奄美 海風blog

写真。植物や本 ネットで映画感想。相撲見てツイート
04年4月~14年11月ブログ人
トップへはタイトルをクリック

『西郷隆盛』 第九巻 単行本 海音寺 潮五郎 (著) 2008/3/7

2015年09月26日 | 本と雑誌

西郷隆盛 第九巻 単行本   2008/3/7
 
海音寺 潮五郎   (著)

amazon 内容(「BOOK」データベースより)

鳥羽・伏見の戦いに敗れた慶喜は恭順。西郷と勝の会議で江戸城総攻撃は回避されたが、上野戦争が勃発する―。著者の生命を燃焼させた幕末維新史の決定版、ついに完結

amazon 登録情報

単行本: 379ページ
出版社: 朝日新聞社; 新装版 (2008/3/7)

=====


上野の銅像の話からはじまって、上野戦争で終わり、これが著者の絶筆となった。

『武将列伝』や『悪人列伝』その他なども遠い昔に読んだ記憶があるのだが、

史伝とはこういうものだったのか。
膨大な史料、当時の手紙などをていねいな現代語訳で示し、それ自体が幕末維新の歴史を語る。

著者の考えも小説と違い直接的だ。

「伝記というものは、ほれこんで、好きで好きでたまらない者が書くべきものと、私は信じています。」(一巻あとがき)であっても、ひいきの引き倒しにはならないのである。
その記述の詳細さは、これまで読んだ西郷伝や維新史を圧倒している。著名な作家や歴史家の説も、もう簡単に鵜呑みにしてはいけない。


西郷隆盛ほど多くの伝記が書かれている人物は、イエスキリストをのぞけば
ほかにはいないだろう、とはよく言われるが、
本書は、個人の伝記としては世界的にみても最も長いものになるのではないだろうか。
大変な長編である。

明治六年(征韓論 遣韓大使をめぐる論争)政変 西南戦争 大久保の死 ともっとも読みたかった
ところにさしかかる前に、絶筆となってしまった。

しかし、第一巻からふりかえると、西郷の敬天愛人の思想についてそのつど語られ、他の西郷伝記や研究書にある誤解や盲説はていねいに、しりぞけられている。

征韓論について後世の誤解(一般に考えられているような、内治が先か外事が先かの論争ではない)についての見解や

西郷と大久保との違いなどについては、これまでにほぼ浮かび上がっていたのだが西南戦争での城山での死については、もう少し読みたかった。

統制主義の久光に取り入って出世した大久保、統制(久光)嫌い西郷との違い。

大久保の内務省国家・警察国家路線は、後継者によって継がれ、昭和の敗戦まで続いたが、城山の露と消えてしまった西郷は、

戦後の新しい価値観からは、否定的にみられる傾向もある。

これまでの西郷に関する本の著者が、ないがしろにしてきた、奄美での西郷の暮らしや、その間の中央政治の動きについて詳しくかかれている。

 それは、維新史を考える上でも西郷の思想を知るうえでも重要なことである。

=====もちろん鹿児島が日本近代のさきがけになることができたのは。西郷や大久保など政治的英雄がいたからだけではない。

世界にひらけた海や、地理的条件、海外の新しい文化や実学の知識と技術を吸収した学者や、技術を具体化して人々の存在を抜きにして歴史は語れないのだが。

 関連このブログ

『西郷隆盛』 第八巻 単行本  海音寺 潮五郎 (著)

2015年09月17日 | カテゴリ 本と雑誌


 


