goo blog サービス終了のお知らせ 
毎日バッハをきいていこう!

一日一バッハ




昨日からききはじめた、ラルス・ウルリク・モルテンセンとコンチェルト・コペンハーゲンによる、4曲の管弦楽組曲(序曲)。このCDのタイトルには「Original Versions」と添えられており、組曲の初期稿(early version)での録音ということがわかります。かってに初期稿としましたが、「Original Verisions」は、厳密には、その曲が生まれ、初演されたさいの楽譜と演奏スタイルということなのかもしれません。今日きく第2番(BWV1067)は、フルートをともなう知られた稿が選択されており、ときおりきくことのできるフルートなしの稿ではありません。そのあたりの選択事情が解説書(デンマークの作曲家カール・ウーゲ・ラスムッセンによる)には明記されていないのはざんねんです。モルテンセンの録音は2019年。フルート独奏はケイティ・バーチャーです。

CD : 555 346-2(cpo)

555 346-2

コメント ( 0 )




今日からきいていくのは、ラルス・ウルリク・モルテンセンとコンチェルト・コペンハーゲンによる、4曲の管弦楽組曲(序曲)です。録音は2019年におこなわれており、初期稿での演奏が選択されています。収録順は番号順なので、ここでもその順どおり、第1番(BWV1066)から楽しみます。なお、モルテンセンの第1番にはEUバロック・オーケストラとの旧録(2007年)もあります。

CD : 555 346-2(cpo)

555 346-2

コメント ( 0 )




三位一体節後第11日曜日にきくのは、ナンシー・アージェンタたちによる「わが心は血の海に漂う」です。このBWV199は、1713年8月27日に初演されたとみられる、ソプラノ独唱のためのカンタータ(歌詞作者はゲオルク・クリスティアン・レームス)。ソプラノ歌手がこぞって録音しているカンタータのため、手持ちも多数あります(たぶん)。その中から選んだのは、すでに録音(1993年)から30年近くが経過した、アージェンタがモニカ・ハゲットとアンサンブル・ソヌリーと共演したもの。アージェンタは、1957年生まれのカナダのソプラノ歌手。まだ現役のようなのですが、ここ10年ほどは録音もあまりなく、よい歌手だけにちょっとざんねんです。

CD : 7 2435 45038 2 5(Virgin classics)

7 2435 45038 2 5

コメント ( 0 )




今週きいていきたのは、ジーモン・ライヒェルトによる、オルガンのための6曲のソナタ。ヴァルタースハウゼン市教会のオルガン(トビアス・ハインリヒ・ゴットフリート・トロスト建造)を弾いての録音(2015年)です。収録順は番号順ではありませんが、これからきく第6番(BWV530)は番号順どおりですね。解説書には、レジスターの一覧はもとより、それぞれのソナタの楽章ごとのレジストレーションもきちんと掲載されています。近年はこういうふうな情報が解説書に掲載されることが多くなり、オルガン音楽をきく楽しみが広がります。

CD : PR 160032(PASCHENrecords)

PR 160032

コメント ( 0 )




これから楽しむのは、ジーモン・ライヒェルトによる、オルガンのためのソナタ第3番(BWV527)です。ライヒェルトの演奏では、レジストレーションによってトリオの構造がじつにうまくひきだされており、とてもおもしろくきくことができます。使用楽器はこれまでと同じく、ヴァルタースハウゼン市教会のオルガン(トビアス・ハインリヒ・ゴットフリート・トロスト建造)です。

CD : PR 160032(PASCHENrecords)

PR 160032

コメント ( 0 )




今宵きくのは、アンナ・プロハスカたちによる「Bach Redemption」(Alpha Classics Alpha 658)です。このCDが録音されたのは2020年6月。つまりコロナ禍中ということになります(ジャケット写真でも共演のラウテン・カンパニーのメンバーはマスク着用)。Alpha ClassicsのYoutube公式チャンネルにこのCDのPVがあり、そこには「音楽はこのような困難な時代にあって慰めを与えられるか?」という問いが挿入されています。CDの曲目の中心は、プロハスカをフィーチャーしたアリア。ほかにラウテン・カンパニーによるカンタータのシンフォニア、そしてアリアやコラールのアンサンブル編曲です、また最後にはカンタータの合唱曲(OVPPによる)がおかれています。採用されたアリアは、かならずしも「救済」を主題にしたものではありませんが、「心せよ、汝の敬神に偽りなきやと」(BWV179)の第5曲アリアは、CDの表題、あるいはさきの問いかけにふさわしいアリアだといえるでしょう。プロハスカは1983年生まれのドイツの歌手。バッハだけでなく、パーセルやヘンデルにもすぐれた歌唱があります。

[訂正]記事中、「なお、この録音には松永綾子(ヴァイオリン)が参加しています。」としていましたが、これは同じプロハスカをフィーチャーした「Serpent & Fire」(Alpha Classics Alpha 250)でした。お詫びして訂正(当該部分を記事より削除)します。

Alpha 658

コメント ( 0 )




今週きいているのは、ジーモン・ライヒェルトが2015年に録音した、オルガンのための6曲のソナタ。CDの収録順は、第1番、第2番、第5番、第4番、第3番、第6番で、これから楽しむのは第4番(BWV528)です。この第4番もほかのソナタと同じく3楽章構成ですが、第1楽章はアダージョとヴィヴァーチェからなり、第2楽章のアンダンテ(この楽章のみロ短調)、第3楽章のウン・ポコ・アレグロとあわせると、緩急緩急の教会ソナタ風な構成となっています。使用楽器は、トビアス・ハインリヒ・ゴットフリート・トロスト建造のヴァルタースハウゼン市教会のオルガンです。

