毎日バッハをきいていこう!

一日一バッハ




これから楽しむのは、アイヴァー・ボルトンのチェンバロで、ト長調の協奏曲(BWV973)です。同曲はこれまでと同じく、「Bach / 8 Concerto Transcriptions」と題されたアルバムに収録されたもの。原曲はアントニオ・ヴィヴァルディのト長調のヴァイオリン協奏曲(RV 299)で、作品7の協奏曲集に第8番として所収。中間楽章は甘美なラルゴで、いかにもイタリア的な緩徐楽章です。なお、録音は1989年です。

CD : CD GAU 116(ASV)

CD GAU 116

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先週からきいている、アイヴァー・ボルトンの「Bach / 8 Concerto Transcriptions」。今週もひき続き楽しんでいく予定で、これからきくのは収録順どおり、クラヴィーアのためのニ短調の協奏曲(BWV974)です。この協奏曲の原曲は、同じ調のアレッサンドロ・マルチェッロのオーボエ協奏曲。第2楽章のアーダジョが有名な協奏曲ですね。

CD : CD GAU 116(ASV)

CD GAU 116

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三位一体節後第19日曜日にきくのは、ヘルムート・ヴィンシャーマンたちによる「われは喜びて十字架を負わん」(PHILIPS 454 346-2)です。「われは喜びて」は1726年1月13日の初演された、全6曲からなるカンタータ。ヴィンシャーマンの録音は半世紀ほどまえの1968年で、独唱にはフランスの歌手、ジェラール・スゼーを起用しています。共演はドイツ・バッハ・ゾリステンとベルリン・カペッラ(第6曲のコラールのみ)です。

454 346-2

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昨日からききはじめた、アイヴァー・ボルトンの「Bach / 8 Concerto Transcriptions」。アルバムには1台のチェンバロ用協奏曲を8曲収録しており、これからきくのはロ短調の協奏曲(BWV979)です。「バッハ・デジタル」の解説によると、この協奏曲の原曲は、アントニオ・ヴィヴァルディのニ短調のヴァイオリン協奏曲(RV 813)で、これまで参考にしてきた『バッハ事典』などでのジュゼッペ・トレッリの可能性は低いとのことです(ただし伝承された筆者譜には表紙に「ジョゼッペ・トレッリ」と記入)。なお、ボルトンのアルバムでは「原曲不明」とされています。

CD : CD GAU 116(ASV)

CD GAU 116

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今日からきいていくのは、アイヴァー・ボルトンの「Bach / 8 Concerto Transcriptions」です。ボルトンは1958年生まれのイギリスのチェンバロ奏者、指揮者。アルバムにはアントニオ・ヴィヴァルディらの協奏曲を、1台のチェンバロ用に編曲した8曲が収録されており、ここではその収録順に楽しみます。まずきくのはニ長調の協奏曲(BWV972)で、原曲はアントニオ・ヴィヴァルディの「調和の霊感」作品3第9番です。録音は1989年とみられ(手元に資料がなくBach Cnatatas Websiteを参考)、使用楽器は不明です。

CD : CD GAU 116(ASV)

CD GAU 116

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今週ここまできいてきたのは、リナ・トゥール・ボネとムジカ・アルケミカの「Johann Sebastian Bach / Himmelsburg」(2022年録音)。復元協奏曲をふくめた4曲のヴァイオリン協奏曲のアルバムから、収録順に楽しんでいます。これからきくのは、ト短調のヴァイオリン協奏曲(BWV1056R)。甘美なラルゴで有名なチェンバロ協奏曲第5番から復元(再構成)されたもので、復元にあたってヘ短調からト短調に移調されています。トゥール・ボネの演奏は、予想通り強靭さと繊細さをあわせもった表情豊かなもの。挿入される即興的な装飾やカデンツァも魅力的です。共演するのはムジカ・アルケミカ。メンバーは、ヴァイオリンのティモティ・フレーニと迫間野百合、ヴィオラのナタン・パルーゼル、チェロのマルコ・テストーリ、ヴィオローネのマルゲリータ・ナルディーニ、チェンバロのマッテーオ・メッソーリ(調律についての刺激な解説も執筆)です。

