毎日バッハをきいていこう!

一日一バッハ




今日これから楽しむのは、クリストフ・ルセクリストファー・ホグウッドアカデミー・オヴ・エンシェント・ミュージックによるチェンバロ協奏曲の第5番(BWV1056)。一昨日、昨日ときいてきた同じCDに収録されたもので、録音は1994年です。この第5番もこれまでのチェンバロ協奏曲と同じく、ほかの独奏楽器のための協奏曲からの編曲とみられますが、原曲は伝承されていません。おそらく、ヴァイオリンあるいはオーボエのための協奏曲とみられています(復元録音も多数あり)。

CD : 448 178-2(L'OISEAU-LYRE)

448 178-2

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昨日に続き今日もきくのは、クリストフ・ルセのチェンバロ、クリストファー・ホグウッドアカデミー・オヴ・エンシェント・ミュージック(AAM)によるチェンバロ協奏曲。これから楽しむのは1994年録音の第3番(BWV1054)で、原曲はヴァイオリン協奏曲の第2番です。AAMの編成は昨日の第1番と同じ10人編成(ただし第1番とは奏者は8人が入れ替わっています)。独奏者のルセのチェンバロは、カール・コンラート・フライシャー(1720年)にもとづく、ロバート・ゴ-ブルの楽器です。

CD : 448 178-2(L'OISEAU-LYRE)

448 178-2

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今日、明日、明後日は、クリストフ・ルセのチェンバロ、クリストファー・ホグウッドアカデミー・オヴ・エンシェント・ミュージック(AAM)によるチェンバロ協奏曲を楽しみます。これからきく第1番(BWV1052)は1995年の録音。AAMの編成は、第1、第2ヴァイオリンがそれぞれ3人、ヴィオラが2人、チェロが1人、コントラバスが1人という10人編成。ホグウッドは指揮をしていると思われますが、じっさいに、この録音にどういう貢献をしているのかは、解説書からは判然としません。

CD : 448 178-2(L'OISEAU-LYRE)

448 178-2

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昨日に続き、今日もきくのは、レイチェル・ポッジャー(ヴァイオリン)、トレヴァー・ピノック(チェンバロ)、ジョナサン・マンソン(ヴィオラ・ダ・ガンバ)によるホ短調のヴァイオリンと通奏低音のためのソナタ(BWV1023)です。このソナタはちょっとかわった4楽章構成。まず第1楽章はドローンの通奏低音(この録音ではヴィオラ・ダ・ガンバのみ)上でのヴァイオリンの即興風な急速なパッセージにはじまり、第2楽章は一転してレチタティーヴォ風なアダージョ・マ・ノン・タントとなります。後半は第3楽章がアッレマンダ(アルマンド)、第4楽章がジーグで、全体としてはトッカータと組曲があわさったような構成です。3人の使用楽器は、ヴァイオリンがペサリニウスによる1739年製、チェンバロがエムシュのもとづくデイヴィッド・ジャック・ウエイの1982年製、ヴィオラ・ダ・ガンバがカーチス・ブライアントの1978年製です。

CD : CCS 14798(Channel Classics)

CCS 14798

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これからきくのは、ト長調のヴァイオリンと通奏低音のためのソナタ(BWV1021)。こののソナタは、ト長調のフルート、ヴァイオリン、通奏低音のためのソナタ(BWV1038)、ヘ長調のオブリガート・チェンバロとヴァイオリンのためのソナタ(BWV1022)と同一の低音にもとづいたもので、「3曲中、最初に書かれたと思われる」(『バッハ事典』)とのことです。演奏は、レイチェル・ポッジャー(ヴァイオリン)、トレヴァー・ピノック(チェンバロ)、そしてジョナサン・マンソン(ヴィオラ・ダ・ガンバ)。使用楽器は、ポッジャーがペサリニウスによる1739年製、ピノックがエムシュのもとづくデイヴィッド・ジャック・ウエイの1982年製、マンソンがカーチス・ブライアントの1978年製で、録音は2000年です。

CD : CCS 14798(Channel Classics)

