毎日バッハをきいていこう!

一日一バッハ




これからきくのは、コリン・ティルニーによるパルティータ第5番(BWV829)。今週これまでと同じく「Bach: Partitas for Harpsichord」に収録されたもので、コリン・ブースの1984年製チェンバロ(クリスティアン・ツェルの1728年製)を弾いての録音(2019年)です。プレアンブルムに続く舞曲は、アルマンド、コッレンテ、サラバンド、テンポ・ディ・ミヌエッタ、パスピエ、ジーグの6曲です。

CD : CD-1301(Music & Arts)

CD-1301

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今週楽しんでいるのは、コリン・ティルニーの「Bach: Partitas for Harpsichord」。このアルバムには6曲のパルティータが番号順に収録されており、それを順にきいています。これから楽しむのはパルティータ第4番(BWV828)。まばゆく、そして力強い序曲にはじまり、アルマンド、クーラント、アリア、メヌエット、ジーグが続きます。録音は2019年で、使用楽器は、クリスティアン・ツェルの1728年製にもとづく、コリン・ブースの1984年製チェンバロです。

CD : CD-1301(Music & Arts)

CD-1301

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これから楽しむのは、コリン・ティルニーの「Bach: Partitas for Harpsichord」から、パルティータ第3番(BWV827)です。弾いているのはコリン・ブースの1984年製チェンバロ(クリスティアン・ツェルの1728年製)で、録音は2019年。舞曲によっては驚かされるようなテンポもありますが、奇抜さからはほど遠く、含蓄ある演奏をきかせます。ジーグもそうした舞曲のひとつで、じつにおもしろい(ほかと比較したわけではありませんが、かなりゆっくりしたテンポ)。

CD : CD-1301(Music & Arts)

CD-1301

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今宵楽しむのは、いまレギュラーできいているコリン・ティルニーのアルバム、「Scarlatti Sonatas」(Dorian DOR-90103)です。このアルバムは1987年の録音なので、コリン・ティルニーは53歳、トロント在住時のものということになります。収録曲はバッハと同年生まれのドメニコ・スカルラッティのソナタ19曲。ドメニコは500曲をこえるソナタを作曲したとされるので、収録曲は5%にもなりませんが、多彩な曲が収められており、そこから何曲か選んできくことにします。ティルニーが弾いているのは、製作者不詳の1730年ごろイタリアのチェンバロ。鋭敏な演奏ですが趣味がよく、とても楽しめます。

DOR-90103

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今日これから楽しむのはパルティータ第2番(BWV826)。昨日からききはじめたコリン・ティルニーの「Bach: Partitas for Harpsichord」に収録された曲で、コリン・ブースの1984年製チェンバロ(クリスティアン・ツェルの1728年製)を弾いての録音(2019年)です。第2番はまずシンフォニアがおかれ、これはフランス序曲風(グラーヴェ・アダージョ)な部分にはじまり、インヴェンション(アンダンテ)、フーガと進みます(ティルニーの解説による)。舞曲はアルマンド、クーラント、サラバンド、ロンドー、カプリッチョの5曲です。

CD : CD-1301(Music & Arts)

CD-1301

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今週きいていくのは、コリン・ティルニーの「Bach: Partitas for Harpsichord」です。このアルバムは2019年5月に録音されており、1933年10月生まれのティルニーは録音時85歳ということに。ティルニーはロンドン生まれで、アーノルド・ドルメッチ(1858年生-1940年没)の弟子メアリー・ポッツ(1905年生-1982年没)にチェンバロを学び、のちにグスタフ・レオンハルトにも学ぶ機会があったようです。1979年にはトロント(カナダ)に移住。さらに2002年には同国ビクトリアに移っており、この録音も当地でおこなわれています。

録音での使用楽器は、クリスティアン・ツェルの1728年製にもとづく、コリン・ブースの1984年製チェンバロ。アルバムは第1番(BWV825)から番号順に収録されており、ここのその順に楽しみます。演奏は巧緻ながら、技巧的だと感じさせないさりげなさ。これはティルニーの近年の境地を示しているのかもしれません。また、響きもじつに柔らかです。なお、第1番はケーテン侯レーオポルトの長子誕生祝いとして献呈されており、かつての主人、ケーテン侯への「音楽の捧げもの」ということになります。

CD : CD-1301(Music & Arts)

CD-1301

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復活節前第4日曜日(四旬節第3日曜日)にきくのは、フィリッペ・ヘレヴェーゲ(フィリップ・ヘレヴェッヘ)たちによる「罪に手むかうべし」(BWV54)です。このカンタータの初演年、用途については諸説あり、ここでは1714年3月4日に初演されたという説をとり、復活節前第4日曜日にきくことにしました。ヘレヴェーゲの録音は1997年。アルト独唱はアンドレアス・ショル、オーケストラはコレギウム・ヴォカーレ・ヘントです。オーケストラのリーダーは寺神戸亮で、近藤倫代(ヴァイオリン)も録音に参加しています。

CD : HMC 901644(harmonia mundi)

HMC 901644

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今日のバッハは、キャロライン・アドマイトによる「無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第3番」です。このパルティータが収録されているのは、アドマイトが2011年に録音した「Bach to Jazz」(OEHMS CLASSICS OC 834)。アルバムはその表題どおり、バッハからブラームス、チャイコフスキーらを経て、ポール・デスモンドまでの多彩な作曲家の作品を収録。ここでは劈頭のパルティータを楽しみますが、掉尾の「テイク・ファイブ」のヴァイオリン、ピアノ、パーカッション用編曲はめずらしく、なかなかのききものです(あまりジャズっぽくはないですが)。

