今日は復活節前第3日曜日(四旬節第4日曜日)ですが、この日のためのカンタータは伝承されていません。ですので、レギュラーできいているエヴァンジェリーナ・マスカルディの「The works for lute by Johann Sebastian Bach」から、ト短調のフーガ(BWV1000)をきくことにします。BWV1000は無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ第1番(BWV1001)のフーガを編曲したもので、ヨーハン・クリスティアン・ヴァイラウフが「バッハ氏によるフーガ」と題したタブラチュア譜で伝えられています。CD解説によると編曲はバッハの手によるものではなく、マスカルディは原曲も参照して新たな編曲を試みているとのことです。
CD : A 529(ARCANA)