CCS 14798

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今日から明後日まできくのは、レイチェル・ポッジャートレヴァー・ピノックによるヴァイオリン・ソナタ。二人のアルバム「The Complete Sonatas for Violin and Obbligato Harpsichord」(2000年録音)は、2015年1月にすでにきいていますが、そのときは「オブリガート・チェンバロとヴァイオリンのためのソナタ」の第1番から第6番を楽しみました。そのアルバムにはほかに、第6番の異稿、ト長調とホ短調の通奏低音とのソナタも収録されているので、のこるそれらを番号順にきいていこうと思います。まずきくのは第6番の異稿(BWV1019a)。ポッジャーのヴァイオリンは、先週きいた「無伴奏」(1997年から1999年にかけての録音)と同じく、ジェノヴァのペサリニウスによる1739年製、ピノックのチェンバロはエムシュのもとづくデイヴィッド・ジャック・ウエイの1982年製です。

CD : CCS 14798(Channel Classics)

CCS 14798

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三位一体節後第2日曜日にきくのは、フリッツ・ヴェルナーたちによる「もろもろの天は神の栄光を語り」です。このカンタータは1723年6月6日に初演された2部14曲(第1部、第2部ともに7曲)からなる力作。ヴェルナーたちのCD(ERATO 2564 61401-2)は、プフォルツハイム南西ドイツ室内管弦楽団、ハイルブロン・ハインリヒ・シュッツ合唱団との1959年の録音を収録したもので、ざんねんながら音の状態はあまりよくありません。なお録音には、当時のエラート・レーベルの有名奏者、オーボエのピール・ピエルロやオルガンのマリー・クレール・アランが参加しています。

2564 61401-2

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今週のバッハは、レイチェル・ポッジャーのヴァイオリンで、「無伴奏ヴァイオリン・ソナタとパルティータ全集」をきいてきました。もとは番号順に楽しもうとききはじめたのですが、とちゅう、うっかりから収録順となり、これからきくソナタ第3番が最後の収録曲となっています。歌謡的な主題(旋律は「来ませ聖霊、主なる神よ」)のフーガは、ポッジャーの美質が反映されたとても生気のあるもの。20年ほどまえの録音(1997年から1999年にかけて)ですが、録音の鮮度も保たれています。なお、ポッジャーの使用ヴァイオリンはペサリニウスの1739年製です。

CD : CCS SEL 2498(Channel Classics)

CCS SEL 2498

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今日もきくのはレイチェル・ポッジャーのヴァイオリンで、無伴奏ヴァイオリン・ソナタの第2番です。昨日のパルティータ第3番にくらべると、緊張感が強いられる曲ですが、第3楽章だけは例外。このアンダンテは、ヴィヴァルディの協奏曲の緩徐楽章のように伴奏と独奏が明瞭で、とてもおだやかな気持ちにさせてくれます(ほのかな哀愁もありますが)。録音は1997年から1999年にかけて。ポッジャーのヴァイオリンはペサリニウスの1739年製のそれです。

CD : CCS SEL 2498(Channel Classics)

CCS SEL 2498

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『バロックのヴァイオリン奏法』(シンフォニア)は、『The Art of Playing on the Violin』(冒頭のみ。長題なので省略)の全訳本です。1751年、ロンドンで出版された譜例多数の原著は、アルカンジェロ・コレッリ(1653~1713年)の高弟、フランチェスコ・ジェミニアーニ(1687~1762年)の手になるもの。訳本には原著にくわえて、サイモン・モリス(イギリスのチェロ奏者)による「ジュミニアーニの『ヴァイオリン奏法』について」という解説が付されており、一愛好家にとってはジェミニアーニの原著部分より、モリスの解説のほうが有用かもしれません。

ジェミニアーニの原著でおもしろいのは「まえがき」のくだり。つまり、「おんどり、かっこうどり、ふくろうなどの鳥の鳴き声、ドラム、フレンチ・ホルン、トロンバ・マリーナなどを真似たり、また変な格好をして指板の一方の端から他の端まで手を急に移動したりするなど、音の芸術というよりもむしろ手品師や格好のよさを好むといった類いの音楽愛好家は、この本からは何も期待してはならない」との言です。アカデミックで品のよい音楽家だったコレッリの弟子らしい「いかにも」な批判で、ヴィヴァルディや、のちの時代のパガニーニ、さらには現代のパンクロッカーまで(そのファンたちも)耳が痛そうです。