OC 834

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今週きいてきた「Bach : Concertos」ものこるは1曲、オーボエとヴァイオリンのための協奏曲(BWV1060R)です。同協奏曲は2台のチェンバロのための協奏曲第1番(BWV1060)の原曲にあたり、ニ短調に移調されて再構成(復元)されることもありますが、ここではハ短調のままで再構成。アルモニー・デ・セゾンの演奏は、これまできいてきた4曲と同じくパート1名の編成で、強めのアクセントできかせます。ただし、そのアクセントが同じパターンでくり返され、やや型にはまったように感じるところもあります。独奏については闊達な美しさをじゅうぶん楽しめ、ここでの独奏はジュリア・ウェドマン(ヴァイオリン)とマシュー・ジェンジョン(オーボエ)です。録音は2021年10月におこなわれています。

CD : ACD2 2853(ATMA Classique)

ACD2 2853

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今週きいているのは、アルモニー・デ・セゾンが2021年に録音した「Bach : Concertos」。収録された5曲を収録順にきいており、今日は1台のチェンバロのための協奏曲第3番(BWV1054)を楽しみます。このBWV1054はヴァイオリン協奏曲第2番(BWV1042)を原曲とし、独奏楽器をチェンバロにかえバッハが編曲した協奏曲。ここでのチェンバロは音楽監督のエリック・ミルンズでが務め、アルモニー・デ・セゾンの編成はヴァイオリン2、ヴィオラ、チェロ、コントラバスの5名です。

CD : ACD2 2853(ATMA Classique)

ACD2 2853

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これから楽しむのは、レギュラーできいているアルモニー・デ・セゾンの「Bach : Concertos」から、イ短調のヴァイオリン協奏曲(BWV1041)です。この曲はもちろんバッハのオリジナル曲で、伝承された数少ない協奏曲のひとつです。アルモニー・デ・セゾンは、この曲でも6名編成のアンサンブルで、これにヴァイオリン独奏のジュリア・ウェドマンがくわわった7名での演奏。録音は2021年です。

CD : ACD2 2853(ATMA Classique)

ACD2 2853

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今宵、バッハをはなれてきくのは、ピエール・ガブリエル・ビュッファルダンのフルート協奏曲。このきわめて技巧的な協奏曲は、ル・プティ・トリアノンというジュネーブを拠点とするアンサンブルが2020年に録音したアルバム、「Pierre-Gabriel Buffardin: Sonatas & Concerto」(RICERCAR RIC 428)に収録されたものです。

ビュッファルダンは1693年、トゥーロン生まれのフルート奏者で、1768年にパリで亡くなりました。1715年から1749年までドレスデンの宮廷楽団に属しており、ヨーハン・ヨーアヒム・クヴァンツの師として有名で、バッハの兄であるヨーハン・ヤーコプの師でもあったとされます(ヤーコプからは作曲を学んだ可能性をオリヴィエ・リールが解説書で指摘)。バッハとも知己があり、1724年にはライプツィヒのバッハを訪問しています。

フルート奏者として名高いものかかわらず、伝承された曲はわずかで、確実なのはこれからきくホ短調のフルート協奏曲(クヴァンツが筆写)とイ長調のトリオ・ソナタのみ。ともにル・プティ・トリアノンのアルバムに収録されています。ル・プティ・トリアノンは、フルートのリール、ヴァイオリンのアマンディーヌ・ソラノ、チェロのシリル・プーレによって結成されたアンサンブルです。

RIC 428

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昨日からききはじめた、アルモニー・デ・セゾンの「Bach : Concertos」。5曲の収録曲を順にきいているので、今日きくのはオーボエ・ダモレーレ協奏曲(BWV1055R)です。この曲はBWV1055Rという番号が示すように、チェンバロ協奏曲第4番(BWV1055)の原曲となる協奏曲ですが、その原曲は消失したため、ここできくようなオーボエ・ダモレーレを独奏楽器として再構成(復元)されます。オーボエ独奏はマシュー・ジェンジョン。弦楽と通奏低音は6名編成での録音(2021年)しています。

CD : ACD2 2853(ATMA Classique)

ACD2 2853

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今週きいていくのは、アルモニー・デ・セゾンの「Bach : Concertos」(2021年録音)です。アルモニー・デ・セゾンは、エリック・ミルンズとメリザンド・コリヴォーを音楽監督、芸術監督として2010年に結成された、カナダの声楽および器楽アンサンブル。「Bach : Concertos」には5曲の協奏曲が収録されており、ここでは2つのヴァイオリンのための協奏曲(BWV1043)から、収録順どおりに楽しみます。ヴァイオリン独奏は、ジュリア・ウェドマンとジェシー・デュベ。アンサンブルはチェンバロのミルンズ、チェロのコリヴォーに、ヴァイオリン2、ヴィオラ、コントラバスの全6名で編成されています。

CD : ACD2 2853(ATMA Classique)

ACD2 2853

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復活節前第5日曜日(四旬節第2日曜日)にきくのは、アンジェラ・ヒューイットのピアノで、ヘ長調のデュエット(「クラヴィーア練習曲集 第3部」)です。ふだんならカンタータをきくところですが、この日のためのカンタータは伝承しておらず、四旬節(第3日曜日をのぞく)にはデュエット4曲を代替としてきくことにしました。ヒューイットの録音は1985年で、アルバム(Deutsche Grammophon 419 218-2)には「イタリア協奏曲」なども収録されています。

419 218-2

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