今宵きくのは、イザベル・ファウストのヴァイオリン、ジョヴァンニ・アントニーニ指揮のイル・ジャルディーノ・アルモニコによる、ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト「ヴァイオリン協奏曲集」(harmonia mundi HMC 902230.31)です。2024年12月には録音メンバーでの来日公演が決まっていますが、演奏会にはざんねんながら参加できません。その代替にはなるはずもないのですが、しばしの時間、CDでファウストのモーツァルトを楽しむことにします。アルバムにはヴァイオリン協奏曲第1番から第5番、変ロ長調とハ長調のロンド、ホ長調のアダージョが収録されており、ここでは第1番と第3番をきいていきます。録音は2015年なので、いま本流できいている「ブランデンブルク協奏曲集」より6年まえの収録ということになります。