毎日バッハをきいていこう!

一日一バッハ




ダニエル・コルゼンパによる「平均律クラヴィーア曲集 第1巻」、今日はハ短調のプレリュードとフーガです。このBWV847は、さきほど投稿した表(記事「『平均律クラヴィーア曲集 第1巻』の楽器選択(ダニエル・コルゼンパ)」)のように、コルゼンパもレヴィンもともにチェンバロを選択。コルゼンパのチェンバロは、カール・コンラッド・ フライシャーの1716年製の楽器です。

CD : 446 690-2(PHILIPS)

446 690-2

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昨日からききはじめたダニエル・コルゼンパによる「平均律クラヴィーア曲集 第1巻」。下記の表は「プレリュードとフーガ」ごとの楽器選択を一覧化したもので、ロバート・レヴィンによるそれも併記しておきました。グレーの背景は、コルゼンパとレヴィンの選択が一致していることをあらわします。不一致は、第7番でのチェンバロとオルガンをのぞけば、すべてクラヴィコードとチェンバロのちがいです。

「平均律クラヴィーア曲集 第1巻」楽器選択一覧

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今週から4週にわたって、ダニエル・コルゼンパによる「平均律クラヴィーア曲集 第1巻」をきいていこうと思います。コルゼンパの録音(1982年)は、クラヴィコード、チェンバロ、小型オルガンをひきわけたもので、このブログで紹介したロバート・レヴィンの「平均律」(こちらの録音は2000年)と同趣旨のもの。これからきくBWV846は、クラヴィコードで演奏しています(レヴィンはチェンバロ)。ちなみに、コルゼンパとレヴィンの選択楽器は、24曲中17曲で一致しています。

CD : 446 690-2(PHILIPS)

446 690-2

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今朝きいた「この同じ安息日の夕べ」の指揮者フィリッペ・ヘレヴェーゲは、グスタフ・レオンハルトたちによるカンタータ全集の録音にも参加し、レオンハルトとは縁のある音楽家です。ほんとうはBWV42もレオンハルトによるものでききたかったのですが、テレフンケンでの全集はニコラウス・アーノンクールが担当で、SONY CLASSICALをふくめて、レオンハルトの録音はありません。

しかし、1977年に放送(オランダ放送協会)されたらしきシンフォニアの映像がYouTubeにあって、これは視聴することができます。アンサンブルは、ムジカ・アンティクヮ・アムステルダムで、おとなしくオルガンをひくトン・コープマンもいて、有名演奏家だらけの必見の映像です。メンバーには、当時留学中だった渡邊慶子(ヴァイオリン)の顔もみることができます。

また、同じときに放送されたらしい、ムジカ・アンティクヮ・アムステルダムとコレギウム・ヴォカーレ・ヘントによる「神の時こそいと良き時」の映像もあります(こちらは全曲)。なんとこちらではフランス・ブリュッヘンがリコーダーを吹いています。BWV42のシンフォニアも、BWV106も現在のところまだ視聴可能で、「Leonhardt bwv 42」と「Leonhardt bwv 106」で検索できます。



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これからきくのは、フィリッペ・ヘレヴェーゲたちによる「この同じ安息日の夕べ」(1725年4月8日初演)です。このBWV42は復活節後第1日曜日のためのカンタータで、シンフォニアにはじまり、レチタティーヴォ(テノール)、アリア(アルト)、コラール(ソプラノとテノール)、レチタティーヴォ(バス)、アリア(バス)、コラール(4声)と歌いつがれていきます。そういえば、いつぞや紹介した「アンナ・マクダレーナ・バッハの年代記」にも、シンフォニアと続くレチタティーヴォの演奏風景の映像がありました。

CD : HMC 901328(harmonia mundi)

HMC 901328

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今週は、ルネ・サオルジャンによる「オルガン小曲集」の録音から、復活節のためのコラールをきいてきましたが、その復活節のためのコラールも今日が最後です。これからきくのは「今日 神の子は勝利の凱旋をなしたもう」で、このBWV630では「幅広い音程のペダルが、御子の勝利を表現」(『バッハ事典』)しています。

CD : HMX 2951215(harmonia mundi)

HMX 2951215

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ルネ・サオルジャンのオルガンできいている復活節のためのコラール(「オルガン小曲集」)、今日は「栄光の日は現れたり」です。このBWV629では、「定旋律は両外声のカノン」(『バッハ事典』)としてあらわれます。

CD : HMX 2951215(harmonia mundi)

HMX 2951215

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ルネ・サオルジャンのオルガンできいている復活節のためのコラール。今日これからきくのは、昨日の「キリストは甦りたまえり」とよく似た題をもつ、「聖なるキリストは甦りたまえり」(「オルガン小曲集」)です。昨日のBWV627はニ短調でしたがこのBWV628はニ長調で、キリストの復活というテーマにふさわしく、力強く、まばゆいばかりのオルガン・コラールです。

CD : HMX 2951215(harmonia mundi)