バロックのヴァイオリン奏法

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これからきくのは、レイチェル・ポッジャーのヴァイオリンで、無伴奏ヴァイオリン・パルティータの第3番です。ほんとうは番号順にきいていく予定だったのですが、昨日うっかり収録順(ソナタ第1番、パルティータ第1番、同第2番、同第3番、ソナタ第2番、同第3番)にパルティータの第2番をきいてしまいましたので、今日からはそのまま収録順に楽しむことにし、パルティータの第3番をききます。ポッジャーの演奏は、ガヴォットでの装飾など、華やかで生気に満ちており、くつろいで楽しめます。

CD : CCS SEL 2498(Channel Classics)

CCS SEL 2498

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今週きいているのはレイチェル・ポッジャーによる「無伴奏ヴァイオリン・ソナタとパルティータ全集」。1997年から1999年にかけて録音されたこのアルバムを、収録順に楽しんでいます。収録順は、ソナタ第1番、パルティータ第1番、同第2番、同第3番、ソナタ第2番、同第3番という順で、これからきくのはパルティータの第2番です。この第2番は有名なシャコンヌ(チャッコーナ)をふくむ組曲。アルマンド(アッレマンダ)、コレント(コッレンテ)、サラバンド(サラバンダ)、ジーグ(ギガ)と、括弧内のようなイタリア語で表記された舞曲がつらねられ、終曲がシャコンヌとなります。ポッジャーの録音ではシャコンヌの演奏時間は13分36秒で、中庸のテンポといったところでしょうか。

CD : CCS SEL 2498(Channel Classics)

CCS SEL 2498

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『ヴァイオリン・ハンドブック』は、2013年、ミュージックトレード社から発刊された、題名どおりのヴァイオリン解説本です。著者の山口良三による月刊「ミュージックトレード」での連載を再構成しまとめたもので、ヴァイオリンの購入しようとされているかた、すでに所持されているかたに便利な本となっています。ヴァイオリン音楽のきき手にとって有用なのは、第1章の「ヴァイオリンの誕生と歴史」と第5章の「音色の秘密~オールドヴァイオリンの魅力」ぐらいでしょうが、それはこの本の主たる読者を「ヴァイオリンに興味をお持ちの方、ヴァイオリンを勉強されている学生の方、アマチュア奏者の方、総合楽器店のご担当者、スクールオーケストラの弦楽器指導者の方々」としているためです。

ヴァイオリン・ハンドブック

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今日これからきくのは、昨日からききはじめたレイチェル・ポッジャーによる「無伴奏ヴァイオリン・ソナタとパルティータ全集」です。ポッジャーのアルバムは1997年から1999年にかけて録音されたもので、CD1にソナタ第1番、パルティータ第1番、同第2番、CD2にパルティータ第3番、ソナタ第2番、同第3番という順で収録されています。きいていくのは番号順なので、昨日のソナタ第1番に続き今日きくのはパルティータの第1番です(ここまでは収録順=番号順)。かれこれ20年まえの録音(24bit)ですが音の鮮度はまずまずで、ポッジャーのヴァイオリン(ペサリニウスの1739年製)を堪能できます。

CD : CCS SEL 2498(Channel Classics)

CCS SEL 2498

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今週きいていくのは、レイチェル・ポッジャーによる「無伴奏ヴァイオリン・ソナタとパルティータ全集」です。ポッジャーは1968年生まれのイギリスのヴァイオリン奏者、指揮者。同集は1997年から1999年にかけて録音されており、解説書の写真も時代を感じさせます。昨日きいた鈴木雅明たちのカンタータとほぼ同時期で、やはり20年の歳月を経ていることになります。今日から番号順(収録順ではなく)にきいていくので、まずきくのはト短調の第1番(BWV1001)です。なお、ポッジャーのヴァイオリンは、ペサリニウス(ジェノヴァ)の1739年製です。

CD : CCS SEL 2498(Channel Classics)

CCS SEL 2498

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