毎日バッハをきいていこう!

一日一バッハ




これからきくのは、キャサリン・マッキントッシュのヴァイオリン、ロバート・キングとキングス・コンソートによるヴァイオリン協奏曲第1番(BWV1041)です。この第1番は1989年録音の「Bach Violin Cocetos」に収録されたもの。キングス・コンソートは、キングのチェンバロをふくむ13名で編成されています。

CD : CDH55347(hyperion)

CDH55347

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昨日からききはじめた、キングス・コンソートによる「Bach Violin Cocetos」。今日これからきくのは、収録順どおり、ヴァイオリン協奏曲の第2番(BWV1042)です。ここでの独奏はキャサリン・マッキントッシュ。マッキントッシュは1947年生まれのイギリスのヴァイオリン奏者で、さまざまなアンサンブルに参加しています(ちなみに昨日のみ登場のエリザベス・ウォルフィッシュは1948年宇生まれのオーストラリアの奏者)。録音は30年ほどまえの1989年です。

[訂正]上記アルバムにおいて、ウォルフィッシュを「昨日のみ登場」と、BWV1043のみの参加としましたが、じっさいにはBWV1060でも独奏しています。お詫びして訂正します。

CD : CDH55347(hyperion)

CDH55347

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今日からきいていくのは、キングス・コンソートが1989年に録音した「Bach Violin Cocetos」です。このアルバムには順に、BWV1043、BWV1042、BWV1041、BWV1060の4曲が収録されており、その順で、今日のBWV1043から楽しむことにします。指揮とチェンバロはロバート・キングで、独奏ヴァイオリンはキャサリン・マッキントッシュエリザベス・ウォルフィッシュ。キングス・コンソートは、第1ヴァイオリンが3、第2ヴァイオリンが4、ヴィオラが2、チェロが2、ヴィオローネが1という編成がとられています。ピッチは、ヴァロッティ調律によるA=415Hzです。

CD : CDH55347(hyperion)

CDH55347

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今日これからきくのは、昨日にひき続きダニエル・コルゼンパのオルガン。今年10月、そして昨日もきいたアルバムの収録曲から、のこる1曲、ト長調のファンタジー(BWV572)をきいておくことにします。このファンタジーは、トレ・ヴィトマン、グラヴマン、ラントマンの3部構成。いずれもフランス語表記で、曲そのものもフランス風です。トレ・ヴィトマンの演奏あたりはもうすこし弾けてもよかったと思いますが、35年が経過した録音(1983年)ながら、まだまだじゅうぶん楽しめます。なお、使用オルガンは、アーレスハイム大聖堂(スイス)のヨーハン・アンドレーアス・ジルバーマン・オルガンです。

CD : 412 117-2(PHILIPS)

412 117-2

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いつもの日曜日は、その日のためのカンタータですごすのですが、これからきくのはオルガン曲で、「喜び迎えん、慈しみ深きイエスよ」です。このBWV768は、主題のコラールと11の変奏からなるオルガンのためのパルティータ。4変奏からなる初期稿(おそらくリューネブルク時代)もあり、その後改訂・補筆され11変奏となったとみられています(曲順のちがう異稿も)。演奏はダニエル・コルゼンパで、1983年の録音。使用オルガンは、アーレスハイム大聖堂(スイス)のジルバーマン・オルガン(ヨーハン・アンドレーアス)です。なお、同じアルバムに収録された「シュープラー・コラール集」は、今年10月にきいています。

CD : 412 117-2(PHILIPS)

412 117-2

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今週のバッハは、ジョン・バットとダニーデン・コンソートによる「ブランデンブルク協奏曲集」(2012年録音)を番号順にきいてきました。したがって、これからきくのは第6番(BWV1051)ということになります。この第6番をふくめ、バットたちの演奏は、バッハが奉職していたケーテン宮廷で、「ブランデンブルク協奏曲」がどのように演奏されていたか、を模索したものといえるでしょう。バットの解説では、とりわけピッチについての言及に紙幅をさいており、仮説としながらも、392Hzという低いピッチで演奏しています。そのため、この第6番では、もともと渋いものがさらに渋味をましたのと同時に、渋いなりの色彩感もましているようです。

CD : CKD 430(Linn Records)

CKD 430

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これから楽しむのは、今週ずっときいてきているジョン・バットとダニーデン・コンソートによるブランデンブルク協奏曲の第5番(BWV1050)です。独奏は、ケイティ・バーチャー(フルート)、チェチーリア・ベルナルディーニ(ヴァイオリン)、バット(チェンバロ)の三人で、バットの使用楽器はブルース・ケネディの1991年製(ミヒャエル・ミートケによる)。ここでのききどころは、独奏者のみのアッフェトゥオーソ。まさに情感ゆたかで、こまやかなアーティキュレーションと、ひかえめな装飾がその一助をになっています。録音は2012年です。

CD : CKD 430(Linn Records)

CKD 430

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これからきくのは、ジョン・バットとダニーデン・コンソートによるブランデンブルク協奏曲第4番です。独奏は、ヴァイオリン(Violino Principale)と2本のリコーダー(Fiauto d’Echo)で、奏者はヴァイオリンがチェチーリア・ベルナルディーニ、アルト・リコーダーがパメラ・トービーとキャサリン・レイザム。録音は2012年です。

