創立したテルツ少年合唱団をひきいてのもの。共演のオーケストラはコレギウム・アウレウムです。独唱のアルトは、合唱団員のアンドレーアス・シュタイン。テノールとバスは、テーオ・アルトマイヤーとバリー・マクダニエルです。

CD : BVCD-38126~2(deutsche harmonia mundi)

BVCD-38126~28

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今日きくのは昨日に続き、マシュー・ダーストの「J.S.Bach: Organ Music for the Christmas Season」(2001年録音)です。今日はアルバムの表題どおりこの時期にふさわしい、パストラーレ(BWV590)。同曲はヘ長調、ハ長調、ハ短調、ヘ長調の4楽章からなり、第1楽章のみペダル付きで、バグパイプのドローンを模した効果もあって、いかもに牧歌的です。ダーストのレジストレーションも第1楽章はいかにもバグパイプ風です。弾いているのは、スタンフォード大学記念教会のオルガン。チャールズ・ブレントン・フィスクが1984年に建造したものです。

CD : CRC 3015(Centaur)

CRC 3015

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今日と明日きくのは、マシュー・ダーストの「J.S.Bach: Organ Music for the Christmas Season」です。このアルバムには降誕節にふさわしいオルガン自由曲、オルガン・コラールが収録されており、ここでは自由曲から2曲を楽しみます。まず今日きくのはハ長調のプレリュードとフーガ(BWV547)。使用楽器はスタンフォード大学記念教会のオルガンで、建造は1984年、チャールズ・ブレントン・フィスク(ただしフィスクは1983年に亡くなっています)。録音は2001年です。

CD : CRC 3015(Centaur)

CRC 3015

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待降節第4日曜日にきくのは、アンドレア・コーエンとキアラ・コロナによる「全能の神に讃美あれ」(BWV602)です。待降節の日曜日にきいてきた、コーエンとコロナの連弾は、「J.S. Bach: Orgel-Büchlein BWV 599-644」(BRILLIANT CLASSICS 96664)に収録されたもの。よって、「全能の神に讃美あれ」も「オルガン小曲集」所収のオルガン・コーラルで、4手編曲はベルンハルト・フィリードリヒ・リヒター(1850年から1931年)がおこなったものです(出版は1902年)。二人が弾いているのは、編曲者の時代にピリオドな、エルンスト・カプスの1915年製のアップライトピアノ。録音は2023年です。

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今週きいてきたのは、エリザベス・ウォルフィッシュの「Bach: Sonatas and Partitas」。のこるはこれから楽しむパルティータ第3番(BWV1006)のみです。このパルティータはプレリュードにはじまり、舞曲のルール、ガヴォット・アン・ロンドー、第1、第2メヌエット、ブーレー、ジーグが続きます(パルティータ中の最大楽章数)。

ウォルフィッシュの演奏するプレリュードは、かなり突っ込んだもので、スピード感のある前のめりといえる演奏です。これまでの6曲では、プレリュード以外の演奏のように、こまやかなアーティキュレーションが特長で、じつにていねいな演奏できた。そのかわり一部をのぞき、進力にはやや欠ける印象があっただけに驚きです。

ウォルフィッシュのアルバムは、全体としてはおもしろく感じました。中庸な面と、前記のような攻撃的な面が共存しているのは、ちょっとちぐはぐな気もしますが。なお、録音は1996年。ヴァイオリンはペトルス・パウルス・デ・ヴィトールの1750年製、弓はマシュー・コルトマン製(初期のジョン・ドッドによる)で、ピッチはA=400Hzです。

CD : CDD22009(hyperion)

CDD22009

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今週きいているエリザベス・ウォルフィッシュの「Bach: Sonatas and Partitas」も、のこるは2曲。これから楽しむのはそのうちの1曲、無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ第3番(BWV1005)です。ソナタは第1番から第3番まで一貫して緩急緩急の4楽章構成。第2楽章はすべてフーガで、番号が進むにつれじょじょに長大となり。ウォルフィッシュの演奏だと、第1番は5分47秒(94小節)、第2番は8分47秒(289小節)、第3番は12分47秒(354小節)というぐあいです。ウォルフィッシュのアルバムは1996年の録音。使用楽器は、ペトルス・パウルス・デ・ヴィトールの1750年製のヴァイオリンです。

CD : CDD22009(hyperion)

CDD22009

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今週きているのは、エリザベス・ウォルフィッシュの「Bach: Sonatas and Partitas」。このアルバムは1996年に録音されており、6曲のソナタとパルティータがBWV番号順に収録されています。きいているのもBWV番号順、つまり収録順どおりなので、これから楽しむのはパルティータ第2番(BWV1004)です。構成舞曲はパルティータ第1番から1曲ふえて、アレマンダ(アルマンド)、コレンテ(クーラント)、サラバンダ(サラバンド)、ジーガ(ジーグ)、チャッコーナ(シャコンヌ)の5曲。使用楽器はペトルス・パウルス・デ・ヴィトールの1750年製のヴァイオリンと、マシュー・コルトマン製作の弓(初期のジョン・ドッドによる)で、ピッチはA=400Hzです。

CD : CDD22009(hyperion)

CDD22009

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昼下がりのひとときにきくのは、いま本流できいているヴァイオリン奏者、エリザベス・ウォルフィッシュの「Violin Masters of The 17th Century」(hyperion CDA67238)です。アルバム(2000年録音)には表題どおり、17世紀(後半)に活動したヴァイオリンの巨匠たち、ハインリヒ・イグナーツ・フランツ・フォン・ビーバー、ヨハン・ハインリヒ・シュメルツァー、ヨハン・パウル・フォン・ヴェストホフ、ニコラ・マッテイス父の4人12曲が収録。それらからいくつか選んで楽しみます。なお、ビーバーは「ロザリオのソナタ」からパッサカリアが収録されていますが、ウォルフィッシュには2005年録音の「ロザリオのソナタ」全曲の録音もあります。

CDA67238

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これから楽しむのは、エリザベス・ウォルフィッシュによる無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ第2番(BWV1003)です。演奏は、1996年に録音した「Bach: Sonatas and Partitas」に収録されたもので、このアルバムから6曲のソナタとパルティータをBWV番号順(収録順)にきいています。ソナタ第2番は第1番と同じく、第2楽章にフーガをおく4楽章構成。使用楽器はペトルス・パウルス・デ・ヴィトールの1750年製のヴァイオリンで、ピッチはA=400Hzです。

CD : CDD22009(hyperion)

CDD22009

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