CD : GCD 924702(Glossa)

GCD 924702

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今朝これから楽しむのは、リナ・トゥール・ボネとムジカ・アルケミカによるヴァイオリン協奏曲第1番(BWV1041)です。これまできいた2曲と同じく「Johann Sebastian Bach / Himmelsburg」も収録されたもので、2022年の録音。トゥール・ボネのヴァイオリンのほか共演する奏者は、ティモティ・フレーニ(ヴァイオリン)、迫間野百合(ヴァイオリン)、ナタン・パルーゼル(ヴィオラ)、マルコ・テストーリ(チェロ)、マルゲリータ・ナルディーニ(ヴィオローネ)、マッテーオ・メッソーリ(チェンバロ)の6名。なお、CDに添付された楽曲解説(ジャン・ド・ロトル)によると、この協奏曲はアントニオ・ヴィヴァルディのイ短調のヴァイオリン協奏曲(RV 355)の動機をもちいているとのことです。

CD : GCD 924702(Glossa)

GCD 924702

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昨日からききはじめた、リナ・トゥール・ボネたちにのアルバム「Johann Sebastian Bach / Himmelsburg」(2022年録音)。表題の「Himmelsburg」は「天国の城」あるいは「天の城」と訳される、ヴァイマール宮廷の教会(1658年に落成し1774年に焼失)のこと。トゥール・ボネのYoutubeチャンネルLina tur bonetには、Bach Himmelsburgという、みずから解説しているプロモーション映像があり、演奏会のようすだけでなく、ヴァイマール城などの絵画なども挿入され参考になります。

さて、今日きくのは収録順どおりニ短調のヴァイオリン協奏曲(BWV1052R)。ニ短調といっても「2つの」ヴァイオリンのための協奏曲ではなく、同調のチェンバロ協奏曲第1番からのいわゆる復元協奏曲(再構成された協奏曲)のほうです。共演のムジカ・アルケミカは、ティモティ・フレーニ(ヴァイオリン)、迫間野百合(ヴァイオリン)、ナタン・パルーゼル(ヴィオラ)、マルコ・テストーリ(チェロ)、マルゲリータ・ナルディーニ(ヴィオローネ)、マッテーオ・メッソーリという6名での編成です。

CD : GCD 924702(Glossa)

GCD 924702

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今日からきいていくのは、リナ・トゥール・ボネとムジカ・アルケミカの「Johann Sebastian Bach / Himmelsburg」です。2022年に録音されたアルバムには、再構成をふくむ4曲のヴァイオリン協奏曲が収録されており、ここではホ長調のヴァイオリン協奏曲(BWV1042)から収録順どおりに楽しむことにします。ヴァイオリン独奏と指揮のボネのほか奏者は、ティモティ・フレーニ(ヴァイオリン)、迫間野百合(ヴァイオリン)、ナタン・パルーゼル(ヴィオラ)、マルコ・テストーリ(チェロ)、マルゲリータ・ナルディーニ(ヴィオローネ)、マッテーオ・メッソーリの6名です。

CD : GCD 924702(Glossa)

GCD 924702

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三位一体節後第18日曜日にきくのは、ユーディ・メニューイン、ジャネット・ベイカー、バース祝祭管弦楽団による「神のみにわが心を捧げん」(EMI "0946 3 97732 2 0)です。このカンタータは全7曲からなるアルト独唱のためのもので、1726年10月20日に初演されました。メニューインたちの録音は60年近くまえの1966年。しかし、音はまずまずで、演奏もさほど古さを感じさせません。ベイカーが清潔に歌う第3曲、第5曲のアリアは、テンポも速めです。第7曲のコラールはアンブロジアン・シンガーズがヴィブラート多めで、表情豊かに歌っています。