HMX 2951215

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昨日の好天から、今日は雨。最高気温は昨日より4度も下がるようですが、それでも18度ということで、やはり春ですね。とはいえ、もうちょっと天気が安定してくるとよいのですが。さて、今週はルネ・サオルジャンによるオルガン・コラールをきいていますが、今日きくのは「キリストは甦りたまえり」(「オルガン小曲集」)です。このBWV627は、3節からなる復活節のためのコラールにもとづき、「コラール・パルティータ風の展開を見せ」(『バッハ事典』)ます。

CD : HMX 2951215(harmonia mundi)

HMX 2951215

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昨日の復活節第2日に続き、同第3日も、ルネ・サオルジャンによるオルガン・コラールですごします。今日きくのは復活節のためのオルガン・コラール「われらの救い主なるイエス・キリストは」(「オルガン小曲集」)で、このBWV626は、「イエスの受難を回想する」(『バッハ事典』)コラールです。

CD : HMX 2951215(harmonia mundi)

HMX 2951215

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復活節第2日の今日きくのは、オルガン・コラール「キリストは死の縄目につながれたり」(「オルガン小曲集」)です。このBWV625は、マルティン・ルターの歌詞によるコラール(旋律はラテン語続誦「過ぎ越しの生け贄を讃美せよ」による)にもとづくもの。オルガン演奏は、先々週、受難節のためのオルガン・コラールをきいていたルネ・サオルジャンです。

CD : HMX 2951215(harmonia mundi)

HMX 2951215

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暦のめぐりあわせで、今年は昨日が春分後はじめての満月。昨夜は天気がよかったこともあり、きれいな満月がのぞめました。そして一夜あけ、今日これからきくのは、もちろん復活節第1日のためのカンタータで、「天は笑い、地は歓呼す」です。このBWV31はバッハのヴァイマール時代、1715年4月21日に初演されたカンタータ。キリストの復活を祝うカンタータだけに、第1曲のソナタ(器楽導入曲)からして、はじけるような喜びの気分に満たされ、こういうカンタータはガーディナーたちにぴったりです。

CD : SDG 128(SDG)

SDG 128

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マリー・クレール・アランのオルガン大全集第12巻(1993年録音)。昨日は聖金曜日は「ヨハネ受難曲」をきいたので一日休みましたが、今日はまたアランのオルガンにもどします。といっても、第12巻は、これからきくBWV564が最後の収録曲となります。楽器は、BWV542、BWV54と同じく、クリスティアン・ミュラーによる、レーワルデン(オランダ)のヤコブ教会のオルガンです。

CD : 4509-96745-2(ERATO)

4509-96745-2

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グスタフ・レオンハルトの訃報にふれてから、今年の聖金曜日(今日4月6日)はレオンハルトの「マタイ受難曲」をきこうと思っていました。しかし、レオンハルトが葬儀の最後の曲として選んだのが、「ヨハネ受難曲」の最後のコラールだと知って(「古楽情報誌 アントレ」2012年3月号)、「マタイ」から「ヨハネ」に受難曲を変更しました。

ざんねんなことにレオンハルトの「ヨハネ」の録音はないので、ほかのだれかの録音から選ぶことになります。ふつうなら、レオンハルトとかかわりの深かったシギスヴァルト・クイケンかフランス・ブリュッヘンあたりから選ぶところ。しかし、あれこれ考えたすえ、あえてレオンハルトからは遠いと思われる、ヘルマン・マックスたちの録音(1749年稿)を選んでみました。

エヴァンゲリスト(福音史家)はクリストフ・プレガルディエン、イエスはゴットホルト・シュヴァルツ。この二人をのぞいたほかの独唱者たち、マルティナ・リンス、ドロテーア・レシュマン、ラルフ・ポプケン、マルクス・ブルッチャー、ハンス・ゲオルク・ヴィマーは合唱も歌い、これら独唱者をふくめ、ライニッシェ・カントライは各声部4人(バスのみ5人)編成です。

ダス・クライネ・コンツェルトの編成は、弦がヴァイオリン10、ヴィオラ3、通奏低音が、チェロ2、コントラバス、チェンバロ、オルガン、ファゴット、コントラ・ファゴットがそれぞれ1。これに、ヴィオラ・ダ・ガンバが1、フルート、オーボエがそれぞれ2というもの。テンポは速めで、最後のコラールも語るテンポに近いものです。

CD : 60 023-2(CAPRICCIO)

60 023-2

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収録順にきいていいる、マリー・クレール・アランのオルガン大全集第12巻(1993年録音)。順番では今日はパストラーレ(パストレッラ)なのですが、さすがにこれは受難週(聖週間)にふさわしくありません。ということで、パストラーレをとばし、今日はイ短調のプレリュードとフーガをきくことにします。このBWV543の楽器は昨日と同じで、クリスティアン・ミュラーによる、レーワルデン(オランダ)のヤコブ教会のオルガンです。

CD : 4509-96745-2(ERATO)

4509-96745-2

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