今週きいていくのは、アレーナ・チェルニーとオーケスター・ル・フェニックスの「Bach / Keyboard Concertos」(SONY CLASSICAL 19075948772)です。チェルニーは、1967年、ウクライナ生まれのピアノ奏者。現在はスイス在住で、アルバムの録音(2019年)も同国にておこなわれています。アルバムには1台用のチェンバロ協奏曲8曲を収録(第8番はは9小節のみ)。今日の第1番から順に楽しむことにします。共演のオーケスター・ル・フェニックスは、メンバー全員がモダンとピリオド両楽器の奏法を学んだということで、「historically informed performance practice」(HIP、歴史的情報にもとづいた演奏実践)を共通の目標にしているとのことです。アルバムではバロック弓をもちいて演奏しています。