0946 3 97732 2 0

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今週のバッハは、キャサリン・マッキントッシュマギー・コールの「Complete Violin & Harpsichord Sonatas」(録音は1995年および1996年)をきいてきました。アルバムにはヴァイオリンと通奏低音のためのソナタも2曲収録されているのですがそれはまたの機会にし、これからきくオブリガート・チェンバロとヴァイオリンのためのソナタ第6番(BWV1019)でひとまずおわりとします。このソナタ第6番には異稿があり、アルバムにも3つの楽章を収録。それらをまじえてきくことも可能ですが、ここではすなおに、ふつうにきかれる構成で楽しみます。マッキントッシュのヴァイオリンは、世代ゆえなのか、好みなのかヴィブラートが多め。第3楽章のアレグロはコールのチェンバロ独奏で、なかなか推進力があり楽しめます。使用楽器は、ジョヴァンニ・グランチーノの1703年製のヴァイオリンと、ジャン・アントワーヌ・ヴォードリーの1681年製にもとづくアンドルー・ガーリックの1995年製のチェンバロです。

CD : CHAN 0603(Chandos Records)

CHAN 0603

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今朝のバッハは、いまレギュラーできいているキャサリン・マッキントッシュマギー・コールの「Complete Violin & Harpsichord Sonatas」から、オブリガート・チェンバロとヴァイオリンのためのソナタ第5番(BWV1018)です。第5番はすべての楽章が短調で、深い情趣をたたえています。2人の録音は1995年と1996年。使用楽器は、マッキントッシュがジョヴァンニ・グランチーノの1703年製のヴァイオリンで、コールがアンドルー・ガーリックの1995年製のチェンバロ(ジャン・アントワーヌ・ヴォードリーの1681年製にもとづく)です。

CD : CHAN 0603(Chandos Records)

CHAN 0603

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キャサリン・マッキントッシュ(ヴァイオリン)とマギー・コール(チェンバロ)の演奏で楽しんでいる、6曲のオブリガート・チェンバロとヴァイオリンのためのソナタ。1995年と1996年録音に録音された2人のアルバム、「Complete Violin & Harpsichord Sonatas」から番号順(≠収録順)にきいており、これから楽しむのはソナタ第4番(BWV1017)です。使用楽器はジョヴァンニ・グランチーノの1703年製のヴァイオリンと、アンドルー・ガーリックの1995年製のチェンバロ(ジャン・アントワーヌ・ヴォードリーの1681年製にもとづく)です。

CD : CHAN 0603(Chandos Records)

CHAN 0603

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朝夕ずいぶん涼しくなってきて、音楽を楽しむにもよい季節となってきました。今宵きくのはフランソワ・クープランのチェンバロ(クラヴサン)曲。グスタフ・レオンハルトが1995年に録音した「Works for Harpsichord / Couperin / Gustav Leonhardt」(PHILIPS 454 470-2)には、複数の「クラヴサン曲集」から3組曲が収録されており、ここでは第1巻の第2組曲を楽しみます。使用楽器については不明ですが、30年近くまえの録音ながら、まだまだじゅうぶん美しさをとどめています。

454 470-2

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今週きいているのは、キャサリン・マッキントッシュマギー・コールの「Complete Violin & Harpsichord Sonatas」(1995年および1996年録音)です。アルバムには8曲のヴァイオリン・ソナタがふくまれますが、通奏低音とのソナタはのぞき、オブリガート・チェンバロとのソナタのみを楽しんでいます。これからきくのはソナタ第3番(BWV1016)。使用楽器は、マッキントッシュがジョヴァンニ・グランチーノの1703年製のヴァイオリン、コールがアンドルー・ガーリックの1995年製の二段鍵盤のチェンバロ(ジャン・アントワーヌ・ヴォードリーの1681年製にもとづく)です。

CD : CHAN 0603(Chandos Records)

CHAN 0603

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