CD : CKD 430(Linn Records)

CKD 430

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今週きいているのは、ダニーデン・コンソートとジョン・バット(音楽監督)による「ブランデンブルク協奏曲集」です。これからきくのは第3番(BWV1048)。アダージョは、ヴァイオリン独奏による即興(おそらくチェチーリア・ベルナルディーニ)からのトゥッティの和音です。近年のピリオド楽器の録音と同じく、それぞれの奏者が競い和す、いきいきとした演奏です。なお、録音は2012年です。

CD : CKD 430(Linn Records)

CKD 430

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樋口隆一著の『ドイツ音楽歳時記 民謡とバッハのカンタータで綴る』(講談社)は、1987年10月に発刊されたエッセイ。もともとは、「ドイツ音楽歳時記」(「朝のミュージックライフ」)というシリーズ名で放送されたラジオ番組で、これをもとに書き下ろされたものです。歳時記の軸となる教会暦は待降節からはじまるわけですが、日本の読者を意識して、新年から春夏秋冬の順で進められる構成。教会暦の背景となる四季が概観でき、バッハのカンタータやオラトリオをきく副読本として、なかなか楽しめるエッセイです。

ドイツ音楽歳時記

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昨日からききはじめた、ダニーデン・コンソート(音楽監督はジョン・バット)による「ブランデンブルク協奏曲集」(2012年録音)。今日これからきくのは、番号順どおりの第2番(BWV1047)です。第2番といえば華々しいトランペットですが、そのトランペットの独奏は、アカデミー・オヴ・エンシェント・ミュージックなどでも吹いているデイヴィッド・ブラックアダー。ほかの独奏者は、リコーダーがパメラ・トービー、オーボエがアレクサンドラ・ベラミー、ヴァイオリンがチェチーリア・ベルナルディーニです。「華々しいトランペット」といいましたが、この演奏で印象的だったのは、トランペットなしのアンダンテ。じつに、しみじみと美しい演奏です(テンポは速め)。

CD : CKD 430(Linn Records)

CKD 430

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今週きいていくのは、ダニーデン・コンソートによる「ブランデンブルク協奏曲集」(2012年録音)です。音楽監督であるジョン・バットは、チェンバロ奏者、研究者で、録音においては、研究をふまえて、ひとひねりした演奏をきかせることも多々あります。しかし、この「ブランデンブルク」では、第1番や第5番を異稿で演奏するということはなく、ケーテン宮廷での上演を想定して録音にあたったようです。ともかく、バットたちの「ブランデンブルク」を、今日から番号順(収録順)、第1番(BWV1046)から楽しむことにします。

CD : CKD 430(Linn Records)

CKD 430

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三位一体節後第23日曜日にきくのは、カール・リヒターたちによる「幸いなるかな、おのが御神に」(ARCHIV PRODUKTION 439 394-2)です。このBWV139(全6曲)は、1724年11月12日に初演された、いわゆるコラール・カンタータ(ヨーハン・クリストフ・ルーベの同名コラールによる)。録音は1978年で、リヒターのカンタータ録音としては最後期のものとなります。独奏者はエディト・マティス、トゥルデリーゼ・シュミット、ペーター・シュライヤー、ディートリヒ・フィッシャー・ディースカウ。管弦楽と合唱は、リヒター手兵のミュンヘン・バッハ管弦楽団、同合唱団です。

439 394-2

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今日これからきくのは、昨日に続き「ゴルトベルク変奏曲」(BWV988)で、演奏はアブラム・ベザイエン。ベザイエンは1966年生まれのオルガン奏者(ロッテルダム音楽院でピアノとオルガンを学ぶ)で、使用楽器はヴェーナー(ドイツ)の聖ゲオルク教会のアルプ・シュニットガー・オルガンです。オルガンはシュニットガーの建造後(1709~1710年)4度の改修をへているようで、現在の仕様は二段手鍵盤と足鍵盤というもの。録音は1998年と20年まえになりますが、まだまだ美しい響きを堪能できます。

CD : VLC 0598(VLS Records)

VLC 0598

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これからきくのは、めずらしい編成のアンサンブル、アルファによる「ゴルトベルク変奏曲」(Dacapo 8.226210)です。アルファはデンマークのアンサンブルで、その編成は、サクソフォン、リコーダー、パーカッション。アンサンブルメンバーは、サクソフォンがペーター・ナバロ・アロンソ、リコーダーがボレッテ・ロズ(10月に無伴奏チェロ組曲をきいています)、パーカッションがダーヴィズ・ヒルデブラントです。ナバロ・アロンソが1973年、ロズが1979年、ヒルデブラントが1976年と、みな1970年代生まれの奏者で、デンマーク音楽アカデミーで学んでいます。このトリオによる「ゴルトベルク」(ナバロ・アロンソ編曲)は、ふわふわした雰囲気があり、ヒルデブラントの操るさまざまなパーカッションがアクセントとなって、おもしろくきくことができます。なお、録音は2015年です。

8.226210

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