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毎日バッハをきいていこう!

一日一バッハ




今日から来週にかけてきいていくのは、コリン・ティルニーによるチェンバロのためのトッカータ集。録音は1988年で、ティルニー55歳の、およそ30年まえの録音です。今日まずきくホ短調のトッカータ(BWV914)で、収録順に7曲をきいていきます。使用楽器は、18世紀、イタリアの不明の製作者のチェンバロです。

CD : DOR-90115(Dorian)

DOR-90115

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これから楽しむのは借りもののCDから、リーズ・ドゥ・ラ・サール(ピアノ)による「イタリア協奏曲」です。この曲は「Bach Unlimited」(naïve V 5444)と題されたアルバムの収録曲で、ほかにはフェルッチョ・ブゾーニ編曲のシャコンヌなどが収録されています。ドゥ・ラ・サールは、1988年、フランスはシェルブール生まれのピアノ奏者。ドゥ・ラ・サールのバッハには、2017年録音の「Bach Unlimited」のほか、2004年に録音された「Bach Liszt」もあり、バッハは重要なレパートリーなのでしょう。ここできくイタリア協奏曲は、両端楽章の快速テンポ(とくに第3楽章)、ダイナミクスをひろくとった、じっくりきかせる中間楽章と、ピアノでのバッハらしくきわだった対比が楽しめます。

V 5444

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今日これからきくのは、アンサンブル・ラルテ・デッラ・フーガによる「フーガの技法」です。アンサンブル・ラルテ・デッラ・フーガは、編曲を担当したハンス・エーバーハルト・デントラー(チェロ)を中心とする五重奏団。編成は、ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ、コントラバス、ファゴットで、ドイツ生まれのデントラーのほかは、イタリアの奏者のもようです。アンサンブル・ラルテ・デッラ・フーガにとっては、この2016年の録音は2度目の「フーガの技法」で、1度目は2001年に録音されています。どの楽曲もたっぷりと演奏されており、テンポも比較的ゆっくりめです。未完のフーガは12分7秒という演奏時間で、きくまえは補筆完成されたフーガかと思いましたが、じっさいは未完のままでした。

OC 1854

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これからきくのは、復活節前第7日曜日のための「見よ、われらエルサレムにのぼる」です。このBWV159は、1729年2月29日に初演された全5曲からなるカンタータ。アリオーソとレチタティーヴォ(イエスと魂の対話)にはじまる構成で、アリアとコラール、レチタテーヴォ、アリア、コラールと続きます。音源は、鈴木雅明とバッハ・コレギウム・ジャパンによるCD(2010年録音)。独唱(合唱も歌う)は、ロビン・ブレイズ、ゲルト・テュルク、ペーター・コーイです。

CD : BIS-SACD-1891(BIS Records)

BIS-SACD-1891

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今日きくのは昨日と同じ「Bach & Weiss」から、ヨハネス・プラムゾーラーによる無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ(BWV1004)です。プラムゾーラーはレイチェル・ポッジャーらに学んだオーストリア(南チロルのシュテルツィング)生まれの奏者。ヴァイオリンは、かつてのラインハルト・ゲーベルの楽器、ピエトロ・ジャコモ・ロジェーリ(1713年)を使用しています。有名なシャコンヌ(チャッコーナ)は11分19秒(解説書表示)という演奏時間。「チャッコーナ Ciaccona」と、イタリア語表記されたシャコンヌということを意識したのか、なかなか快速なテンポです。録音は2015年です。

CD : ADX 13706(Audax Records)

ADX 13706

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これからきくのは、ヨハネス・プラムゾーラージャドラン・ダンカムによる、ヴァイオリンとオブリガート・チェンバロのための組曲です。音源はプラムゾーラーの自主レーベル、オーダックス・レコーズから発売された「Bach & Weiss」(2015年録音)。BWV1025は、ジルヴィウス・レーオポルト・ヴァイス作曲、バッハ編曲による組曲で、ここではプラムゾーラーのヴァイオリンと、ダンカムのリュートで演奏されます。使用楽器は、ヴァイオリンがピエトロ・ジャコモ・ロジェーリ(1713年)、リュートがトニー・ジョンソン(2012年)です。

CD : ADX 13706(Audax Records)

ADX 13706

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一昨日からきいているアーシャ・ファチェーエヴァによるバッハ。アルバム「Bachiana」(Berlin Classics 885470009094)からバッハ作品を収録順にきいおり、今日は2つのヴァイオリンのための協奏曲です。独奏はファチェーエヴァのサクソフォンとエリク・シューマンのヴァイオリンで、オーケストラはルーベン・ガザリアン指揮のハイルブロン・ヴュルテンベルク室内管弦楽団です。なお、ファチェーエヴァは、1990年生まれの若い奏者。一昨日のBWV1056のラルゴなどでは、もうちょっと官能的な響きもほしくはありますが、バッハを自然体できかせます。

