今週前半にきいてきた、ラファエレ・トレヴィザーニ(フルート)、ピート・クーンホフ(ヴァイオリン)、パオラ・ジラルディ(ピアノ)の「J. S. Bach Trio Sonatas」(DELOS DE 3391)。このアルバムからトリオ・ソナタを3曲収録順に楽しんできて、のこるは1曲、イ長調のオブリガート・チェンバロとフルートのためのソナタです。トレヴィザーニたちはこのソナタをフルート、ヴァイオリン、ピアノで演奏。トレヴィザーニの演奏はフルートを朗々と美しく鳴らしたもので、ピリオド・アプローチから遠いですが、これはこれで清々しさがあります。チェンバロではなくピアノをもちいているのは好印象。バランス的にも、朗々たるフルートにはピアノのほうがあっています。