三位一体節後第11日曜日にきくのは、ナンシー・アージェンタたちによる「わが心は血の海に漂う」です。このBWV199は、1713年8月27日に初演されたとみられる、ソプラノ独唱のためのカンタータ(歌詞作者はゲオルク・クリスティアン・レームス)。ソプラノ歌手がこぞって録音しているカンタータのため、手持ちも多数あります(たぶん)。その中から選んだのは、すでに録音(1993年)から30年近くが経過した、アージェンタがモニカ・ハゲットとアンサンブル・ソヌリーと共演したもの。アージェンタは、1957年生まれのカナダのソプラノ歌手。まだ現役のようなのですが、ここ10年ほどは録音もあまりなく、よい歌手だけにちょっとざんねんです。
CD : 7 2435 45038 2 5(Virgin classics)