9月場所14日目 奄美力士の結果 星取表

2015年09月26日 | 大相撲

9月場所14日目 奄美力士の結果 星取表

十両

里山(さとやま)奄美市・笠利町 尾上 
9月西十両四枚目 *****OOOOO**O* 6勝8敗      

7月西前頭15 O***O*O***OO*** 5勝10敗
5月東十4 *OO*OOO*O*O*O*O   9勝6敗

平成19年5月  西前12    *O*****OOOO*O*O 7勝8敗   
平成19年7月  西前12    *O***O********* 2勝13敗 

平成26年1月  西前16    OO*O*OO**O*O*** 7勝8敗   
平成26年3月  西前16    O**O***O******O 4勝11敗

若乃島(わかのしま)奄美大島・龍郷町 芝田山
9月西十両七枚目 O*OO***O*O***O  6勝8敗

7月東十12  *OOOO**OO*O*OO* 9勝6敗 
5月東十14 OOO**OO*O**O**O 8勝7敗

千代皇(ちよおう)与論島・与論町 九重
9月東十両十一枚目 ***OOO**O*OO*O7勝7敗

7月 西十8 O*OO*O**O****O* 6勝9敗
5月西十10 *OOOO**OOO*O***  8勝7敗

幕下

勝誠(しょうせい) 奄美大島・宇検村  境川
9月西幕下十五枚目-O-O*-O--*-*O-  4勝3敗

7月西下23 -O*--*O-O-*-O-- 4勝3 
5月東幕43 O-O-*-O-O-*---O 5勝2敗

明生(めいせい)奄美大島・瀬戸内町  立浪
9月西幕下十九枚目 -OO-*--O-O-O*-  5勝2敗

7月東下7 *-O--**--O*-*-- 2勝5敗 
5月西幕8 -*-O-O-O*--O--*  4勝3敗
 
慶天海けいてんかい 奄美大島・瀬戸内町阿武松
9月西幕下四十四枚目 -O-O*--*-OO---  4勝2敗

7月西下28 *--O-*-*-O-*--* 2勝5敗 
5月西幕11 -*O--O-*-*-*--* 2勝5敗

三段目

徳州山(とくしゅうざん) 徳之島・天城町 二所関 
9月東三段目三十四枚目 --------------  0勝0敗

7月西三45 O-*-*--OO-O--*- 4勝3敗 
5月西三19 -O-O*--**--*--* 2勝5敗

霧乃龍(きりのりゅう) 喜界島・喜界町 陸奥
9月東三段目七十五枚目-O*-O-O-*-*--O  4勝3敗

7月西三93 -O*--O-*-O*-O-- 4勝3敗 
5月西二28 *-O-*--O-OO--O-  5勝2敗

蘇(いける) 奄美大島・瀬戸内町  阿武松
9月東三段目八十三枚目 --------------  0勝0敗

7月西三22 --------------- 0勝0敗 
5月西幕42 ---------------  0勝0敗

喜ノ国(よしのくに) 喜界島・喜界町   境川
9月西三段目八十三枚目O--*O--*-OO---  4勝2敗

7月西三52 -*-O*--**-*--O- 2勝5敗 
5月西三69 O--O*-*--*-OO--  4勝3敗 

序二段

榮(さかえ) 奄美市笠利町  境川
9月東序二段三十一枚目 -O-OO-O-O--OO-  7勝0敗 

7月西三7  --------------- 0勝0敗 
5月東三10 ---------------   0勝0敗

榮(さかえ)は、里山 若乃島と同じ 奄美市笠利町の赤木名中学校出身、里山と同じ鹿児島商業へ進み、境川部屋へ

このまま順調に出世すれば、同じ中学から同時に3人の関取が、本場所の同じ土俵に上がるという、世界的にもめずらいいことがおこることも夢ではない。

あの広い北海道にも現在、関取は、東十両十三枚目  旭大星(きょくたいせい)  一人しかいない。日本相撲協会 HP 力士を探す

14日目終了時点

十両は元小結で31歳の松鳳山=二所ノ関部屋=が13勝目で優勝

来場所の再入幕が濃厚

幕下は7人が6勝1敗で並ぶ。

三段目は大輝=八角部屋=、序ノ口は黒沢=入間川部屋=が、ともに7戦全勝で13日目に優勝を決めた。

序二段は 浜町=九重部屋=と栄=境川部屋=が7戦全勝。幕下力士とともに、明日の千秋楽に優勝決定戦が行われる。

徳大宝(とくたいほう) 徳之島・天城町   境川
9月東序二段四十五枚目 *-O--O-O-O*--* 4勝3敗

7月西二14 -O*--*-OO-*-*-- 3勝4敗
5月西三96 -O-OO--**-*--*-    3勝4敗

奄美岳(あまみだけ)奄美市・笠利町 北の湖
9月東序二段七十四枚目O-O-O-*--O-*-*  4勝3

7月東二21  *-*--*-O-**---* 1勝6敗
5月西二62 -O*-O--O-*-O--O 5勝2敗

朝ノ島(あさのしま) 徳之島・徳之島町 高砂
9月西序二段七十九枚目 -O-*-*-OO--*O- 4勝3敗

7月東口17 O-*--O-*-*-O-O- 4勝3敗 
5月東二61 --------------    0勝0敗

大和浪(やまとなみ) 奄美大島・宇検村立浪
9月東序二段八十一枚目 *-*-O--*-OO-O-  4勝3敗

7月東二42 -*-*-*-*O--*--O 2勝5敗
5月東二85 O--*-O*-O--O-O- 5勝2敗

序の口

なし