大相撲秋場所 初日
東十10 旭南海1勝0敗○ 突き落とし● 双大竜0勝1敗 西十10
東幕22 里山 1勝0敗 ○ 腕捻り ● 0勝1敗 玉皇 西幕21
東京両国国技館。
秋場所は、きょう初日をむかえました。
きのうの雨はあがり、さわやかな秋空がひろがっています、東京両国国技館上空です。
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里山の体にテーピングは見られません。
「今場所は体調はいい」と放送された。
↓ 立ち合いの瞬間。
左が里山、仕切り線からやや下がっての立ち合い。
両者の脚に注目。
里山の右足は、大きく踏み込んでいるのに対し、玉皇(たまおう)の脚は、そろってしまっていて、開いている。
頭を低く、前に出る動きが感じられる里山(左)、
この写真は、里山の攻めの意識と気合をとらえている。
一方の玉皇(たまおう)右は、
わきを閉め、里山の差し手を警戒し、防戦の意識から、動きが感じられない。
きょうの一番のツボをとらえた、写真といっていいだろう。
勝負は、このあと2秒足らずで決する。
玉皇(たまおう)の動きも、悪くはなかった。
里山の右を封じている。
↑ 瞬間に里山が下から起こし、玉皇の上体が上の写真と比べ、起ってしまっているのに注目。里山の足の位置に変化はない。
↑ 里山の右手がぬける瞬間
腰を落とすと、玉皇の体勢がくずれます。
里山はまだ、相手の右腕を引いているわけではない。
合気道の技を見ているようだった。
ここではじめて両手で左腕(かいな)をひねるのである。
体を回転させると、玉皇は、勢いがついて土俵中央で巨体を一回転させ、勢いあまって土俵下に転落した。