885470009094

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昨日に続き今日もきくのは、アーシャ・ファチェーエヴァのサクソフォンによるバッハです。2016年録音の「Bachiana」(Berlin Classics 885470009094)には、エイトル・ヴィラ・ロボスの「ブラジル風バッハ」なども収録されており、それらも中々よいのですが、今日はヴァイオリン協奏曲第1番の編曲を楽しみます。ファチェーエヴァのサクソフォンにあわせるのは、ルーベン・ガザリアンが指揮するハイルブロン・ヴュルテンベルク室内管弦楽団。なお、このアルバムのプロモーション映像が、Youtubeにあります(Asya Fateyeva "Bachiana")。

885470009094

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今日、明日、明後日にきくのは、アーシャ・ファチェーエヴァのサクソフォンによるバッハ。「Bachiana」(Berlin Classics 885470009094)と題された2016年録音のアルバムには、バッハとエイトル・ヴィラ・ロボスの作品が収録されており、きいていくのはバッハの3作品です。今日きくのはト短調のオーボエ協奏曲(原曲はヘ短調のチェンバロ協奏曲第5番)。共演は、ルーベン・ガザリアンが指揮するハイルブロン・ヴュルテンベルク室内管弦楽団です。

885470009094

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今日これからきくのは、ジョン・エリオット・ガーディナーたちによる「新しき契約の喜ばしき時」です。このBWV83はマリアの潔めの祝日(2月2日)のためのカンタータ(全5曲)で、今年は同祝日にアンタイ兄弟のフルート・ソナタをきいていましたので、今日がその代わりです。録音は2000年。音源は自主レーベルのSDG(Soli Deo Gloria)ではなく、アルヒーフのもとでおこなわれた「バッハ・カンタータ巡礼」シリーズです。

CD : 463 585-2(ARCHIV PRODUKTION)

463 585-2

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復活節前第8日曜日にきくのは、ジェフリー・トーマスとアメリカン・バロック・ソロイスによる「天より雨下り、雪落ちて」です。このBWV18は、ヴァイマールで初演された全5曲からなるカンタータ。ヴィオラ4部、ファゴット、チェロ、通奏低音という、バッハのカンタータの中でも特異な編成です。同カンタータはのちにライプツィヒでもリコーダーが追加されて再演されましたが、トーマスたちの録音(1994年)は、リコーダーなしの初演時の編成で演奏されています。合唱はOVPPによっており、歌手はジュリアン・ベアード、ドリュー・ミンター、ベンジャミン・バターフィールド、ジェイムス・ウィーヴァーの4人です。

CD : 3-7332-2H1(KOCH)

3-7332-2H1

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マルク・アンタイのフルートとピエール・アンタイのチェンバロできいてきたフルート・ソナタ。これからきくのは、オブリガート・チェンバロとフルートのためのイ長調ソナタです。このBWV1032は、アレグロ、ラルゴ・エ・ドルチェ、ヴィヴァーチェという3楽章構成。両端楽章はともに軽妙洒脱ですが、美しい陰影もあって彫りのの深さも楽しめます。中間楽章はイ短調で、両端楽章とは対照的に憂いのある音楽です。

CD : MIR 370(MIRARE)

MIR 370

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マルク・アンタイ、ピエール・アンタイの兄弟デュオできいているフルート・ソナタ。今朝きくのは無伴奏フルートのためのパルティータ(BWV1013)です。したがって、ここではピエールの出番はなく、マルクの妙技のみを楽しむことになります。無限に続いていくようなアルマンドから、クーラント、サラバンド、ブーレー・アングレーズまで、どの舞曲もじつに美しく、心をなごませてくれます。録音は2016年。使用楽器は、ジャン・ヒュサント・ロッテンブルグにもとづく、ルドルフ・トゥッツ(2013年)のフルートです。

CD : MIR 370(MIRARE)

MIR 370

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マルク・アンタイのフルートとピエール・アンタイのチェンバロできいているフルート・ソナタ。今日これからきくのはホ短調のソナタです。このBWV1034はフルートと通奏低音のためのソナタで、ふつう通奏低音にはチェンバロのほか、チェロやガンバ、さらにリュートなどを編成して演奏されるのですが、ここではオブリガート・チェンバロとフルートのためのソナタと同じように、フルートとチェンバロのみで演奏されています。このような演奏は、このブログでもいくつか紹介しており、今後、二人の奏者による通奏低音とのソナタが増えていくかもしれません。

CD : MIR 370(MIRARE)

MIR 370

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