今日はミンコフスキたちによるロ短調ミサ曲をきく予定だったのですが、時間がないので断念。合唱を10人のソリストにゆだねた注目の演奏は、またの楽しみにします。そのかわりにきくのは、ノルディック室内合唱団による「コラール集」から「かくも喜びに満てるこの日」。このBWV294は、同名のラテン語讃歌によるコラールを4声体に編曲したものです。
CD : 99575(Brilliant Classics)
今日のバッハは、ロバート・ヒルのクラヴィコード演奏で楽しむ小品。きくのは、「フーガ ハ長調 BWV952」で、先日からきいている「教師としてのバッハ―ケーテン時代のクラヴィーア作品集」というCDに収録されています。ヒルの演奏では2分に満たない小品ですが、短いなかにも変化もあって、お気に入りのフーガです。
CD : CD92.107(Hänssler CLASSIC)
今日の京都は天気はよいものの、強い風がかなり冷たく、最高気温が5度と寒くなっています。午後からは外出なので、もう少し気温が上がってくれればいいのですが、天気のことなのでしかたありません。
外出にそなえ、早めの昼食もとったところで、これから短くバッハで休憩にします。きくのは「4声コラール」から「寛大なる神」。演奏は、ニコル・マット率いるノルディック室内合唱団(現・ヨーロッパ室内合唱団)らです。
いまからきく「フーガ ト長調 BWV577」は、先日きいた「フーガ ト長調 BWV576」と同じく、「現在は一般的に偽作とされる」(『バッハ事典』)作品。演奏はファーイウスで、BWV576と同じ全集第7巻に収録されています。
CD : BIS-CD-439/40(BIS Records)
昼食をとりおえ、これからコーヒーとバッハでしばし休憩です。今日きくのは、先日きいたロバート・ヒルのCDから、「フーガ イ短調 BWV947」。この作品の基本資料は「現在すべて消失」(『バッハ事典』)ということで、成立などについても不明なようです。ともあれ、過度な集中力を必要としないこのフーガは、コーヒーを楽しみながら、リュート・チェンバロの響きをきくには、ちょうどよい作品といえるかも。
ニュースをみていたら、今日は成人式ということ。朝から仕事をしていて、すっかり忘れていましたが、通勤時間、どうりで外が静かだと思いました。さて、お昼もとりおえたところで、今日のバッハ。きくのは2度目となる「ミサ曲 ヘ長調 BWV233」。1度目はヘレヴェーゲたちの演奏(記事は「ミサ曲 ヘ長調 BWV233」)できいたので、今回はOVPP(OVPPについては「OVPPによる演奏」)によるパーセル・クァルテットできくことにします。なお、OVPPなので、とうぜん声楽はパート1人ですが、パーセル・クァルテットの演奏は、通奏低音をのぞき器楽もパート1人という編成です。
CD : CHAN 0653(Chandos Records)
今日は顕現節後第1日曜日ということで、この日のためのカンタータ「いと尊きイエス、わが憧れよ」をききます。1726年に初演されたこのBWV32は、レームスの原詩にはない第6曲のコラール(合唱)をのぞき、アリアとレチタティーヴォのみで、「魂とイエスの霊的な二重唱として構成された作品」(『バッハ事典』)です。演奏はコープマンたちによるもの。
CD : CC 72217(Challenge Classics)
今日のバッハは、一昨日にきいたロバート・ヒルのCDから、「プレリュードとフゲッタ ヘ長調 BWV901」を、リュート・チェンバロの響きで楽しみます。このBWV901を含む、BWV870a、899~902、902/1aの5曲は、著名なバッハ学者クラウス・ホーフマンにより、「ひとつの曲集をなしていた可能性が大きいことが指摘されている」(『バッハ事典』)とのこと。なお、フゲッタはBWV886のフーガの初稿にあたります。
今日の京都はすっきりしない天気ですが、これからきくバッハは、そんな天気とは正反対の、明朗で屈託のないオルガン曲。その曲は、「偽作とされるが、明るい旋律美には捨てがたい魅力がある」(『バッハ事典』)標記のフーガ。「本来はペダル・チェンバロ用だったともいわれる」(『同』)このBWV576を、ファーイウスのオルガン演奏で楽しむことにします。
CD : BIS-CD-343/44(BIS Records)
昨夕からの外出、家に帰りついたのは、日付が替わった1時すぎ。帰宅してから、あれこれしていたらもう2時をまわってしまいました。予定していた仕事がまだ残っているんですが、今夜はもうあきらめ、バッハをきいて休むことにします。きくのは「ロンドーによるファンタジー ハ短調 BWV918」。これをロバート・ヒルのリュート・チェンバロで楽しみます。
正月気分もないまま降誕節もおわり、今日ははや人日の節句です。今朝は世間なみに七草粥をいただき、さきほどまで外出していました。すぐにまた外出ですが、ともかくちょっと一服し、バッハを楽しむことにします。きくのは「おそらく弟子によるもの」(『バッハ事典』)という「フーガ ニ長調 BWV580」です。演奏はファーイウスによるオルガンで、全集の9巻に収録されています。
CD : BIS-CD-445(BIS Records)
今日1月6日は顕現節。もちろんきくのは顕現節のためのカンタータで、「人々シバよりみな来たりて」。演奏は、昨年の12月24日の記事(「『ローマのクリスマス』」)で予告したように、マクリーシュたちによるものです。
「1740年頃のライプツィヒ聖トーマス教会において挙行されたであろう顕現節のためのミサ」という副題をもつマクリーシュのCDは、鐘の音からはじまりオルガンの華麗な演奏でおわる、顕現節のミサを再構成したもの。
さまざまな作品が収録されたCDですが、きくのは時間のつごうでBWV65(説教前)だけ。CDにはほかにも、BWV180の「装いせよ、おお、わが魂よ」(説教後)や、「ファンタジー ト長調 BWV572」(ポストリュードとして)なども収録されています。
CD : 457 631-2(ARCHIV PRODUKTION)
ヴァインベルガーのオルガンできいている、「オルガン小曲集」からの新年のためのコラール。今日はそのなかから「汝にこそ喜びあり」をききます。教会暦にあるていどあわせてきいているので、これからしばらくは「オルガン小曲集」とはお別れで、つぎは「マリアの潔めの祝日」前後になると思います。
CD : 999652-2(cpo)
今日の日曜日は新年後第1日曜日。ということで、きくのはこの日のためのカンタータ「ああ神よ、いかに多き胸の悩み」です。このBWV58はソプラノとバスの二重唱カンタータで、第1曲と第5曲のコラールもソプラノによって歌われ、合唱は登場しません。演奏は、昨年末来の一連のカンタータと同じく、ガーディナーたちによるもの。
CD : SDG 150(SDG)
昨日に続き今日もヴァインベルガーのオルガンで「オルガン小曲集」をききます。きくのは新年のためのオルガン・コラール「古き年は過ぎ去りぬ」。このBWV614の原コラールは、「The Art of Bach」の「BWV288 古き年は過ぎ去りぬ」や「BWV289 古き年は過ぎ去りぬ」で紹介されています。