洗礼者ヨハネの祝日(6月24日)にきくのは、鈴木雅明とバッハ・コレギウム・ジャパンによる「喜べ、贖われし群れよ」です。このBWV30は1738年に初演されたとみられる、「イタリアのギャラント様式の影響をうかがわせる」(『バッハ事典』)カンタータ。なかでも長い前奏にはじまる第5曲のアリア(後奏も長い)は、感覚的でじつに優美です。そのため単独で録音もあり、このブログで紹介したマグダレーナ・コジェナーの初期の録音にも収録されていました(記事は「マグダレーナ・コジェナー『J.S.バッハ:宗教的アリア集』」)。
CD : BIS-2031(BIS Records)