CD : PR 160032(PASCHENrecords)

PR 160032

コメント ( 0 )




ジーモン・ライヒェルトの演奏できいている、オルガンのための6曲のソナタ。今日これから楽しむのは、昨日までとは番号がとんで、ハ長調の第5番(BWV529)です。愉悦感に満ちたアレグロにはじまり、憂いのあるラルゴをはさんで、朗らかなアレグロ(フーガ)でしめられます。これらをすっきりと弾いているライヒェルトの使用楽器は、トビアス・ハインリヒ・ゴットフリート・トロスト建造のヴァルタースハウゼン市教会のオルガンで、録音は2015年です。

CD : PR 160032(PASCHENrecords)

PR 160032

コメント ( 0 )




昨日からききはじめた、ジーモン・ライヒェルトのオルガンによる、オルガンのための6曲のソナタ。2015年に録音されたCDは、番号どおりではない収録順ですが、昨日の第1番(BWV525)と今日の第2番(BWV526)についてはそのままとなっています。ライヒェルトの弾くのは、トビアス・ハインリヒ・ゴットフリート・トロスト建造のヴァルタースハウゼン市教会のオルガンです。

CD : PR 160032(PASCHENrecords)

PR 160032

コメント ( 0 )




今週きいていくのは、ジーモン・ライヒェルトによる、オルガンのための6曲のソナタです。ライヒェルは1980年生まれのドイツのオルガン奏者。バーゼル・スコラ・カントルムなどで、教会音楽、オルガン、HIP(historically informed performance)を学んだということです。ソナタの録音は2015年で、収録順は番号順ではなく、第1番、第2番、第5番、第4番、第3番、第6番となっており、ここでもその順番どおり、ホ長調の第1番(BWV525)から楽しむことにします。オルガンは、ヴァルタースハウゼン市教会のオルガン(トビアス・ハインリヒ・ゴットフリート・トロスト建造)です。

CD : PR 160032(PASCHENrecords)

PR 160032

コメント ( 0 )




三位一体節後第10日曜日にきくのは、ヘルムート・リリングたちによる「われらより取り去りたまえ、主よ」(Hänssler CLASSIC CD 92.032)です。このBWV101は、マルティーン・モラーの同名コラールにもとづく、いわゆるコラール・カンタータで、1724年8月13日に初演。リリングたちの録音は1979年で、いつものようにシュトゥットガルト・バッハ・コレギウム、シュトゥットガルト・ゲヒンゲン・カントライとの共演。独唱は、アーリーン・オジェー、ヘレン・ワッツ、アルド・バルディン、ジョン・ブレヒェラーです。

CD 92.032

コメント ( 0 )




今週のバッハは、「クラヴィーア練習曲集 第3部」所収のプレリュードとフーガ(BWV552)を、さまざまな編曲と演奏できいてきました。チェンバロ、ピアノ、オーケストラ、どれもおもしろくきくことができますが、やはり、そろそろオルガンでの演奏もきいておきたいところ。多数の録音があるなか選んだのは、トマス教会のオルガン奏者を務めるウルリッヒ・ベーメの録音。CDでは、トマス教会の2つのオルガン、バッハ・オルガンとザウアー・オルガンを作曲者にあわせて弾きわけており、BWV552はもちろん、バッハ・オルガン(ゲーラルト・ヴェールが2000年に建造)を弾いての録音(2002年)です。

CD : ROP6117(Rondeau Production)

ROP6117

コメント ( 0 )




今週きいているのは、「クラヴィーア練習曲集 第3部」所収のオルガン曲、変ホ長調のプレリュードとフーガです。さまざまな編曲と演奏で楽しんでおり、これからきくのは、小澤征爾とボストン交響楽団による録音(1989年)。「20th Century Bach」(PHILIPS 432 092-2)と題されたCDには、レオポルド・ストコフスキー、アントン・ヴェーベルン、齋藤秀雄、イーゴリ・ストラヴィンスキーの編曲が収録されており、このプレリュードとフーガはアルノルト・シェーンベルクの手になるものです。気宇壮大な編曲ですね。

432 092-2

コメント ( 0 )




当初から予定していたわけではないのですが、今週はさまざまな編曲と演奏で、変ホ長調のプレリュードとフーガ(「クラヴィーア練習曲集 第3部」)を楽しんでいます。これからきくのは、フランチェスコ・ピエモンテージが、フェルッチョ・ブゾーニ編曲による同曲を弾いた録音(PENTATONE CLASSICS PTC-5186 846)です。ピエモンテージは、1983年生まれのスイスのピアノ奏者。同曲は「Bach Nostalghia」と題されたCD(2019年)に収録されており、「クラヴィーア練習曲集 第3部」のように、ほかの曲目をはさむんで、はじめにプレリュード、おわりにフーガをおかれています。ブゾーニの編曲はマックス・レーガーのそれにくらべると、詩的な色彩をより強く感じますね。

PTC-5186 846

コメント ( 0 )




今日もきくのは、マックス・レーガー編曲の変ホ長調のプレリュードとフーガ。ただし、昨日のとちがって4手のためではなく、ピアノ独奏のための編曲で、それをマルクス・ベッカーが弾いいた録音(Hyperion CDA6768)で楽しみます。4手とくらべるとぐっとシンプルですが、それでもとても華やか。出版譜をみるだけで、色彩が伝わってきそうな情報量のおおさです。ベッカーは、1963年生まれのドイツのピアノ奏者で、このCDの録音は2008年。「ゴルトベルク変奏曲」の録音もあるようですが、それは未聴です。

CDA67683

コメント ( 0 )



« 前ページ 次ページ »