毎日バッハをきいていこう!

一日一バッハ




「かくも喜びに満てるこの日」は、「かつてはヨーハン・クリストフ・バッハの作とされてていたが、『ノイマイスター・コラール集』の発見により、J.S.バッハの作品であることが判明した」(『バッハ事典』)コラール編曲。このBWV719を、ファーイウスのオルガンできくことにします。

CD : BIS-CD-379/80(BIS Records)

BIS-CD-379/80

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これからきくコラール編曲は、「モテット風の4声楽曲」(『バッハ事典』)の「天にましますわれらの父よ」。演奏はいつものようにリュプサムです。なお、BWV737の原コラールの歌詞はルター作です。

CD : 8.553629(NAXOS)

8.553629

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今日のバッハも先日からひき続き、リュプサムによるオルガン・コラールです。きくのは、やや気の早い、「いまぞ喜べ、汝らキリストの徒よ」。「2つの手鍵盤とペダルのため」のBWV734は、ソプラノ声部が16分音符主体で上下行するなか、テノール声部(ペダル)に原コラールの旋律があらわれます。

CD : 8.553629(NAXOS)

8.553629

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これからきく「讃美を受けたまえ、汝イエス・キリストよ」は、降誕節のためのコラールを編曲したもの。ルター作の詩は各節とも「Kyrieleis!」でしめられ、バッハはその行間に、間奏のように即興的な楽句を挿入しています。オルガン演奏は、今日もリュプサムです。

CD : 8.553629(NAXOS)

8.553629

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BWV725は、ドイツ語「テ・デウム」による5声編曲。ルターによる歌詞をオルガンによって敷衍するかのような編曲で、4声体のコラール編曲風にはじまりますが、(定旋律を奏するソプラノをのぞく)「下声部は歌詞に対応してさまざまに変化」(『バッハ事典』)します。ルターによる歌詞は52行におよぶため、リュプサムの演奏だと10分をこえるほどの大曲です。

CD : 8.553629(NAXOS)

8.553629

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今日は待降節第3日曜日ですが、ライプツィヒでは待降節にはカンタータは演奏されません(待降節第1日曜日をのぞく)。そのため、これからきくのは、オルガンのためのコラール編曲、BWV738です(もっとも、この「高き天よりわれは来たれり」は降誕節のコラールなので、ちょと気が早いのですが)。BWV738は力強いペダルにささえられたソプラノにコラール旋律があらわれ、それを「天使の羽ばたきを模した音型が彩」(『バッハ事典』)ります。昨日に続き、これをリュプサムの演奏でききますす。

CD : 8.553629(NAXOS)

8.553629

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同名のBWV703が手鍵盤のみのコラール編曲(3声)だったのとちがい、これからきくBWV724は「習作風の5声楽曲(ペダル付き)」(『バッハ事典』)。オルガン演奏は、リュプサムです。

CD : 8.553629(NAXOS)

8.553629

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3日連続できいている「いと高きところには神にのみ栄光あれ」のコラール編曲。これからきくBWV717も同名曲で、手鍵盤(3声)のみによるオルガン・コラールです。コラール旋律はソプラノ声部にくっきりあらわれ、ほかの2声部は「ジーグのリズムに乗せて」(『バッハ事典』)動きまわります。オルガン演奏は、これまでの同名3曲と同じく、ファーイウスです。

CD : BIS-CD-397/98(BIS Records)

BIS-CD-397/98

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一昨日、昨日にひき続き、今日のバッハも「いと高きところには神にのみ栄光あれ」。これからきくBWV716は、「偽作とする説もある」(『バッハ事典』)というコラール編曲(「『いと高きところには神にのみ栄光あれ』によるフーガ」)。これをファーイウスのオルガン演奏でききます。

CD : BIS-CD-397/98(BIS Records)

BIS-CD-397/98

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これからきくは、昨日の「いと高きところには神にのみ栄光あれ」と同名のBWV715。歌詞の行ごとに32分音符の華麗なパッセージが挿入される、和声体によるコラール編曲です。オルガンはファーイウス。

CD : BIS-CD-397/98(BIS Records)

BIS-CD-397/98

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これからきく「いと高きところには神にのみ栄光あれ」は、同名のオルガン・コラールのひとつで、2部からなる2声編曲(ビチニウム)。16分音符主体の左手の動きの上で、右手がくっきりとコラール旋律を奏でます。なお、ベルンハルト・バッハの作品という説も(『バッハ事典』)。

CD : BIS-CD-397/98(BIS Records)

BIS-CD-397/98

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これからきく「全能の神に讃美あれ」は、手鍵盤のみによるフゲッタ(3声)。短いながらもどっしりした同名のBWV602(「オルガン小曲集」)とちがい、ペダルのないBWV704はすっきりしたコラール編曲です。

CD : BIS-CD-343/44(BIS Records)

BIS-CD-343/44

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今日は待降節第2日曜日。いつもならカンタータをきくところなのですが、ライプツィヒでは、先週の待降節第1日曜日をのぞき、待降節にはカンタータは演奏されません。そのためこの日のためのカンタータは残されてなく、今日は代わりにオルガン・コラールをきくことにします。きくのは、手鍵盤のみによるフゲッタ、「神の子は来たりたまえり」で、演奏は昨日と同じくファーイウスです。

CD : BIS-CD-343/44(BIS Records)

BIS-CD-343/44

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このところ、それなりに時節にみあった(ちょっと気も早いものもありますが)「個別に伝えられたコラール編曲」をきいています。これからきく「幼子イエスはわが慰め」はそうしたオルガン・コラールで、手鍵盤とペダルによる4声のフゲッタ。演奏はこれまできいていたリュプサムではなく、ファーイウスです。なお、このBWV702には「偽作の疑いあり」(『バッハ事典』)とのことです。

CD : BIS-CD-343/44(BIS Records)

BIS-CD-343/44

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先日、「モンプチ アンサンブル」のテレビCMでBWV1043が流れている(記事は「2つのヴァイオリンのための協奏曲 ニ短調 BWV1043 [3]」)ということにふれました。この「モンプチ アンサンブル」のほかに、ここのところよく目(耳)にし印象的なのが、日産フーガのテレビCM(「最高の日産」篇)です。

CMで流れている音楽はいわゆる「ヘンデルのサラバンド」で、1733年に出版された組曲第11番(クラヴィーア組曲第2集第4番、HWV437)のサラバンド(第3曲)。荘重な響きのこのサラバンドは、映画「バリー・リンドン」でもつかわれていましたが、このCMでも荘重な雰囲気のままに編曲され、鮮烈です。

ヘンデルは、荘重な系統のサラバンドが好きだったのか、オペラ「ガリア(ゴール)のアマディージ Amadigi di Gaula 」のダルダーノのアリア「不幸な恋人のすべての痛みを Pena tiranna 」や、オペラ「リナルド Rinaldo 」のアルミレーナのアリア「涙の流れるままに Lascia ch'io pianga 」などの名曲があります。

もちろん、CMで流れているサラバンドも小品ながら名曲。荘重な系統のサラバンドらしく和音主体で、16小節のサラバンドと、同じく16小節の二つの変奏で構成されています。このサラバンドをふくむHWV437を、休憩がてら、アラン・カクストンの演奏で楽しむことにします(NAXOS 8.550416)。

8.550416

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